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私が単焦点レンズしか使わない理由

皆さんこんにちは、シオタニです。
皆さんは普段どんなレンズを使っていますか?そのレンズをどんな基準で選びましたか?今回は私がなぜ好んで単焦点レンズを使うのかを話したいと思います。

ズームレンズと単焦点レンズ

一般的に普及しているカメラ用レンズは大きく分けて2種類あります。画角を変化できるズームレンズ画角が固定されている単焦点レンズです。
これだけ聞くと「ズームレンズのほうが便利じゃん」となりそうですよね。しかし、どちらも長所と短所があります。

ズームレンズの長所
・画角を変化させることができる。
ズームレンズの短所
・f値が大きく、暗いレンズが多い
・性能では単焦点レンズに及ばないものが多い
・性能が良いものは単焦点レンズと比較して高価

ズームレンズの長所は画角を変えられることに尽きます。このおかげで旅行に行く際に少ない荷物で済ませることができたり、一本で様々な状況に対応できます。カメラにレンズを付け替えれないような状況でも対応することが可能です。また、動画撮影などはレンズを交換するとジンバルの設定まで変えないといけないので大変です。そういう場合はとても有用ではないでしょうか?

単焦点レンズの長所
・性能が良い
・f値が小さく明るい
・比較的安価で手に入る
単焦点レンズの欠点
・画角が変更できない
・高性能なものはやっぱり高い

単焦点レンズは画角が変えられない代わりに、その画角に合わせた設計がされています。その分ズームレンズより性能が良いものが多いです。また、f値も小さいものが多いため大きなボケを得ることができます。夜間の撮影などでも大活躍です。しかし、やはりズームできない分持たないといけないレンズは増えますレンズ交換の頻度も高くなり面倒です。それでも私が単焦点レンズを使う理由は2つです。

制限があるからこそ工夫できる

そんな不便な単焦点レンズばかり使っているのはなぜか。
それは画角が変えられないことが便利だからです。
レンズは画角によって特徴が変わります。35mmでのバストアップ写真と85mmでのバストアップ写真は全く違う表現をします。ズームレンズでは構図の整理以外に焦点距離による表現の違いを考えなければなりません

しかし、単焦点レンズは画角が変化しません。1本のレンズでできる表現は決まっています。なのでとても使いやすいのです。
画角を決めるという思考を省略することができるので、構図や光を読むことに集中できます。これがとても私に合っているので単焦点レンズばかり使ってしまうんですね。

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私が最初に買ったレンズはズームレンズでした。ですが、途中で広角端か望遠端かの2つしか使ってないことに気づいてしまいました。理由は変化させれる画角すべての特徴を掴みきれないからですね。そんな使い方をするなら単焦点レンズ2本持った方がお得じゃないかと思って今の状況に至るわけです(笑)。

その時出せる最高の画質

ズームレンズと単焦点レンズ、同じ画角で撮影したならば基本単焦点レンズのほうが綺麗な写真が出てきます。解像度、色、収差すべて単焦点の方が有利です。
写真を撮る瞬間は一期一会です。なのでその瞬間をできるだけ良い状態で収めたい。そうなるとやはり画質的に単焦点レンズとなったわけです。
データがあれば編集はいくらでもやり直せますが、撮った後にレンズを変えることはできません。このレンズで撮ってればなぁという後悔は絶対にしたくないのです。


初心者にオススメするならどちら?

初心者にオススメするなら間違いなく単焦点レンズを勧めます。値段も控えめですし、よくボケるレンズも多いです。何よりズームができない分工夫が生稀やすいです。是非一度単焦点レンズの世界を味わってみてください。

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