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発展ってなに?

国際協力NGO CBBでインターンをしている北海道教育大学4年の原 拓真(はら たくま)です。

カンボジアの笑顔

カンボジアの人たちと接していて、一番感じること。

それは、みんな笑顔を見せてくれるということです。

道ですれ違ったとき。

市場で買い物したとき。

生徒がCBBの学びに来た時。

生徒がCBBから帰るとき。

カンボジアの人たちは、目が合うといつもニコッとして、声もかけてくれます。

私までつられて、笑顔になってしまいます。

それだけで、心が満たされます。


さらに、カンボジアの人たちはとても親切です。

先日、いつも買い物をしているお店の方とインターン生でお酒を飲んでいたのですが、そのお店で売っているかなり強いお酒を、タダで振舞って頂きました。(飲みすぎました。)

CBBに通っている生徒が、インターン生にアイスを買ってきてくれたこともあります。

カンボジア人のやさしさに触れました。

完全にカンボジア人の国民性に惹かれてしまいました。

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心の豊かさ

私は生まれてから21年間、日本で過ごしてきたので、どうしても日本と比べてしまいますが、

日本で過ごしていた時よりも、人の笑顔を見る回数が圧倒的に多い印象です。

カンボジアと聞くと、貧困、発展途上、地雷などのイメージを持つ方もいるかもしれません。

たしかに、カンボジアの経済、生活水準、教育、衛生などは、先進国よりも劣りますが、

心の豊かさは、先進国を凌ぐものだと思います。

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発展とは何か

ここで疑問が生まれました。

「発展って何だろう」

世界的に見ても、日本は”発展している”とよく言われます。

確かに、生活水準や技術水準、経済発展が大きく進んだ先進国です。

しかし、日本人の心の発展(幸せ)はどうでしょう。


誰かが失敗したりミスをすると、すぐにSNSなどで叩かれて炎上。

真相について詳しく知らない人たちが、大衆化して、批判を浴びせかける。

何かに挑戦しようとする人たちを、潰そうとしたり、後ろ指さしたりする風潮。

ちょっと人と違うだけで、差別化されて、いじめの対象になる。

狭く冷たい社会のような気がします。


日本の若者の死因の原因の、最も多いのは「自殺」と言われています。

なぜ、こんなにも恵まれた国にも関わらず、自ら命を絶たざるをえないのか。

はっきりとはわかりませんが、きっと上記に挙げたように、今の社会に生きづらさを感じているのではないかと思います。


発展した国が日本であるというなら、カンボジアにはそのようになってほしくないと思いました。

発展しすぎは、もしかしたら、人々の心の豊かさ、余裕、幸せをそいでしまうものなのかもしれないとも思うようになってきました。

何をもって発展というか?

発展=幸せ

なのか。

皆さんの思うところがあれば、ぜひコメントなどお待ちしております。

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クラウドファンディングのお知らせ

現在、私たちは、カンボジアで中退した中高生の復学支援プロジェクトを行っています。皆さんのできる形でのご支援・ご協力をよろしくお願いします。




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