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梅酒を飲むまでは

死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織り込められていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。

葉 太宰治
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/2288_33104.html

何やら不穏な一節を引用しましたが、僕は元気です。
(実験材料はコンタミしました(絶望))

梅酒があるってだけで人生の幸福度上がるよな~って考えてたときにふとこの一節が頭によぎりました。

京都のバカみたいに暑い夏を乗り切れているのはこの梅酒のおかげかもしれません。

やるきのないテーブルフォト(笑)3年目の梅酒は琥珀色で美しい

なにやら泡盛、芋焼酎、テキーラあたりも美味しいとの噂を聞きつけ、シンク下が梅で飽和する日もそう遠くないなと。

将来は子供と20年物の梅酒で乾杯したいなと早すぎる妄想に耽ったり。

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