アフターコロナのフィットネスクラブが目指すところ
今年は新型コロナから始まった年と言っても過言では無いでしょう。
私は、フィットネスクラブ内で治療院を運営しているがフィットネスクラブに雇用されている訳では無く、業務委託という形で契約している。だからこそ客観的に10年以上フィットネスクラブを内側から見て来れた。
今回、新型コロナの影響によってフィットネスクラブに関わる人達もずいぶんと影響を受けたものと思われる。
今から1年ほど前、とある県の政策金融公庫に融資のお願い訪れたことがある。それは、フィットネスクラブ側が外部インストラクターへの委託ではなくて、内部スタッフにインストラクターをさせる舵取りをし始めたので、外部のインストラクターの職場が減っていくことを危惧したからだ。そこで、下記のように提案した。
①フィットネスクラブと外部インストラクターをつなげるサイトを作る。
②インストラクターのレッスンを映像配信とリアルに分ける。
③インストラクターに投げ銭を出来るシステムを作る。
④インストラクターのファンクラブを作る。
⑤スタジオ収録したレッスンをDVDやオンデマンドで購入出来る。
①に関しては、派遣などによるものなので数は少ないが他社がすでに実践している。
②に関しては、リアルは今まで通りにフィットネスクラブに通ってレッスンを受けます。 映像配信は、そのままネット配信の事です。今で言うZoomです。
ここから、価格差を設定します。
リアルは、ネット配信よりも高くて設定し、しかもスタジオ内での立ち位置などを前から順に価格を高く販売します。イメージはアリーナなどがあるライブコンサートと同じです。ダイナミック・プライシングを導入してもおもしろいかも知れません。
ネット配信は、どこでも好きなところでレッスンを受けられるメリットはありますが、リアルさに欠けるため、リアルよりも価格をゼロまたは少額にします。どこでマネタイズしていくかは下記をお読みください。
③投げ銭は、ネット配信の中で気に入ったインストラクターに通常料金とは別に個人がお気に入りのインストラクターに気持ちとして直接お金を渡すシステムである。
④インストラクターがファンクラブを作り、普段なかなか話が出来ないことやファンが喜ぶ内容を直接提供する場である。サブスクとして機能すれば安定収入につながるが、インストラクターが継続的に情報を発信していかないといけない。そして、ストーカー対策や炎上も考え、第三者を介入させる必要はある。
⑤のDVDは、わりと年配者には受けが良いと思われる。 オンデマンド方式は、モノを所有しない若者には良いだろう。
マネタイズの仕方としては、
a.固定料金(サブスク) b.都度課金(ペーパービュー) c. 投げ銭
aとc、bとc、cのみ等、やり方は色々ある。 これを、リアルと映像配信に割り振ったらたくさんの組み合わせが出来る。
この提案は、withコロナ、アフターコロナでますます重要になってくると考えている。
全てをいっぺんに叶えようとすると多額の費用がかかるので出来るところからコツコツとが良い。
結局、政策金融公庫の方にはなかなか理解が得られず今のところは延期しているが、実践できる方がいたら実現して頂きたい。
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