見出し画像

まさに理想の広角レンズ FE 24mm F1.4 GM レビューその1

みなさまこんにちは、シオタニです。
今回は神レンズと名高い、24mmGMをご紹介したいと思います。
他のレンズ紹介と違い、このレンズは購入から紹介まで約1年使い込みました。その上での私の意見になります!

なぜこのレンズを選んだのか

このレンズの購入を決めた時、私の手元には15mm、50mmの2本のレンズがありました。この時に悩んでいたことは2つです。
1. 広角でポートレートを撮りたい。けど背景はぼかしたい
2. 天の川をより大きく撮りたい

これらは手元にあった15mmでは実現できない悩みでした。
15mmで背景がボケるほど被写体に接近すると、どうしても顔が歪んでしまいます。それがとても嫌だったんですね。
なので、広角レンズの特徴であるパースが控えめな焦点距離のレンズを購入しようと思っていました。
候補としては

・SIGMA 20mm Art
・SIGMA 24mm Art
・FE 24mm GM
・FE 16-35mm GM
・FE 28mm
・SIGMA 28mm Art
・SIGMA 35mm Art
・FE Distagon 35mm
・SAMYANG FE AF 35mm

あたりが候補に入っていました。
この中で
・コマ収差が少ない
・APSCクロップすると35mmになり、2度美味しい

という理由で24mmGMを選びました。

作例・使用感

もう2019年も終わりが近いのですが、今年この24mmGMを使った写真で2回バスりました。もう頭が上がりません。

なんとLINEニュースにも載ったんですよ。マジでビビりました

そのくらいこのレンズにはお世話になっているということです。
それでは実際の使用感について話しましょう。

画像1

やはり広角でボケるって素晴らしいですね。開放から解像度が高いお陰でガンガン絞りを開けていけます。周辺光量はかなり落ちるのですが、気になる場合はLightroomのプロファイルで簡単に補正できます。


画像2

逆光でフレア、ゴーストはそこそこ出ます。むしろ、最近は出しにいってますね。これもレンズの表現として楽しめます。
後ボケは綺麗ですが、前ボケはやや二線ボケが出ます。前ボケを生かした撮影をするなら気をつけた方がいいかもしれません。

画像3

画像4

こんな写真も撮れちゃったりします。もう広角様様です。50mmだとこういう構図は苦労しますが、パパッと撮れちゃう。すごい!

画像5

結婚式でも獅子奮迅の活躍でした。もう丁度良いすぎる画角です。24mmと135mmがあれば乗り切れる感じでした。

画像6

花火なんかも撮りやすい画角でしたね。キリコも花火もシッカリ写すことができます。こういうのは田舎のお祭りならではですね。

画像7

風景にもぴったりで怖いですね。ボディ内手ブレ補正のお陰で1/8秒で撮ることができました。もうバチバチの解像度にうっとりしてしまいます。

スクリーンショット 2019-11-12 15.44.10

画面中央の岩付近になるんですが、石の質感、水の質感をうまく表現してくれています。ここまで上手く映してくれるなら腕が悪くてもそれなりに写りますね。

画像9

そして、何と言ってもすごいのが星の描写です。謳い文句通り、開放からほとんどコマ収差が出ません星に紫の色収差は出ますが、それさえ気にしなければ本当に開放から撮れてしまいます。そして、15mmでは出せないこの天の川の大きさです。これが撮りたかったんだ。

画像10

画像11

スナップでも24mmが大活躍でした。程よいパースが出るので、構図を工夫してやればいろんなバリエーションが撮れるんですね。広角感がない写真も、広角感溢れる写真も思いのままです。

画像12

画像13

いくらパースが弱めといっても、広角レンズの特性は出ます。顔を四隅に寄せると伸びてしまうので、中央に持ってくるようにすると綺麗に撮れます。やっぱりパースのついたポートレートは最高だぁ。

このレンズの欠点

このレンズ唯一の欠点といっていいのがパープルフリンジです。結構出ますね。f2.8まで絞ればほとんど解決しますが、開放で使うときは気をつけた方がいいですね。

まとめ

小さい、軽いでこの写り、最高ですね!可愛くないのはお値段くらいですかw
風景、スナップ、ポートレートとまさに万能なレンズです。他社の同スペックのレンズに比べると値段も抑えられている方です。まさに万人にオススメできるレンズといっていいですね。
ぜひ皆様も使ってみてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?