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失敗談とほめること──君のいまがより良くなるように。

・失敗談や苦労話が好き

昨日までは、青森の十和田に滞在した。十和田でお世話になった方に、仕事、お金、結婚や子育ての苦労話や失敗談を聞かせていただいた。ぼくにとって(自分のためになり、参考にしたくなる)おもしろい話は、成功談よりも、その道の先輩の苦労談や失敗談、そんな経験から得た「こうすれば良かった」という気づきや教訓。もちろん、どんな経験も、必要なことと思う。だからここでは、僕も失敗や悩みを共有していきたいと思う。

・なぜ褒めるのか?

編集の仕事をしていると「褒めることは大切」という話を、そこかしこで聞く。さいきんは、いろんなひとの原稿を読ませてもらう機会が増えて、そこでもまず褒めようと、思いはするけれど、腑に落ちない。

そもそも、なぜ褒めるのだろう? 褒めるとは、あるものの「良いところ」を相手に示すこと。「ポテンシャル」を明確にし、それを伸ばしたり、引き出したりするためだ。いうなれば、適切な提案に「繋げる」ための、必要な素材として、褒めが存在する。

それはつまり、提案には2通りのアプローチがあることを教えてくれる。1)良いところを褒め、その可能性を伸ばしませんか?とする提案と、2)「こうしませんか?」先行型の提案。この場合は、自然な提案となるように、あとから良いところを見つけて辻褄を合わせるパターンになる。後者は、土台からひっくり返す必要がある場合など、最終手段に近いイメージ。

可能性を伸ばすための良いところを見つけ、相手に示したうえで提案しろ──と解釈することもできる「まず褒めろ」。この言葉の裏に、どんな意味があるだろう。

君のいまがより良くなるように。

(青森はいまが桜の見頃)

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