ルーフトップバーと海外現地採用

各人材会社はWebマーケ対策と称して、ブログ・メルマガを駆使し、そのコンテンツを充実させるべく、「海外での現地採用勤務がいかにバラ色ですばらしいものか」と喧伝する。海外転職の成功譚。バンコクを皮切りに東南アジアで大流行している、いわゆる「ルーフトップバー」で楽しそうな飲み会写真などが添付されている、あれ(笑)。

このWebサイトなんか、その一例。
■週間ABROADERS

http://www.abroaders.jp/weekly/

こういうの見て、「よし、俺もいっちょ海外就職!」とかいう御仁もおられるだろう。

筆者自身、こうした成功譚の主人公に何度かお目にかかり、海外転職のお手伝いをさせていただいたことがあります。

ただ、こういう方々はなにも海外転職に関する特別なスキルや適性があるということではない。ざっくりと彼・彼女たちに多いのは

・概してフレンドリー

・寂しがり屋

・30歳以下

・低所得者

・自己肯定感が弱い(そのため、意外と計算高い)

という感じですかね。

こうした方々にとっての「海外転職の成功譚」の象徴が、あの「ルーフトップバーでの乾杯写真」かと。

筆者自身も「海外転職」を経験した身であり、「なぜ、海外なんですか?」「どういうきっかけで海外なんですか?」と、よく質問されます。

いつも「ただなんとなく」とか「なりゆきで」と答えているんですが、正味のところ、3・11以外大したきっかけも野望もなく、サラッと踏み出しました。後からこじつけて、「閉塞感を感じていた」「人生最大のチャレンジ」という場合もありますが、半分ぐらいウソです。

ということで今後は、

「海外転職とはルーフトップバーでハッスルすることである」


というコンセプトを大いに広めていきたいと思います!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?