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残した理由。わずらわしいこと。

あとから振り返れないほど
ささいなことの方が楽しい、とか
嬉しいことの正体かもしれない。
だから、そんなことがあったかすら
分からないから、日々起こることに
一喜一憂する。右往左往する。

経験的、直感的それをわかっているのか、
もしくは無意識的に避けるために、
写真を撮りまくるのだと思う。
忘れないように、思い出すように。

でも、撮ったら満足。
なくならない、いつでもある、と思うことが
一番大事。とこれこそ無意識で思ってしまってる。

たまった写真は本来は幸福の数のはず。
でも、今度は整理がめんどくさいだの、
管理が大変だの。
パッとやってなんでも幸福感を得られるけれど、
なにをやっても不満、不機嫌になる。
死ぬまで満たされない穴の開いた花瓶。
そそぐ水は底から流れだし、花は萎れていく。

それでも少しでも栄養のいいものを、
と思い、水から吸収しようと一生懸命になるから、
また喉が渇く。また欲しがる。底から流れていく。

残ってるものは楽しかった、嬉しかった記憶。
そう思ってみると、少しは
落ち着けると思ったけど、そうでもなかった。

ええい、どうしてくれようスマホの中の写真。



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