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就職活動(新卒)体験記

はじめに

お久しぶりです。
ちょうど今年の3月で新卒就活を終えたので、今回は表題の件について書こうかなと思ってます。

前提として、あくまでも「体験記」なので主観的な内容が主になっています。
「就活とは」みたいなことについて客観的に語るものではないので、ここに書いている内容を鵜呑みにするというよりは、一人の伝記みたいな感じで読むとイメージに合うのではないかなと考えています。

さて、そこを踏まえたうえでこのnote執筆には大きく2つの目的があると思っていて~、
①1年間わりとしっかりめに取り組んだ新卒就活を自分のなかでまとめる目的
②25卒以降の方に最近質問を受けることが多くて、何かしら役に立つものがあればよいなという目的
がそれぞれあるので、わりと多角的かつ丁寧に書こうとは思っています。

が、書き出しなので知りません。わりと超大作になる気はしています。
どうぞお付き合いください。

では、対戦よろしくお願いします。

結論ファースト

就職活動を始めて耳にタコができるくらい言われるのがこの"結論ファースト"ですね。
「結論から申し上げますと~、」から話せってやつです。

ということで今回はこれに従って、結論から申し上げます。

結論から申し上げますと、内定は8社から貰いまして、そのうちの1つである外資系コンサルティングファームで働きます。
来年から東京暮らしが始まるそうです。不安だなあ。

そして就職活動で得た知見としては
(i) 就職活動を始めたらまずTwitterアカウントを作るべき
(ii) 自分の得意なフィールドで戦うべき
(iii) 「みんなちがって、みんないい」を再認識すべき

あ、完全に持論なのでこれが絶対そうとは限りませんが。
詳しい説明は後述すると思います。

では、就活の全体観から見ていきましょう。

全体観

僕の場合、選考対策が3回前期、インターンは夏休み、本選考が3回後期前半。

かなりざっくり書くとこんな感じのスケジュールでした。

全体的に早め早めの動き出しだったと思うので、実際は6月から就活始めても余裕で間に合うとは思いますが、早く始めるに越したことはないです。
選考対策をしっかりすればするほど力が付くことは間違いないので。
受験勉強と同じような感じ。

では、まず時系列に沿ってそれぞれの時期にどんなことをしてきたか振り返りましょう。

それぞれの時系列に沿って

2021年12月:就活コミュニティ入会

ここがすべての始まりでした。東進の先輩に誘ってもらって、コミュニティに入会。
なにも知らない中で、とりあえず入っておいて良かったなと思います。
時間的に拘束されるわけでもなかったので、就活の第一歩としては適切でしたね。

コミュニティといっても非常に緩い繋がりで、もともと某プライム上場企業の人事をしていた方がメンターとして開いている、1学年50名程度の小さいところでした。

形式的に選考こそあれども、基本的には紹介されたら誰でも入ることができるものだったため、巷で言う"選抜コミュニティ"とは別のものだと考えています。

ちなみに25卒の後輩ちゃんを5人程度、今年のコミュニティに招待して、ちょうど今頑張ってくれていると思うのですが…
もし今からでも入りたいよーっていう25卒の方がいれば、いつでも連絡してください^^

そこでそのメンターの方と面談をしながら就活の方針を決め、年を越す流れになります。

この時期、就活にかけた時間は1h/週くらい。
志望業界/志望企業も特になし。

2022年1月~4月:選考対策

1月にはそのメンターさんと具体的にどんな企業に行きたいか、どんな軸を持っているかなどを面談で確かめました。

ここでなんとなくの方針を立てたのですが、それはとにかくどんどんインターン選考や本選考に応募して試行回数を増やすことでした。

志望業界が定まっていないなかで、よく言われる「自己分析」でじっくり自分と向き合うというよりむしろ、選考を受けるなかでいろんな業界を見てフィーリングで合いそうな業界を見つけようという意図でした。

これは僕の性格的なところもあると思うのですが、結果が見えないと面白くないんですよね。
じーっと自己分析して何になるん?と思っていたので、実際に選考を受けて合格/不合格が出る方がゲームとして面白いなと思ってそうしました。

今考えてみるとわりと脳筋プレーですが、自分に合ったやり方だったなと思ってます。

その後、2月からは選考対策としてGD (グループディスカッション)の対策が始まりました。

ES(エントリーシート)や面接の対策とは違って、GDは対策に際して人数が一定程度必要なので、このコミュニティに入って一番恩恵を受けた部分ですね。

そこでメンターさんのフィードバックをもらいながら、1回につき1.5hほど、月に2,3回ペースで対策しました。

とはいえそれ以外はほとんどなにもせず、マイナビやリクナビといった就活支援サイトのの予備登録をしていたくらいですかね。
ただ、マイナビとリクナビは就活を通してほとんど使いませんでした。

