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ある工場にお邪魔したら

「ボトルネックの助け合いが凄いですね。。。普段皆さんやっているんですか? 誰が困っているか見えているんですか?」

「昼休みに雑談して、誰かが大変だったらその工程に助けに行くんです。」

出た、雑談だ。雑談文化がある会社は強い。

月曜日一日を雑談の日にしている会社は、情報伝達力と対話力が半端なかった。それをまた思い出した。

定時は17時30分だが、17時に仕事終わってたら帰っていいよってことにしてるので、みんなどんどん仕事を前倒しもして、明日の仕事の準備をして、助け合って17時に上がっているということ。

終わったら帰るのかと思ったら、会社の食堂で人狼ゲームやってるらしい。ゲームの後も語って語って結局9時位まで居たりするという。

みんな仕事も遊びも、自分ごと。

この会社で以前「ボトルネックに合わせて仕事を投入する」という、教科書通りのゲームをやってみたら、みんな淡々と進めて面白くなさそうだった。

ベテランさんは「年長者として、この若手が考えない環境は作ってはいけない」と考えたそうだ。

一般に「正解」と言われるゲームも、この会社では正解ではなかった。

そこで今日は考えに考える経営立て直しゲームと、暗黙知を言語化する質問で研修を進めた。

内に持っているアイデアやノウハウがたくさん出てきて、楽しそうだった。

工場の外では先代社長ご夫婦と柴犬ちゃんがいらっしゃった。

何の圧力も感じないどころか、自然とほのぼの笑顔になる。

柴犬大好きの私が近づいたら、ビビられちゃった。残念〜。

こんな感じだから、この会社が作る製品は、機械的な感じがなくて、どこか手作りのようなぬくもりが感じられるのでしょう。

そういう会社から買いたいな。


第18回びわこTOC【思考プロセス編】

第3回やおやおTOC(ダイスゲーム&業務フロー編)

第19回びわこTOC【思考プロセス編】
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