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家族と自分のために転職しました

はじめまして、もしくは、お久しぶりです。
東京の非IT企業で情シスをしつつ、3歳と0歳の育児をしている「たくまこ」と申します。

このたび、とある企業様とご縁があり転職をすることといたしました。
そのため、自分と同じ様な境遇の方の参考になればと転職活動の経緯や行った工夫をざっくりまとめてみました。

転職活動を始めたきっかけ

今回、私が転職活動を始めるきっかけは主に2つありました。

①会社都合により攻めの情シスができなくなる
②育児をしながら働くには苦しい労働環境

①はよくある、会社の組織変更や方針転換による役割の変化です。
これまでは、情シスが現場に積極的にアプローチをして、業務の見直しや改善、システムの導入や開発を行ってきました。
しかし、会社都合によりこれができなくなり、運用保守がメインになることとなってしまいました。
運用保守が決してつまらないわけではありません。運用や保守は奥が深く、突き詰めればやるべきことはたくさんあるのですが、私自身が「飽きっぽい」ということもあり、同じシステムや環境を見続けることに向いていないため、環境を変えたいと思うようになりました。

②の理由は、簡単に言うと育児をしていると満足に働けないということです。
現在は、私は夫婦ともに実家から遠くに住んでいるため、両親などの援助を受けられない状態です。そのため、妻にだけ家事育児を任せてしまうようなことは絶対にしたく無いので、在宅勤務をメインにするなどして家事育児を分担していました。
そして、家の近くの保育園に入ることもできなかったため、毎日車で片道15分かけて保育園に送迎しています。
これがなかなかシンドイ(汗)
就業時間と保育時間が合わないため、時短勤務をしないとお迎えが間に合わないこともあり、残業もできず、給料も元々良くなかったために時短による控除が加わると生活はなかなか厳しかったです。

そのため自分のやりたい仕事をしたい、育児をしっかりしつつ生活の質を上げたいと思い、一念発起して転職活動をはじめました。

どのように転職を進めたか

転職活動を進める際は、ざっくり下記のような進め方をしていました。

①転職理由の深掘り
②希望条件を明確にする
③求人を探す
④とりあえず応募、話を色々聞いてみる
⑤希望条件を見直す

まず初めに行ったのは、①転職理由の深掘りすることでした。
これをやってよかった理由は、表面的な見えている課題や問題だけでなく、自分が真にやりたい事や困っている事が見えてくるからです。
私の場合は表面的に見えている問題は「業務内容」と「勤務時間」でしたので、「企画や提案、開発ができる環境」で、「時短せずに働ける就業時間の早い会社」を探せば解決できるようにも思っていました。
しかし、それらは「今の目の前の課題」だけであり、少し先、もしくは長い目で見た際に最適解ではないことが転職理由の深堀りをしてわかりました。
例えば、小さい子供がいて短い期間で生活リズムが変わる私にとって「就業時間の早い会社」にすることで解決できるのは「子供の送迎」だけです。
体調不良などで急に呼ばれても対応できない、幼稚園などになって時間が変わったら対応できないなどの問題が残ってしまいます。
その他にも、私は好きなことを仕事にしたいと思っているのですが、いくら好きでも、モチベーションを維持し続けることは難しいです。ではこれまで、どのようにモチベーションを維持してきたかというと、「将来のキャリアイメージに必要な経験が積める」「推せるプロダクトや事業に関われる」時でした。
このように転職の動機や理由を深堀りして考え込んでみて、見えてきた真の目的を達成できる会社を探すと、より良い結果につながるなと感じました。

②の希望条件を明確にするはなるべく「働いてる自分をイメージ」をして、一覧を作るようにしていました。
イメージとは①の深堀りした内容をもとに、例えば、「子供の送迎が行えるようにフレックスで働ける、かつ、急にお迎えに呼ばれても良いように自由に出社と在宅を選べる」とか、
「仕事は好きだから、たくさん経験がつめそうな環境だが、業務負荷が高すぎると育児に支障が出るので上手く業務調整できる環境」など、自分の理想的な生活、働き方を実現した場合の生活イメージです。
欲張りすぎてもいいので、とにかく出して、後からここは妥協できるなどの落とし所を探すと、求人に応募もしやすくなると思います。
そして、後で紹介しますが「希望条件シート」などの形でまとめておくと、求人探しの際などに便利です。

③の求人の探し方は、人それぞれ会う形でやるのが良いかと思います。
参考に私の探し方を紹介すると下記のような探し方をしていました。

①方向性の違う3〜4個の転職サイトを使う
②企業からのスカウトオファーは受けない
③自分の希望条件に合う求人をひたすら探す
④エージェントは職務経歴書や面接サポートのみ

