見出し画像

EXITさんの冠番組3点盛り

 テレビ東京「EXITのベルギー行ったらモテる奴」は、来るゲストが口をそろえて「何の番組?」と首をかしげる不思議な番組です。そう、我々ジッターもよく分からない。

 番組当初の平成初期を思い出させるお色気路線?から、ネタバトル、お笑いサッカー、恋愛リアリティショー、グルメ紹介まで、雑多でカオスな内容に一貫して強引にねじ込まれるベルギーのサッカーチーム「シントトロイデン」の情報。最初は後方にずらりと並ぶ「シントトロイデンガールズ」という謎女性たちに気圧されて緊張しつつ視聴していましたが、みちょぱさんがレギュラーになる頃には「EXITさんとみちょぱさんがいたらそれはもうななにーで、そこで兼近さんがオーダー!って言いながらベルを鳴らしたら、それはもうななにーに中居くんが来たと言っても差し支えないのでは?」と錯乱する有様です。そんな誤認知を引き起こす不思議な深夜番組なのです。タイトルからしてもう不思議。「ベルギー行ったら」どうなるのだ?

 ただ、何の企画をやっても変わらないのが、EXITのお二人が醸し出すリラックスしてフレンドリーな雰囲気です。ゆるふわすぎてゲストが戸惑っている時も、「そんなに肩ひじ張らなくてもいいですよ」とウェルカムなスタンスで優しく迎え入れてくださる。結果として、ガツガツした肉食系な雰囲気にはならず、EXITさん特有の安心して視聴できるプログラムになっている・・・ようにお見受けします。

 以前行われたベルモテ流恋愛リアリティショーという企画では、よく見るとクラス替え直後の炊事遠足と同じ光景が繰り広げられており、新学期の学級担任には胃が痛くなる内容でした。面白かった!面白かったんですよ!!!?ただ、4~5月、クラス替え直後でまだお互いの距離感や個性を掴めていない手探りの時期に、「炊事をする」「レクリエーションを行う」などの目的を設定して、集団が協力せざるを得ない状況を強制的に作り出すあの緊張感はしんどい。

 炊事と交流を同時に上手くこなしてみんなと仲良くなれる学級なんて一握りです。料理に集中しすぎて誰とも話さない人、ずーっと友達とおしゃべりしてる人、気が利く人、右手で左ひじを押さえて棒立ちの人・・・集団参加のパターンってある程度決まっているんじゃないでしょうか。りんたろーさんはやっぱりこういうときちゃんと仕切ると思います。目上の人にやれと言われたことを遂行しようと健気にがんばるあの生真面目さ。たぶん炊飯遠足でも活躍して、二日後の学級会で学級役員に選ばれる。兼近さんは今でこそばりばり仕切って最速でカレー完成させるぞ!とかやってくれそうですが、どうでしょうか、物心つくかつかないかの頃の大樹少年は、何をしでかすか分からないですよね、カレーそっちのけで行っちゃいけない川の方まで行っちゃって、後でめっちゃ叱られてるかもしれない・・・(虚言)。案外、いざ炊事となったらよく働いて「あいつなかなかやるじゃん!」と一部の教員に一目置かれ、運動会とかで「応援団長やってくれないか」って頼まれたりするかもしれません。

 とにかく、このカオス番組は数多ある海外サッカーチームの中で「シントトロイデン」のみの情報が突然ぶっこまれてくる謎構成がキモだと思うので、いつまでもしつこく橋岡選手を追い続けてほしいと思います。橋岡選手めっちゃ面白かった。本当に今年中に日本のバラエティに見つかるかもしれない。



 TVhテレビ北海道「EXITのアヤシイTV」の一周年振り返り企画をしつこく何回も見ておりました。やっぱり良くも悪くも道民は身内びいき、地元びいきなところがあって、地元がフィーチャーされると軽率に喜びます。だから狸小路ロケからいきなりテンションが上がってしまうのです。地元の友達とすれ違った瞬間、兼近さんの語彙が一般中学生と同じになってしまったのも驚く。(「ちょぉ!こい!ちょぉ!こい!」)つぎはおおどおりこうえんかんぜんせいはだ!

 ストレスフリーなロケをして「夜明けのラヴィット」でいじられまくっていたりんたろーさんですが、アヤシイTVのロケでもリラックスしているのが印象的。紋別流氷祭りのロケとか、ほっこりしました。紋別に行くと、兼近さんはやっぱり「札幌新川の都会の子」に見えるし、急にりんたろーさんが「道東紋別の素朴な子」に見えたのが不思議。

 エスコンフィールド回も面白かったです!社長、学生、幼馴染、マッサージ師を引き連れてEXILEに突撃する兼近さんは、まさに衝動に突き動かされていたと思います!怖いものなしか!最終的に焚火を囲んで一般人の皆様からこれからの企画を出してもらうというハートフルな展開になったのですが、皆様から出された案がすべて実現するといいなと思いました。個人的には、EXITさんにはぜひ北海道の試される大地に試されてほしいと思っています。新鮮な気がするからです。年に2回くらいでいいです。豊平川の源流まで行ってほしい。あと真駒内の「地上を走る地下鉄」に乗って混乱してほしい。兼近さんが小学校の時にやった地下鉄スタンプラリーをしてほしい。(試されてない)


 「EXITV」さんは、ついに放送100回記念ということで、本当におめでとうございます!!!!兼近さんがおっしゃるように、ちょいちょいストロングスタイルのお笑い企画をぶち込んでくるEXITVさん、本当に好き。東野パイセンがゲストでいらっしゃった回とか、すごく印象に残っています。(未だに「板コップ板コップ板コップ・・・」という不可思議な芸の説明を思い出します。)もう一度ゲストで来てくださらないかしら。「テレビの歴史を知らない兼近さん」が、過去のコンテンツを先輩に教えてもらい、感心したり驚いたり若干引いたりしている様子を見るのが楽しいので、定期的に大御所兄さんに来てほしいです。


 そして、やっぱりゲストの皆様がみんな「こんなにゆるくていいんだろうか」と若干半笑いなのが大好きです。先日の四千頭身ゲスト回で都築さんが「これくらいがちょうどいい」とおっしゃっていた、まさにそんな雰囲気なのだと思います。すごくホーム感があって、見ているこちらもゆったりした気持ちになることができます。

 

 そして、真剣にCreepy Nutsさんが来てくれることを願っています。