美学!
これまで挑戦してきた趣味の中で、ずっと続いているものがいくつかある。
あなたにもあると思うが、今日はそんな"続けているもの"の話だ。
僕にもいくつかある。アレとアレとアレとアレを続けている。
先日、喫茶店で「それら続けているものの共通点は何だろうか」と考えていた。
意外にも面白く、気が付いたら飲み物はすっかり冷めていた。
どうやら「楽しいから」でもない。「面白いから」でも「必要だから」でもないみたいだった。
「なんとなくかっこいいから」という理由で、始めたものばかりだった。
「かっこいい」というと不純に聞こえるだろうか。そんなことはないと思うのだ。
なぜならそれらは「僕の根っこの部分にある美学」と、一致していたということに他ならない。
じつは「かっこいいから始めたこと」ほど、ピュアな好奇心はないんじゃないだろうか。
中学生のとき、美味しくも感じないコーヒーを飲みながら、よく分かりもしない洋楽をかけた。机には読めもしないロシア文学が置いてあった。
そしてそれらがイマの自分を支えている。 あの日の自分に感謝している。
たぶんひとはかっこつけた方がいい。背伸びした趣味というのは別段悪くない。
「なんかかっこいい!」と思ったならば、その時点では醍醐味や面白さが分からなくても、紛れもない真実だ。
年齢やまわり、さまざまなものにインスパイアされて美学は変わる。
ダサイと思うことも変わるし、かっこいいと思うことも変わるのだ。
大切なのは変わった自分の心根を真摯に受け止めていくことだ。
嫌だとか疲れるとか怖いとかで、進む方向を決めていてはきっと後悔する。決定するポイントは自分がかっこいいとと思うか、かっこよくないと思うかだ。
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