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苦楽混同という価値観

僕は、「コンビニ禁止令」を彼に出した。
彼は、「Youtube禁止令」を僕に出した。

コンビニは利便性が高く、豊富な品揃えの実家の冷蔵庫のような存在だ。
小腹が空いたらコンビニに行く。
コピーが必要になったらコンビニに行く。
街を歩けば至る所にコンビニがあり、日常で全く使わないという人は非常に少ない。

そんな現代の象徴のような存在を、毎日利用する彼に対して、あそび(隙間)がなく感じたから、僕は1ヶ月間「コンビニ禁止令」を出した。

左脳(論理的思考)が強い人は言うだろう。
「そんなことやって何の意味があるん?(笑)」
そりゃそうだ。
何なら、僕も彼も思っている。
でも、無意味だからこそ、やる意義があると感じている。

コンビニを禁止にすることも、Youtubeを禁止することも、坊主にすることも、何の意味もないように見える。
ただ、僕らは笑いながら「アホだなあ」なんて言いながら、やる。

その話の流れから、彼はいきなり今月海外に行くことを決め、僕は起業することを決めた。
アホっぽい。
笑いながら、自分の枠の外のことをやるのが面白い。

やる前から意味を考えるのは、AIがやればいい。
僕らは人間だ。
枠の外の体感を伴うと、必ず感情が動く。
人間らしさとは、アホらしくて、青春の香りがするかもしれない。

『論理を積み重ねれば、正しい答えに辿り着く。
ただし、それが人を動かす答えとは限らない。』
ってどっかの誰かが言っていた。
これからの時代は、より一層そうなんだろう。
(論理的な人の話や、昭和型のマネジメントが通用しないのは納得)

時々、鏡を見て思う。
なんで25歳になって坊主にしたんだ?笑

年末年始に地元に帰って、100回くらい「何で坊主にしたん!?」って聞かれたけど、真相はこんな感じです。
「面白そうだから」
以上。
理由がないのが、本当の理由。

僕は彼と毎月、意味もなく何かを手放し、10年後の未来から観た目標を作っている。
最高に楽しい。
苦しい。逃げ出したい。ウザすぎる。
(痛いところつく提案をしてきて腹立たしいから、もっとキツイ提案をしてやろうという悪循環に入っております。笑)
でも、活力に満ちて魂が喜んでいる。
来月が待ちきれないほどにニヤけている。

彼と出会ってちょうど10年か?
唯一無二のかけがえのない存在だ。

生涯を共にしたいという彼女と過ごし、アホらしく日常を過ごせる仲間がいて、困った時に連絡できる人生の先輩がいて、帰れる故郷がある。
なんて幸せで、なんて運の良い人生だ。
と、心から思えている。
ありがとう。


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