使っていたアプリでいうと
① ワンキャリア:企業エントリーおよび選考情報収集

② 外資就活:ワンキャリアに載っていない企業のエントリー

③ Openwork:企業分析(社員の口コミや給与)
https://www.vorkers.com/

※上のリンクから登録するとワンキャリアは1,000円分、外資就活は2,000円分のアマギフがもらえますのでぜひ^^

そして4月頭に、僕の就活生活の転機が訪れます。
それは就職活動で得た知見の(i) で書いた、就活アカ(Twitter)の作成です。

就活においてTwitterは非常に良い役割を果たしてくれました。
特に利点だと感じたところは2点あって
1) 就活仲間ができてモチベーション維持に繋がる
2) 選考情報が自然に入って来る

1について、特に京大生は自由な人が多い、かつ院進する人が多いので就活を早めに始める割合が少ないように思います。
一方で関東に目を向けると早慶MARCHはまじで動き出しが早い。なんなら東大も動き出しは早い。

Twitterの就活界隈に足を踏み入れると、ほとんどが先述した関東の方たちで、意識の差を感じました。
そこで初めて「自分が遅れている」ことに気づいて就活にコミットできるようになったのだと思っています。

また2について、就活は情報戦なのでここも非常に大事です。
面接で聞かれる内容、適性検査の内容等がTLを見ているだけで入って来るこの環境は非常に良かったなと。

就活終わっているので僕の就活アカウントも全然公開しているのですが、ここを見るとなんとなく就活アカがどんなことをしているか分かるかなと思うので、もし気になった人は @shukatsu0337 で検索してみてください。

今のTwitterは優秀() なので、僕のアカウント覗いただけで今後おすすめに就活関連のツイートが流れてくるのではないでしょうか…

この時期、就活にかけた時間は5h/週くらい。
コンサルティング業界にちょっとずつ興味を持ち始める段階。

2022年5月~7月:インターン選考

ここからいよいよという感じで、夏のインターン選考が始まりました。

インターンは就活生にとって非常に大事で…
もちろん職業体験を通じて事業内容や社風を理解するのも目的としてあるのですが、インターンに参加することで本選考の優遇がもらえたり、企業によってはそのまま最終面接(合格したら内定がでる面接)に案内されたりすることがあるんですよね。

そういった意味で、インターンに参加することは非常に大事なのですが、そもそもインターンに参加するための選考があって、それをだいたいこの時期にこなしました。

インターンに参加するための選考について、企業によって様々なのですが、1dayのインターンであればESと適性検査を、複数daysのインターンであればそれに加えてGDや面接が課されるので、夏までにしっかり対策しておきましょうねという話です。

対策法についてはその辺に講釈垂れてる人がいっぱいいると思うので、そういったnoteやサイトを見てもらったらいいかなと思います。
もちろん僕に何か聞いてくれても良いですが、そこまで有益な情報は出せないと思います…

インターンにエントリーした企業に関しては、この時期は本当に広く様々でしたね。
メーカーや金融、商社、コンサルなどなど。規模感も大手からベンチャーまで。

そんな感じで手当たり次第出した結果、エントリー数は80社程度だった気がします。
しかしその中でもインターン参加権を得られたのは半分程度、勝率は5割弱くらいで終わった気がします。
厳しい世界。

インターンは大体夏休みの2か月間で、1企業当たり2~5日あるため、合格した中で夏のインターンに参加できたのは15社でした。
内訳はコンサル7社、金融2社、インフラ2社。あとは総合商社、リース、教育、レジャーが1社ずつでした。

今見てもバラバラな感じですね。
この頃は10h/週くらい就活に割いていた気がします。忙しめ。

2022年8月~9月:インターン参加・本選考スタート

通ったインターンにどんどん参加するのがこの時期です。
夏休みは半分くらいインターン、もう半分がバイトと旅行で終わりました。

ちなみに僕の参加した夏インターンはほぼすべてオンラインで、1つだけ東京本社だったので1回だけ東京に行きました。
旅行気分で、新鮮味もあり楽しかったです。

あ、そもそもインターンって何なんですかと思う人がいると思うのですが、定義を確認すると

学業についている者が企業や官公庁などで一定期間、就業体験をすること。実際の仕事につくことで、自らの専攻や将来の職業選択に生かすねらいがある。

日本大百科全書(ニッポニカ)

とあるようにあくまでも「職業体験」がもともとの意味でした。
しかし実際にはそれだけではなく、インターンシップで優秀だと判断された人は本選考で有利になることが多いとされています。
これは特に複数daysのインターンで顕著に見られたような気がしました。

こうして、インターンを採用に繋げることは今まではグレーとされていましたが、なんと2022年6月に経済産業省、文部科学省及び厚生労働省は、「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」の改正を発表しました。

これによって、25卒以降に関しては、インターンを通じた選考優遇が公に認められたことになります。

つまり、夏インターンに参加しないと就活から完全に出遅れてしまうということです。
もちろん本選考から就活を初めて第一志望に内定する人はたくさんいるので脅しではないのですが…
とにかく早く動いた方が得であることには変わりません。

