Outlookじゃない選択肢
最近はSlackなどのチャットベースのコミュニケーションも増えてきましたが、いまだにメールは重要なコミュニケーションツールのひとつ。
ほとんどの方はMicrosoft製のOutlookをつかっていると思いますが、宛名入力がしにくかったり(アドレス帳がつかいにくい)、動作が遅かったり、検索が使えないなど・・・不満をかかえている方も多いはず。
そんな方に、今回はOutlookじゃない選択肢をご紹介します。
Outlookの宛先入力は大変
わたし自身は、もう切り替えて何年も経つのですが、業務で他の人のOutlookを操作するときでさえ、イライラすることがあります(笑)。
その筆頭が、宛先入力。
その昔、WindowsLiveMailという無料ソフトがあったころは、宛先欄に「佐藤」と入力すれば「佐藤」がつくアドレスを出してくれていましたが、現在のOutlookはそうではありません。
アドレス帳の表示名の先頭しか検索にひっかからないのです。
たとえば、表示名が「株式会社○○ 佐藤太郎」となっていた場合、宛名に「株式会社」と入れれば佐藤太郎さんの宛先が出てきますが、「佐藤」と入力しても出てきません。
「佐藤」は現在日本で一番多い苗字なので、下の名前で検索する必要がありますが、「太郎」と入力してももちろんなにも出てこないのです。
「じゃあ、会社名を先頭にしておけばいいんじゃない?」という意見もあるかと思いますが、もし、そのひとつの会社内でやりとりする人が20人や30人いたら、どうでしょうか?
というか、そもそも毎回アドレス帳を変更するというのは手間じゃないでしょうか?
最近は改善した検索問題
さらに少し前は、検索の問題もありました。
納品書のメールを探したくて「納品書」と検索ワードを入れても全然ヒットしなかったり、まったく関係なさそうなメールばかり出してくることがあったのです。
「検索できないメールソフトっていったいどうやって使うんだろう・・・?」という疑問があって、Gmailを昔のメール検索用に同じメールを受信させていたこともあったのですが、さすがにこの検索問題は、現在かなり改善されているようです。
無料で使えるメールソフトがあります
ほかにも、(Microsoft製品はこういうものですが、)いつのまにかとても動作が重くなっていたり、ちょっとパソコンが古いだけでも動作が遅くなったりすることも。
そこでご紹介するのが、無料で使えるメールソフト『Thunderbird』です。
ブラウザソフトのFirefox(これも無料)を提供しているMozillaが出しているメールソフトです。
特徴はいろいろありますが、宛名入力のラクさと動作速度は、Outlook以上です(わたし比 (笑))。
宛名入力は名前でもアドレスでもOK
たとえば、「taro-sato@example.com」というアドレスの「例株式会社」の「佐藤太郎」さんがいた場合、宛先欄に「例」でも「佐藤」でも「太郎」でも「taro」でも「example」でも、どれかを入力すれば候補としてアドレスが出てきます。
これ、めちゃくちゃラクです。
動作はもちろんサクサク
OutlookもThunderbirdも、はじめに起動したときはメール送受信に時間がかかるのは一緒ですが、動作自体や検索の速度は、個人的にThunderbirdの方が早いと感じています。
拡張機能で好きな時間にメール送信
さらに個人的に気に入っているのが、好きな日時・好きな時間にメール送信ができること。
「ちょっと返信するのが早すぎるから、ちょっとあとに送信しよう」とか、「田中さんにリマインダーメールをしたいから、3日後にフォローのメールを入れたい」というとき、Outlookではあまり臨機応変に対応できません。
OutlookでもThunderbirdでも、ソフトを起動しておく必要があるのは同じなのですが、Outlookだと30分刻みでしか送信時間を設定できないことや、そもそもなぜか設定したタイミングでメールが送られない不具合があったりするのです。
それがThunderbirdだと、「SendLater」という拡張機能を入れてしまえば、好きな日、好きな時間(もちろん分も好きな時間に設定できます)に送信予約をしておけます。
これ、意外と便利です。
添付忘れを防ぐ機能が標準装備
さらに、メールで「添付」に類するキーワードを入れているのに添付ファイルがない場合、「1個の添付キーワードが見つかりました」という表示が出て、そのまま送信ボタンを押すと「添付がありません。このまま送信してもよろしいですか?」という親切な機能も標準装備。
ここまで来ると、もうThunderbirdを使わない理由がなくなってきませんか?
※わたしはThunderbird提供企業との関係はまったくありません(笑)。
今回は、Outlook「じゃない」メールソフトをご紹介しました。
もし今不満があれば、一度試してみるといいかもしれません(会社の規定で他のメールソフトやソフトを入れることが禁じられている場合もあると思うので、このようなところはご注意ください)。
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