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パリで足止め…

こちらは僕が2018/12/26-2019/02/04までヨーロッパをヒッチハイクで旅したときの記録です。本人はいまケニアでボランティアをしています。現在、クラウドファンディング公開中なので応援よろしくお願いします!詳細は一番下で!

あけましておめでとうございます

人生で一番年を越した間のない正月を過ごしております。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私はと言いますと、ヒッチハイクをスタートしたはいいものの2日連続で一向に車が捕まらずパリから一歩も出れず、やっと止まってくれたお兄さんにアドバイスをもらい、高速沿いのガソリンスタンドにおろしてもらい「ガソスタ着いたら早い、20分あれば捕まるよ!」と言われたものの、20分どころか1日かけても見つからずガソスタにテントを張って大晦日を迎え、テントの中で見る美味しそうな和食のストーリーたちに殺されかかっていたり

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パリのガソスタ初野宿記念。朝5時半に店員さんに怒鳴られておきました
何言ってるか全然わかんなかったけどとりあえずテント片づけました

それはそれは濃い年末を過ごしましたがみなさんいかがでしょうか。

僕は今、フランスの南側のGrenobleという町に来ております。次の目的のスイスはジュネーブまで車で1,2時間くらいの距離のところです。

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ミミズのような線 Lyonのところで手が滑る

パリからGrenobleまでは575㎞。運よく出会った方に乗せてもらいました。ほんとはマップにあるLyonという町まで行きたかったんだけれどドライバーさんから「今日年越しパーティやるけどお前も来るか?寝るとこないなら泊ってっていいよ」という今まで聞いた言葉の中で一番に入る寛大な言葉を頂戴し、急遽目的地を変え泊めてもらうことに。ジュネーブにも割と近いし泊まれるのはデカい!

聞けばこのおじさんも世界中をヒッチハイクで旅してたらしい。「泊るところを探す大変はよくわかるよ」と。いやぁ~~~身に沁みますねぇ野宿した後だと。

そんなこんなで家についたら思ったよりパーティしてる。野宿上がりには少々きつかったけれどまぁまぁ楽しむ。てかキミたちみんな17歳なのね。高校生なんだね。若いノリが若い。もうなんかずっとオッオッオッオッ言ってる。フランス語で乾杯はチンチンっていうんだHAHAHAというしょーもないジョークを日本語の少しわかる子から聞き親睦を深める。下ネタに国境はない。おっぱいの響きが気に入ったようで連呼している。カオス。

みんなめちゃめちゃお酒飲む。高校生なのにバリバリ飲む。フランスではビールは17歳からOKだけど他の酒はだめらしい。わけわからん。

そんなこんなで新年を迎え、今は泊めていただいている方の家でカタカタやっています。ほんとにありがたい。見ず知らずの184㎝の前髪きれいに揃ったアジア人を暖かく迎え入れてくれる方の懐の広さたるや、、、

そしてこれまで乗せてくれた方々も。短距離の移動がメインでしたが、ヒッチハイクのアドバイスを長々としてくれたり、信号付近でわざわざ車を止めて目的地を聞いてくれたり、「Lyonまではいかないけど、次のガソリンスタンドの方が広いから連れてってあげるよ!」なんて声もかけていただいたり。あとお金をもらうことも多々ありました。合計で25ユーロくらいもらったような、、

時にはご飯をおごってくれたり。全部フランス語で何言ってるかわからなさ過ぎたけれども、やさしさで世界は回ってるんだなぁと思わされる。

ヒッチハイクは待っている間がつらいのは確かにあるけれども、ボードを持って手を振っていると笑顔で肩をすくめて「残念、いかないよ。」みたいに反応を示してくれるのが嬉しい。確かに待つのはつらいけど、待った分だけ車を見つけた時の喜びもひとしお。

頑張ろうと思えるよね!

たくさん素敵な出会いが待っていることを信じてスイスへ。

進んだ距離:575㎞
現在地:Grenoble
次の目的地:Geneva

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CouchSurfingでパリの寝床を提供してくれた人。2日間のステイ!日本に5か月間インターンをしていたそう。一緒にやったボードゲームが楽しかった!ありがとう!

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記念すべき一台目の車。全然見つからず途方に暮れていたところを拾ってもらいました。この3人は一人の友達を通じて知り合った人たちだそうで、フランスの田舎の方でみんなで年を越すそう。楽器に精通しているのかコンガが車の中にありました。なぜコンガ。

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「あと一時間ここで待って捕まらなかったらバス使ってGenevaに行こう、、、」と思っていた矢先に止まってたお兄さん。写真には写っていないけれど隣には彼女がいて、年越しを彼の家族と一緒に祝う道中だったらしい
高速道路の分岐のど真ん中で降ろそうとしてきて「ここならLyon行きの車が見つかるぜ!」って言われたけどさすがに無理だぜ!死ぬぜ!いったん高速から降ろしてもらいました。

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高速から降りてもう一回高速に乗るためにボード掲げてヒッチハイクしていたら5分と待たずにつかまりました。「方向が一緒なんだから一緒に行くのはあたりまえだろ?」なんてかっこいいこと言うねぇ、、、ちなみに降ろしてもらった高速沿いのガソスタが俺の目的地と逆方向で、反対側のガソスタに向かうために高速の脇を歩いて渡ったことは一生忘れません。黒人の人っていい笑顔するよね。憎めねぇ!

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こちらは大学の先生お二人と2歳のかわいいいいいいいいお子さん。乗ったばっかの時はシャイで、ハイタッチ要求してもしてくれなかったけど別れの時になると笑顔でやってくれました。やったね。帰り際もずっと手を振ってくれてかわいかった。この子をおばあちゃんの家に預けてバカンスに行くそう。どこの国でも子供を預けるのは同じだね。それにしてもこの男前髪が定規である。

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