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ロイターNY市場サマリーで今週を振り返る。2023年6月10日

以下、記事の要約です。

NY市場サマリー(5日)株反落、ドル下落、利回りおおむね低下
米国株式市場は反落。FRBが利上げ一時停止か見極め中。アップルは開発者会議控えて最大2.2%上昇し過去最高値更新も終値は0.8%安。拡張現実ヘッドセット発表。他の大型成長株はまちまち。エヌビディアは0.4%下落、テスラは1.7%高。中国製EV販売増加。ISMが非製造業指数低下、FRB利上げ停止の可能性高まる。

NY市場サマリー(6日)株反発、ドルが対円・ユーロで上昇、利回り小幅上昇
米国株式市場は反発し、金融など景気敏感セクターの一部が上昇。来週の消費者物価指数発表とFOMC待ちの中、投資家は楽観的な姿勢を見せている。S&P 500は安値から約20%上昇し、上昇ペースは鈍化している。金融セクターが主導し、地域銀行株や小型株が上昇した。一方、仮想通貨交換業のCoinbaseはSECに提訴され、12.09%急落した。

NY市場サマリー(7日)S&Pとナスダック反落、ドル/円じり高、利回り上昇
米国株式市場はS&P 500とナスダック総合が反落し、利益確定の動きが見られた。しかし、小型株で構成されるラッセル2000指数は1.78%上昇し、大型グロース株に対するアウトパフォーマンスが続いた。5月の消費者物価指数はやや鈍化が予想されるものの、コアインフレは高止まりの見通し。米国債利回りの上昇とカナダ銀行の利上げを受け、来週のFOMCでのタカ派スタンスを予想する声が広がった。ウェルズ・ファーゴはネットフリックスの目標株価を$400から$500に引き上げ、株価は0.12%上昇した。

NY市場サマリー(8日)株上昇、ドル下落、利回り低下
米国株式市場は上昇し、ハイテク株がけん引役となった。投資家の不安心理を示す恐怖指数(VIX)がパンデミック後の最低水準を更新し、ボラティリティー市場において関与を避ける姿勢が見られた。市場は次のFOMCでの政策金利据え置き確率を73%、7月の利上げ確率を50%と評価している。2年債利回りは一時上昇した後に低下し、労働市場の減速を示唆する新規失業保険申請件数の増加が影響した。アマゾン、エヌビディア、アップル、テスラは上昇した。ウェルズ・ファーゴはアマゾンに対して「オーバーウエート」の投資判断を開始した。

NY市場サマリー(9日)ドル高、株式小幅続伸 利回り上昇
米国株式市場は小幅に上昇しましたが、5月の米国消費者物価指数(CPI)の発表や来週のFOMCを控えて警戒感が広がり、S&P 500は高値からの押し戻しとなりました。テスラは4.06%上昇し、2021年1月以来の最長連騰を記録しました。自動車大手のGMがテスラの急速充電施設「スーパーチャージャー」のネットワーク利用に合意したことが好感されました。S&P 500は過去最低水準から20%上昇し、強気相場のシグナルとされます。アップル、AMD、NVIDIAなども上昇しました。一方、ターゲットは売上高減少の見通しを示したことで下落し、アドビとNetflixは上昇しました。値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回る動きが見られました。

S&P500強気相場入りとは。

労働市場やインフレ率に関しては反応が和らいだ感のある昨今。注目は金利の動向だけですかね。

静に商業用不動産危機が進行中でしょうか。


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