企業やエージェントからの紹介やオファーは自分の条件を満たせていることがあまり多くなく、件数も多いので見るだけで疲れてしまわないようになるべく見ていませんでした。
その代わり、「月曜日の21:00~22:00にリ○ナビで検索して出てきた200件の求人をすべて見る」といったような形で、メリハリを付けて探すようにしていました。
また、求人内容を見るときは、1件1件詳細まで見ると疲れてしまいますし時間もかかるので、②で作った希望条件の最重要項目を満たしているかどうかを流し見で見て、満たしていたものだけ詳細まで見るやり方をしていました。

④とりあえず応募、話を色々聞いてみるは、記載の通り、②の条件を満たしていたらとりあえず応募して見るということです。
色々不安だったり懸念事項があって足踏みしてしまいがちですが、話をすることで自分も理解が進んだり、イメージが固まって来ることもあるので、チャンスが有れば飛び込む勇気は必要だと思いました。
情シスは特に枠が狭く椅子取りゲーム状態ですし、応募して選考を通ってしまっても、面接日を後ろ倒しするとか、フォロー面談を後ろに伸ばすことでそれなりに時期を調整することはできるので、チャンスを逃さないようにする意味合いもあります。
また、「カジュアル面談」も積極的に利用すると良いと思いました。
カジュアルとはいえ、ほぼ面接みたいなこともありますが、企業研究せずに、企業のあれこれを教えてもらえるのはありがたいですし、カジュアル面談なら高圧的な方が出てきにくいと感じているのでおすすめです。
転職エージェントによっては、カジュアル面談を依頼すると調整してくれるので聞くだけ聞いてみるのも良いのではないでしょうか。

転職中にやってよかったこと

①転職理由の深掘りと希望条件を明確化
②希望条件シートの作成、共有
③エージェントの利用
④面接ロールプレイの作成
⑤フォローアップ面談で色々な人と話す

①転職理由の深掘りと希望条件を明確化
これは、上記の通り、やっておくと「転職する理由」や「必要な条件」がしっかりして、自分のためになるのでおすすめです。
やり方は多々あると思いますが、それはまた別の機会に(汗)

②希望条件シートの作成
これも上記に書いた通り、希望条件が明確になっているほど、求人を探しやすく、また面接の時に深く質問しやすくなります。
そのため、何かしらの形でまとめていくことがおすすめです。
また、これを転職エージェント様などに送付すれば、言葉よりも確実に理解してくれるのでおすすめです。

③転職エージェントの利用には賛否両論ありますが、私は賛成派です。
理由はいくつかあるのですが、「面接対策をしてくれる」「職務経歴書を添削してくれる」「エージェントを経由しないと応募できない求人がある」からです。
ただ、エージェントも人なので合う合わないはあると思います。
手サービスのエージェントであれば【チェンジ】ができるので、合わない人であれば無理せず、別の人にチェンジしてもらうように依頼をすることをおすすめします。


④面接ロールプレイの作成
面接ロールプレイとは、簡単に言うと面接で想定される質問に対して事前に回答を書き起こしておくことです。
これにより、自分の強みはなんなのか、自分の弱みはなんなのか、なぜその企業で働きたいのかといった様な自分を見つめ直すきっかけにもなるので、「書いてみる」というのは有効だなと思っています。

⑤フォローアップ面談で色々な人と話す
内定後、現場の方などとお話をする機会を設けてくださる企業様がありますが、企業様から言っていただけなくても、こちらから打診するとフォロー面談をしていただけることもあります。
そういった面談は、転職への迷いがあれば是非参加をおすすめします!
特に、「一緒に働くメンバー」「上長(上司)」「取締役」などの方とできればお話できるとの良しです。
上記の方々とは面接でお会いしているかもしれませんが、「選考中の面接」と「内定後の面談」では、お互いに気持ちが異なります
面接のときは、相手がどんな人かもわからない、他にも競合がいるといった、お互い探り探りの状態で、実際に仕事をするときの接し方とは異なる雰囲気であることも多いです。
そのため、内定後の1度顔をみている、こちらが選ぶ側の状態でお話をすると、また違った一面が見れて、実際の仕事の話まで聞けるので、不安を解消する材料になり得ると思います。
企業様によっては選考中にセッティングを求めてくるところもあるので、チャンスと思い聞きたいことや内情をたくさん聞くために是非参加することをおすすめします。

長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがございました。
転職は疲れるし不安だしで本当に大変だと思います。
でも、現職でどおしても困っている、働き続けられないときは一歩踏み出す勇気が必要だと思っています。
また、求人の有無も時期的なものだったり、会社都合だったりと「運」の要素が絡んできますので、気負いせず、無理をしすぎないように頑張ってください。
皆様が幸せに、満足に働けることをお祈りしております!

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