クレーマー対応とプログラミングの関係(その2)

クレーマーは全裸で来る!(続き)

 ということで、クレーマーは、自分の脳みそを全裸にしてやって来ます。とにかく一方的に延々話す。手術室で執刀医が「これから手術を始めます。メス!」と言ったら患者が「先生、今自分で開いているので、ちょっと待ってて!」と言っている状況。
 相手の言い分を確認するツールをブラウザーとしますね。ブラウザーの右側に開発者ツール[F12]のソースコードが最初から出ている状態です。で、注目すべきは右画面。ここからのエラーチェックが・・・楽しい。

クレーマー対応は、クレームコードの書き換え?

 クレーム対応(クレーム内容の排除)と異なり、クレーマー対応すなわちクレーム思考のコードの書き換えとはこんな感じでしょうか。
事例『行政が間違ったこと言ったんだから、違法でも認めろ!』
「言った/言わない」はよくあるトラブルです。あくまで私の場合ですが、いつも面倒だから100歩譲って(間違いを)「言った」として話をします。(あくまで「前提」です「仮定」です)。なぜなら「言った/言わない」の攻防戦はクレーム対応(クレームの排除)だから、ついつい感情論へ発展。大声を出したら警察呼んで「はい、終了」。これは疲れる。しんどい。何よりこちらの思考が停止する。
 で、100歩譲るとクレーマーのプログラムが動き出す。
▶リンクタグ<a>が出てきた。
▶要素の中にリンク先の<href=”値”>がある。
▶値は”行政は間違ったことを言った責任をとって違法でも認めるべき”
と書いてある。
これをときには何時間、あるいは何日もかけて書き直すんですね。まず”値”から。たとえば
▷”「責任と取る」とは、違法の免責ではなく、担当職員が庁内で厳格に処分されること” と書き換える。実際は相手の性格に応じてかなりアレンジを施します。
次にこのような根本的なことは、毎回処理(対応)してられないので、<body>エリアではなく<head>エリアの<link>タグで処理するように書き換える。
▷<link rel="行政がミスリードした!?">
▷<href="ミスリードした職員が処分され、裁判等を経て被害者には損害を賠償する">
コメントアウトで
▷<!-- 禊(みそぎ)で、法律は変えられない --> と。
 ほとんどの場合は<a>タグの書き換えで終わります。最終的にクレーマーと仲良くなるところまで行かないと、<link>タグの書き換えはできないですね。逆に<link>タグまで書き換えられると、旧クレーマーさんと仲良しになれるという見方もできます。

クレーマーも含めて役所に来る人の本心は <title>助けてください</title> 

 最後にいいことを書いて終わろうとしたら、今回も1000字を超えてしまいました。そろそろプログラミング学習に戻らなきゃ。続きはまた次回ということで。


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