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宮古島ストロングマン2024 レースレポート

こんにちは。39歳♂、製薬会社で新薬開発に勤しむ傍ら、Ironman世界選手権出場を夢見るトライアスリートです。お喋り怪獣(7歳娘)とGoing my way末っ子長男(4歳息子)の育児を楽しみ、食う・寝る・走る日常に幸せを感じています。このnoteでは、パパ・トライアスリート のトライアスロン 生活を中心に、自由気ままに書いていきたいと思います。

2024シーズン目標

本題のレースレポートの前に今年の目標から。今年はとうとう40歳になります。年齢は唯の数字だと思ってる派ですが、ひとつの節目として、また以前から憧れていたレースとして、12月にニュージーランドのTaupoで開催されるIronman 70.3(ミドルディスタンスのIronmanレース)の世界選手権の切符を本気で目指しています。

スロット獲得(各レース・各エイジ毎に上位数名のみ得られる権利)に向け、当初は秋頃までに国内と台湾とで2レースに出て狙うつもりでしたが、2月頃になって、国内はレースが中止に、台湾は今年のスロットアロケーション無しと分かり、結構な誤算に。。ゼロからプランを検討し、5月にDesaru coast(マレーシア)で開催されるIronman 70.3の大会一本勝負でスロットを目指すことにしました!

宮古島から1か月程度とやや強行日程ではあるものの、他により良い選択肢も無いこと、また逆に宮古島での暑熱・距離耐性を活かし得るタイミングであることから、何とか良い結果に繋げたいと思っています。5時間切って、プラスいくらかの運があれば。。自分にとっては少しチャレンジングではあるものの、一方でワクワクもしてます!

宮古島ストロングマン

昨年に続き当選したストロングマン。年度はじめ&連休前で何かとバタつく時期。今年は家族も旅行を兼ねて来てくれることに(去年はソロ)。有難し!

トレーニング計画

シーズンイン、12~2月まではランにフォーカス(自身初めて3か月続けて200km走破)。バイクは隙間で多少乗っていたけど、スイムは2月末まで1mmも泳がず3月中旬から始動。短期で確実に仕上げる為に、Training peaksのアプリ他に、マニュアルでのプランニングも併用。これが結構管理しやすく、自分にはハマった。ごく一部計画未達もあったものの、KPIであるCTLもほぼ想定通り。これは5月のDesaru coastまで継続しよう。

レース日の目標CTLから逆算して、各週のTSSやトレーニング時間、Big dayの管理などに活用

レース前

充実したトレーニングを達成した幾ばくかの自信と一年ぶりの宮古島とで、ワクワクしながらレース2日前の金曜日に宮古島入り(家族は土曜に合流)。嗚呼、この空気。帰って来たと実感。…と、感慨に浸りつつも、夕食までの3時間で、ホテルチェックイン→バイク組立→バイク試走兼ねて選手登録→暑熱慣らしのジョグ→風呂をこなす為に(土曜は極力ゆっくりする為に)、せこせこ移動。無事予定通りタスクをこなし、仲間と夕食のしゃぶしゃぶ+ご飯もりもりを食べ、家族と電話して就寝。

…が、なぜか寝つきが悪く、Garmin睡眠スコアとBody Batteryの示すように疲労が抜けきって無い感(寝不足だからスコアが悪いのと、悪いスコアを見たから尚更感じる寝不足感と)。。でも、言っても仕方ないので、あとは予定通り、スイム試泳とバイク預託、家族お迎えのみにして、ゆっくりリラックスして過ごす。明日は3時起きなので、9時には就寝。

左上:試泳後のホテルの朝食@たびのホテルLit。このホテルは本当にコスパ良くお気に入り。
左下:長く愛される地元のバナナマフィンのお店で
右:バイク預託で上田藍選手と記念撮影

補給

今年の補給プランはこんな感じ。一昨年から愛用のGUやアミノサウルスに、昨年モニターをやらせていただいたカルノパワー、そして悩んだ末に初投入のMaurten(事前に1回だけトレーニングで利用。だって高いんだもん…)。糖質240~320kcal/h(60~80g/h)+塩分1g/hをベースに、途中でアミノ酸とカルノシンで補足するイメージ。暑さに対して、結果として塩分・水分の補給はうまく出来たが、胃腸不良になる不安も有りジェルは少し控えてしまった(ランのたれに影響?)。

  • レース前:アミノ酸、カルノパワー、ゼリー飲料180kcal

  • T1移動中:アミノ酸、Maurtenジェル100kcal+T1でリポD

  • バイク(1200~1500kcal目安):Maurtenドリンク320kcal、GUドリンク250kcal、ゼリー飲料180kcal、GUグミ2袋360kcal、カルノパワー2包分+バイクスペシャルニーズ(残り30km付近)Maurtenドリンク320kcal(※GUジェルは摂らず。ラン補給負荷軽減の為に1~2個摂っておけば良かったかも)