実際に僕もインターンに参加した企業から、いきなり最終面接に呼ばれることもよくあり、結局内定した8社のうち6社はインターン経由でした。

ただ、インターンじゃなくてあえて本選考から応募する就活仲間もいました。

その彼に関しては
「自分はインターンみたいに2~3日ずっと思考し続ける体力はあまりないけど、面接みたいに30minで尖ったアイデアを出す瞬発力には優れているから、面接だけで内定がでる本選考を中心に受けている」
ということを述べていました。
その彼は、僕とは違うコンサルティングファームで来年から働くみたいですが、それも立派な戦い方だなと思います。
入ってからパフォームできるかどうかは知りませんが…

これは極端な例ですが、もっと一般的な話をすると、GDが苦手だから選考フローにGDがない企業を受けることであったり、テストが苦手だからテストセンター(外部会場のこと)で適性検査を課す企業ではなく、解答集(カンニングペーパー)を使える自宅受験型の適性検査を課す企業を受けることなど、そういう自分の得意なフィールドで戦うことが大事だなと思います。

これが就職活動で得た知見(ii) の部分ですね。
就活と一口に言っても、形式が多様なので自分が戦いやすいところで戦うと良いと思います。

これは業界についても言える話で、例えば僕はコンサルティングファームはけっこう相性が良かった一方で、ITベンチャーは軒並み選考に落ちました。
フィールドの差だったなと思います。面接官と明らかに合う/合わないがあるので…

さて、時系列に沿った話に戻すと、この夏インターンが終わったあたりから内定が出始めます。
8月末に1社目の内定が出て、ある程度安心した心持ちで9月以降の本選考・冬インターンに進むことになりました。

夏休みは学校がないこともあり15h/週くらい割いていた気がします。

2022年10月~2023年3月:本選考・冬インターン

夏インターンが終わり、外資系企業の本選考や、全企業の冬インターンの時期に入ります。

この時期は夏インターン経由の早期選考(本選考)と、冬インターンの選考を並行して行っていました。

本選考に関してはインターン選考よりも倍率が低かったりするので、かなり気楽に楽しく取り組みました。

冬インターンに関しては、8月末にそれなりのコンサルティングファームから内定をもらっていたこともあり、それ以上の志望度のところしか受ける必要がなかったので、かなりエントリー数も絞っていた感じがします。

ということで、冬は興味あるコンサルティングファームと、みんなが受けてそうで面白そうな大企業のインターン選考を受けました。全部で10社くらいエントリーしました。

冬インターンは対面のものも多かったのでよく東京に遊びに行けました。嬉しかったです。

11月頃になると志望企業の内定をもらっていたこともあり、完全にappendix就活と化していた気がします。
自分が納得するために違う業界も受けてみたりして、楽しくゆるっと就活していました。

8月~2月まで毎月1社ペースで内定が出ていたため、巷では内定サブスクと呼ばれていたとか呼ばれていなかったとか…

2023年3月:内定承諾・終活

そして3月に某日系企業の本選考を受け終えて、全面接が終了。
就職活動を終えました(終活というらしいです)。

最後の方はかなり惰性でやっていたとはいえ、1年くらいしっかり走り切った感じがします。

ちなみに内定を頂いたという記述を何回かしましたが、正確には「内々定」ですね。
一応4年生の10月まで内定を出してはいけない仕組みになっているので「内々定」と言われていますが、内定とほぼ同義です。

こんな感じで就活をしてきました。最後に軽くまとめて終わります。

まとめ

さて、まとめると就活は楽しいゲームですが、完全に茶番だなとも思いました。

書いたように、特に本選考は面接3回くらいしただけで採用/不採用が決まるので、ただ単に面接が上手いと通るし、そうじゃないと落ちるだけ。
しかも面接官ガチャの要素もあるので、変数があまりにも多すぎて完全に「縁と運」としか言えないゲームだなと。

だからこそ、試行回数を多くしたら実力無くてもコロッと内定が出る場合もあるし、一方で試行回数を絞ってがっつり対策しても面接官との相性が悪ければ余裕で落ちる。
その面では受験よりも努力が反映されにくいものだなあと思います。

だからこそ、これから就活をする人に関しては通ったから優秀/落ちたから劣等とかは感じなくていいんじゃないかなと。
そして、受けている業界もみんな全然違うし、他人の頑張りを見て頑張るぞ~くらいはあっても良いと思いますが、それ以外で変に人と比べる必要もないなと。

これは知見(iii)で書いた内容ですね。

自分も某コンサルティングファームのインターンに参加し、友人はそのまま内定まで行ったのに自分には最終面接の案内が来なかったこと(いわゆるジョブ落ち)を1社経験して、それはもう落ち込んだことがあったのですが、他人と比べて落ち込んでいる時間は特に必要なかったな、それするくらいならPDCAサイクル回して次のジョブに備えたらよかったなと思います。

まあ、とはいえ一喜一憂しながら楽しむのも一興で、それで今後の人生が一気に決まるわけでもないので、ゲーム感覚で取り組むくらいがちょうどよい気がします。

以上、ちょっとした所感とともに就活体験記を綴ってみました。
対戦ありがとうございました。

さて、ここから社会人生活まで1年、しっかりお勉強して1年目からバリュー発揮できるように頑張りましょう。
ここからがスタート!!!



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