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"会えない"バンドMr.Children

2023.12/07

Mr.Children tour 2023/24 miss you

@大宮ソニックシティ公演(ネタバレあり)

(※語彙力も文章力もない1人のミスチルファンが、コンサートを浴びて感じた事をただただ連ねていくだけのnoteなので閉じるなら今です)

まずMr.Childrenについて。

ファンクラブに入っていてもなかなかチケットが当たらない。

ファンの母体数が大きすぎる故になかなかに"会えない"バンド。

さらにコロナ禍に突入してからのMr.Childrenは、2年以上コンサートを開催しない時期があったりもして、"会えない"どころか、コンサートの開催すら決まらない。

これも規模が大きすぎるバンド故に、コロナ禍と慎重に向き合ってくれてるのかなと思ってた。

そんな中、

2022年1月に公式から『半世紀へのエントランス』ツアーの開催がアナウンスされた時は、嬉しくて涙が溢れ出た。

「ついにミスチルが動く!」

「30周年だ!」

「ミスチルに"会える"!」


この"会える"というキーワード、
今回のmiss youツアーにも繋がっていきます。

結果、半世紀へのエントランスツアーでのMr.Childrenとの3年ぶりの再会に、
制限付きのコンサートではあったものの、
会えなかった3年という時間をたくさん埋めてもらった。


だいぶ前置きが長くなりましたが、
本題のmiss youツアー大宮公演について。

ap bank fes'23の終了直後に、
アルバムの発売とツアーの開催が決まり、
浮かれまくってたのも束の間、

ツアースケジュールを見てみると、、、


\\\\え、ホールツアーかよ///


そうなんです。

前述のようにMr.Childrenはなかなかチケットが取れないバンドなんです。

ファンクラブに入っててもスタジアムやドーム公演をなんとかチケット確保できるレベルで、アリーナツアーになると一般先行で立ち見席をやっとの思いで確保できるレベル。


さらに規模が小さくなるホールツアーなんてチケット取れるわけないんです。


だけどね、だけどね、奇跡的に大宮ソニックシティのチケットが取れまして、、、


それから大宮公演までの約4ヶ月間、他にもいろんなアーティストのライブの予定はあったけど、ミスチルに"会える"のを原動力にして生きてきた。

(コンサート2日前に「明後日ミスチルのライブなんですけど体調万全にして行きたいので明日休ませてください🥺」って冗談で言ったらなかなかにキレられたのは内緒の話)


そして迎えた当日。


最近はスピッツやGLAYのライブでアリーナ規模の会場に行く事が多かったのもあってか、入場してまず最初に驚いたのは場内の小ささ。


miss youツアーが決まった時と、
チケットが当選した時にも思ったけど、
いざ生でホールを目の当たりにしてみても、
スタジアムやドームを満員にしてるバンドが
こんな小さなステージに出てくる姿が想像できない。笑

開演が近づくにつれて埋まる客席。


開演前の場内アナウンスが終わり、
照明がゆっくりと消えて拍手が湧き起こる。

拍手が鳴り止み、しばらく静寂に包まれた後に
Mr.Childrenの登場。


"やっと会えた"

"再会できた"

"会いたかった。本当に会いたかった"


今だからこうやって言葉にできるけど、
あの時は感情のままに涙が溢れ出てた。

そして何より"Mr.Childrenに会えて嬉しい"

メンバーが楽器を構えて、まず桜井さんがアコギを掻き鳴らす。

それに続くように他のメンバーも楽器を鳴らし始めて、アンサンブルが始まる。


「しばらくして〜」


俺氏「え、、、、ん????」


01.Birthday


まじか、まじか、、、

やっと聞けた、、、、、

これも今だから言葉にできるけど、
メンバーの登場で涙してた俺氏、桜井さんの歌い出しでさらに涙が溢れ出て顔ぐちゃぐちゃになっとりました。

・Mr.Childrenに会えた嬉しさ
・やっと聞けたBirthday
・桜井さんの生声

トリプルパンチがミゾオチにクリーンヒットして体を屈めた。

歌い出しから1番のサビまで記憶にない()

サビの手拍子、サビ終盤では指を突き上げ腕を振る、少し怪しげな間奏を大合唱、最初の1曲で全て出し尽くしちゃうのでは?と思うような熱量のままBirthdayを身体いっぱい使って堪能した。


ここからは印象に残った曲達のみについて書いていくけど、

桜井さんが「しばらくmiss youの曲の世界をお楽しみください(ニュアンス)」と言い、

・Are you sleeping well without me?
・LOST
・アート=神の見えざる手
・雨の日のパレード
・Party is over
・We have no time
・ケモノミチ

新曲を立て続けに演奏した後の、


14. Pieces


ここでこの曲を持ってきたのが印象的だった。

さっきまでの7曲は、miss youの中でも桜井さん以外のメンバーが演奏している事が少なくて、何か物足りないような、心から"ピース"が無くなったのを代弁してくれてるかのようだった。


『その空白はね
これから僕等が夢を描くための余白』


この時に、miss youは名前の如く桜井さん以外のメンバーを恋しくさせる作品なんじゃないかなと初めて思った。


17.声

コロナ禍真っ只中の時から、

「声出しができるようになった最初のコンサートでは『声』を聞きたい!みんなで歌いたい!」と、多くのミスチルファンが言ってた。

そして、満を持しての『声』、サビの大合唱が気持ちよかった。言うまでもないけど。

夏のapという、大合唱するにはもってこいな野外のつま恋でもやれただろうに、ワンマンまで残しておいてくれたのが嬉しかったな。

そして最後のサビの大合唱では、他メンバーの演奏はなくなり桜井さんの歌声だけとなり、さらにマイクなしの生声をオーディエンスに届けてくれるという、この上ない程の贅沢な時間。

桜井さんの生声を聞く機会なんて今後の人生で二度とない。そんな思いで聞いてたら、

JENの「ワーン、ツー!」

18.Your Song

こんなに人を喜ばせるイントロが他にある???

こんなに人を嬉しさで包み込むイントロが他にある???


Mr.Childrenとの再会に相応しい華やかな曲。


アンコール最後の曲『祈り〜涙の軌道』。

ここで言う「祈り」とは、単にコロナも落ち着き元の生活に戻りつつある今、脅かせる事もなくこのまま平穏に音楽を届けたい、コンサートをしたいという、ミスチルからのメッセージかなと思えた。

ステージにセットとして立っていた木に明かりがゆっくり灯される演出がとても素敵だった。


そしてコンサート終了。


割愛してのレポートになったけど、
随所に“Mr.Childrenに会えた嬉しさ"みたいなのを感じてもらえれば幸いです。

今回はセットリストや演出というよりは、
そういうところを重点に置いて書かせていただきました。

2023年はミュージシャンの訃報が多い分、
好きなミュージシャンのライブを観てる時は"会えてる"を実感しながら楽しみたいなと思った。

特にダントツで"会えない"ミュージシャンNo.1のMr.Childrenと会えてる時は余計に。

まあこれからもなかなか会えないんだけども。




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