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ロイターNY市場サマリーで今週を振り返る。2023年5月5日

NY市場サマリー(1日)ドル2週間ぶり高値、利回り上昇 株横ばい
[1日 ロイター]<株式>から要約

株式はほぼ横ばいで終了しました。中堅銀行ファースト・リパブリック銀行の破綻が消化される中、今週予想されるFRBの追加利上げを見極める動きが出ています。カリフォルニア州の金融当局は、経営不振のファースト・リパブリック銀行を公的管理下に置き、資産をJPモルガン・チェース銀行に売却すると発表しました。

NY市場サマリー(2日)主要3株価指数1%超安、ドル下落 国債利回り低下
[2日 ロイター]<株式>から要約

主要株価3指数が軒並み1%超下落しました。金融システムに対する懸念が再燃する中、地銀が売りを浴び、FOMCの結果を3日に控え、警戒感が強まりました。FRBは3日までに開く会合で0.25%ポイント利上げを実施すると幅広く予想されています。

LPLファイナンシャルのチーフグローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「(破綻が)これで終わりではなく、金利が上昇し、さらなる問題を引き起こすきっかけになり得るという懸念がある」と指摘。さらに、地銀に関連する商業用不動産の問題がますます取り沙汰されていることにも言及した。

NY市場サマリー(2日)主要3株価指数1%超安、ドル下落 国債利回り低下 | ロイター

NY市場サマリー(3日)株価続落、ドル下落 利回り低下
[3日 ロイター] <株式>から要約

株式は続落して取引を終えました。当初は上昇していたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見で、FRBの次の一手に不透明感が残ったことで、下落に転じました。パウエル議長は、FRBは依然としてインフレ率が高すぎるとみており、利上げサイクルが終わったと考えるのは早すぎると述べました。

NY市場サマリー(4日)ドル対ユーロで上昇、株続落
[4日 ロイター] <株式>から要約

株式が続落し、カリフォルニア州の銀行持ち株会社パックウエスト・バンコープが戦略的選択肢を模索していることが明らかになり、金融機関の健全性への懸念が深まりました。パックウエストは51%安で、複数のパートナー・投資家候補とあらゆる選択肢の検討を続けており、協議は進行中です。このほかの地域金融機関の株価も売り込まれました。

NY市場サマリー(5日)株反発、ドル指数下落 利回り上昇
[5日 ロイター] <株式>から要約

1月6日以降、ダウ・ジョーンズ工業株30種が最大の上昇率を記録した。アップルの好決算発表により、株価は4%以上上昇し、米国の雇用統計が堅調な労働市場を示したこともプラスに働いた。米地銀の株価回復もあり、パックウエスト・バンコープは81.7%、ウエスタン・アライアンス・バンコープは49.2%上昇した。投資家の不安心理の度合いを示すボラティリティー・インデックスは、大幅に低下し、アップルが他のハイテク株の上昇を牽引し、S&P主要11セクター全てが上昇した。

米労働省が5日発表した4月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は25万3000人増加で、エコノミストの予想(18万人増)を大幅に上回った。失業率は53年ぶりの低水準となる3.4%に改善した。労働市場が強さを維持していることが示され、米連邦準備理事会(FRB)は当面、利上げを継続する可能性がある。

NY市場サマリー(5日)株反発、ドル指数下落 利回り上昇 | Reuters

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