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【表現評論】WhitePowder「LAMUNATION!」コアレビュー Part 6 らむねルート①

新作ラムネを開発しよう

fig. 54 授業の一環(のはず)

登校日の朝、らむねは月菜にラムネを配達し、陽菜の車で一緒に投稿する。地元の子供たちとゴルフをするという授業であるはずなのだが、なぜからむねと陽菜は水着を着ている。fig. 54ではらむねが氷水の入ったバケツを持っているが、これはいちじき(あまりよくない意味で)流行したアイスバケツチャレンジのパロディであろう。

fig. 55 物理や化学の観点の考察は禁止します

らむねは希望島B級グルメコンテストの抽選に応募するのだが、今のうちからコンテストに出品する新商品を開発するとのこと。月菜たちはその開発のお手伝いをすることに。といっても実際に作るのは難しいからまずは試飲して意見を出すところからだ。
らむねはずっとアタッシュケースを持ち歩いていたが、その中はラムネ製造機であるようだ。原理はfig. 55のように説明されるが、これが我々の世界で実現可能なのかは私は考えていない。暇な方は考えてみてください。少なくともラムネーションの世界では実現できるということがわかれば十分なのである。

fig. 56 らむねを幸せにしてあげよう

かくして、月菜はらむねを幸せにするためにラムネ工場を手伝うことになった。陽菜の提案は単に「みんなを幸せにして」くらいだったのに、アイリス/レイラルートもらむねルートもヒロインたちの人生にかなり介入している気がする。ゲームの主人公だから当然なんだけど。

尺稼ぎパート

fig. 57 ガソリンはこのくらい安いといいなあ
fig. 58 無理していいこと言わなくてもいいんだぞ

エピソード2は本当に語ることのないパートなのでスクリーンショットを貼るだけにする。

ラムネのディスコ

fig. 59 言っていいことと悪いことがあるだろ

らむねがDJを務める屋外ディスコにやってきた。月菜たちは今年で学園を卒業するわけだが、浮いた話のひとつもない月菜を心配した陽菜が引っ張り出して、浮ついた空気を経験させて誰かとくっつけばいいとそのような作戦である。私はディスコに行った経験はないが、長い時間DJプレイをじっと聞いていたことはある。それはそれで面白い体験だった。

fig. 60-1 酔っ払い男がメルセデスをナンパする
fig. 60-2 酔っ払い男がメルセデスをナンパする
fig. 60-3 酔っ払い男がメルセデスをナンパする
fig. 61 ラムネがソードに

浮ついたディスコだからナンパもある。なんとメルセデスがナンパされてしまいひと悶着に。DJを務めていたらむねが事態を察知し、月菜と協力してナンパ男を撃退することになった。ナンパ男には複数の黒服ボディーガードがいる(なぜ何人も雇えているのか、またこのナンパ男の素性は明らかにならない)。らむねはレイラから受け取ったラムネをソードに変換させ、黒服もろともナンパ男を成敗する。レイラのコーラといいらむねのラムネといい、この世界の炭酸飲料はどうなっているんだ。

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