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フリーランスになって1年。気づいたことを一つ挙げるなら

フリーランスになり、気がつけば1年が経ちました。ありがたいことになんとか生きています。

この1年間も、多くの人と、未知の世界との出会いに恵まれました。

「フリーランスは上司を選べるのがいいよ」と、言われたことがあります。たしかに。フリーランスは取引先に選ばれていることも言うまでもありませんが、幸せにしたい人たちを選ぶことができると思っています。

●たった一人のひとを幸せにしたいという想いを起点に

こんなにものすごくシンプルなことに、やっと気づけました。仕事とは、たった一人のひとを幸せにしたいという想いから生まれたもの。そんなふうに思えるようになりました。

だからいつでもどんな仕事も、一人のひとを幸せにしたいという想いが起点でありたい。その人の人生という木の幹がわかれて、わかれて、ずっと先にある、枝先に咲く一枚の葉っぱになれるように。一年に一度くらい、爽やかで上品な香りのする梅の花のようになれたら大満足です。

文章を書くときも、写真を撮るときも、何気ない書類作りもすべてはじまりは、たった一人の人のため。その人の顔をありありと思い浮かべて、思い浮かぶまで想像して、その人が喜んでくれるようにと思いながら仕事をする。それを常日頃からできれば、プロだと思います。

仕事に夢中になって、こなしていると感じられる時には一度立ち止まり、誰を幸せにしたいのか考えています。

とはいっても企画を立てて物を作る時には、関わってくれる人が多くなっていきます。するとこの人のことも、あの人のこともと、考えることが多くなりますよね。

僕はたくさんの人のことを考えることは、まだできません。現状は、頭で価値の分配について考えることにしています。こと仕事でいうと、お金、実績、やりたいことである等……、人に応じていろんな種類の価値があり、自分が何を差し出せているのか、あるいその逆も、都度整理します。

そして、この仕事で誰を幸せにしたいのかという一番の目的は心で思います。なかには、この人と、あの人を幸せにしたいと思い浮かんでくることもあるのですが、それはとてもありがたいことです。必ずしも一人のためでなければならないわけではありません。

幸せにしようだなんて傲慢かもしれませんが、思わないよりも思う傲慢でいいですよね。

幸せにしたいと思える人たちを幸せにするお手伝いをすることで、一緒に、自分も幸せになっていく。そのためにはどうしたら役立てるのか。

こういう心構えを常に持てていれば、きっと大丈夫。生えたばかりの根っこを、グングンと伸ばしていきたいと思います。

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最後に告知を。あたらしい写真のコミュニティ「もとくらの写真 / 現像室」をはじめました。メンバーリストの帳簿に、参加してくれた方々が自己紹介してくれている状況。おすすめの機材部屋も盛り上がっています。

詳細はまた別の記事でお話したいと思いますが、僕自身はやっぱり、「写真」を通じてパートナーを大切にすることを試みていく場所にしたいと思います。気になる方は是非ご覧になってみてください。

切り取って、焼き付けて、見つけ出す〜あなたの大切な「人」を〜「もとくらの写真 / 現像室」を始めます。


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