  • T2:リポD

  • ラン(500kcal目安):アミノサウルスジェル2個240kcal、アミノ酸2包、カルノパワー2包(※Maurten、ライスピュレは胃腸不安から摂らず。ややカロリー不足)

  • フィニッシュ後:カルノパワー、アミノ酸

これで5000円以上する…

スイム

直前の台湾地震の影響も有り、例年と少し異なるコース。試泳でも実感していたが、岸に向かう際の斜め横向きの潮流れが激しく、なかなか進まない(透明度が高くて海底が見えるので進んでない事がモロに分かる)。Garminでも往復でかなりのタイム差に。前浜の海はやはりとても綺麗だったが、今回はうねりも相まってタフなコンディションだった。今年は事故は無かったようだが、スイムでのリタイヤやスキップは結構いたとか(勇気ある撤退は大事!)。コース取りは、一斉スタートでの激しいバトルを回避する為に常に大外。その甲斐もあってか、タイムはイマイチなものの、あまり蛇行せずまずまずだった模様。長〜いトランジットで補給しつつ、バイクパートへ。ここからが本番。
【1:09:54、326位】

左上:岸に向かう方向はもっと蛇行したかと思ったがまずまず
右上・左下:潮流のせいで2倍くらいペースが違う汗
右下:タフな中でもストロークは最後まで落とさずイーブンペースで泳げた

バイク

ここからが本番。昨年同様ほぼ終日晴れ予報、暑くなりそうだ。多少の時間ロスにはなるが、しっかりアームカバーも装着し、カーフガードに代わって最近導入したCompresportsのロングソックスを履き、バイクスタートへ。頭の30~40km、池間から戻る辺りまでは兎に角リラックスして踏まないことを意識。頑張るのは向かい風の西側エリアのみ。内臓も元気な前半のうちに固形物のグミでの補給も進め、Maurtenドリンクの適否も見定めつつ、塩分・水分・カルノパワーもしっかりと。途中から腰痛に苛まれたものの(TTでのトレーニング不足)、昨年と比べ脚の疲労もキツくはなく、最後まで垂れずに終えることができた。GarminのNP、平均速度とも、昨年よりやや悪い結果だったので、余裕度からするとバイク単独ではもう少し頑張っても良かったのかもしれないが、ランも含めたトータルで考えた場合にはこの程度が今のレベルとしては適当だったと振り返っている。Desaru coastでは、気温にも依るが、少し距離も短いので、NP185Wくらいを目安にしたい。
【4:03:51、241位、NP171W】

左上:宮古島をぐるっと一周する贅沢なバイクコース
右上:心拍&パワーともに、最後まで大きく垂れずに行けた

ラン

最後のラン。事前情報と昨年&5年前の薄ら記憶から、距離は30kmから35kmと長くなるもののアップダウンは少なく、総じて昨年のランよりは楽なんじゃ無いかと楽観視(去年の激坂の記憶があまりにも強く…)。が、実際には、今年のコースもアップダウンはかなりのもので、暑さも昨年以上だったようで、かなりタフだった。それでも、前半は脚も然程重くなく、入りこそ意識的に抑えつつも、その後は日陰も利用しつつ5:00~5:20/km程度のペースで無理している感覚もなく進む。が、実際には脚にキていたのか、カロリー補給が足りなかったか、暑熱適応不足か、トレーニング疲労が抜け切っていなかったか、恐らくはそれらの足し合わせにより、折り返しからは急にペースが落ち、歩く頻度も増えてしまった。カルノパワーを贅沢に摂っていたお陰もあったであろうが、レース翌日のバイク、翌々日のジョグも、筋肉の強張りはあったものの大きな筋疲労もなくできたことを考えると、一番はカロリーと暑熱といったところか。Desaru coastに向けては、疲労を溜めすぎないよう調整しつつも、スピード練と暑熱適応機会を探ってトレーニングに取り組みたい。
【3:49:00、287位】

左:宮古島をほぼ横断往復するランコース、大小アップダウンも多い
右:Garminスタミナスコアと心拍・ペースとの比較。おおよそ落ちるタイミングは一致していた

総括

【9:16:11、247位】
今回の宮古島ストロングマンでは、必ずしも期待通りのタイムでは無かったものの、これまでのトレーニングにおいて、良かった点・足りなかった点(伸びしろ!)が色々と確認できた良い機会となった。

Desaru coastまでの4週間のトレーニング期間は、以下のような感じで取り組みたい。かなりタイト&タフなプランとなるが、何とか頑張り出し切りたいところだ。

  • スイム:バイクへの疲労影響削減、もう一歩スピード向上に向け、週2回x2~2.5km程度でやや高強度で取り組む

  • バイク:TTに乗る時間をボリュームとして出来るだけ確保する。加えて、90km以上のライドx2~3回を、なるべく気温の高い日に、できればランとのブリックで実施する

  • ラン:故障に気をつけつつ、4:30/kmで20km走れるようなスピード練を行う

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