”出世欲のない若者社会”をポジティブに捉えてみた ~50代からのプログラマー~

そりゃ、減るでしょ。

ニュースで「出世欲のない若者」を取り上げていた。
ワーク・ライフ・バランスの多様化といったポジティブな扱いじゃない。
「日本の将来大丈夫?」といった若者を心配するニュースだ。
「そりゃ、減るでしょ」
「ホワイト企業が増えたのだから」
20年以上ブラック企業で楽しく仕事をして来たおじさんの感想だ。

おじさん世代の「出世」

昭和~平成の多くのサラリーマンにとって、出世とは、
下っ端でこき使われる環境からの脱出を意味していた。
昔よく言われた。
「その仕事がいやなら、早く出世しろ!」
昔よく言った。
「給料そのままでいいから、早く出世させてくれ~」
出世したら、楽になれる。
出世とは、若い世代の避難所(目的地)だった。

令和になった。
働き方改革。
パワハラ防止。
ホワイト企業が増えた。
出世に逃げる人、、、そりゃ、減るでしょ。
いいことじゃん。

出世を手段とする人、目標とする人

もちろん出世の理由は、他にもある。
・自分のやりたいことは、今のポジションじゃできない。
・もっと上のレベルの人と仕事をしてみたい。
・部下を育て、動かしてみたい。
・給料を上げて、家を買いたい。
出世で得られる武器(メリット)は、昔から変わっていない。
出世の先に実現したい目標がある。
出世を手段とする若者だっている。
昭和の頃からずっといる。
いまのところ、そんな彼らが急激に減る理由は見当たらない。
彼らにとってもいいことだ。
出世のライバルが減る。
本当に社会で活躍したい若者が出世候補となる。
いい時代になった。
マスコミの報道以外は。


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