大事な時間を、心に焼き付ける──君のいまがより良くなるように。

今日は、彼女とドライブした。景色のいいところが目的地だった。

景色は買えないものだ。所有できないもの。一瞬一瞬変わっていくもの。

目の前にもう一度同じシーンは、現れてはくれない。

現れては立ち止まり、通り過ぎていく世界を、目で、頰で、匂いで、音で、僕らは見ているし、見えない時間まで、見ようとしているのだと思う。

彼女とドライブしながら見る田園風景、隣から聞こえてくる声。積み上げてきた時間の上に成り立つ目の前にある世界が、僕にはとても綺麗に思える。

今夜は、本当は眺めのいい場所でアウトドアワークするのはおすすめだよって、言いたかった。それでも、それはひとまず棚にしまっておく。

いま目の前にある世界、そこに流れる時間を、心に焼き付けておくことが大事なことのように思える。

写真はそのための道具だ。

君のいまがより良くなるように。
父さんは今日も願っています。

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小松崎拓郎

君のいまがより良くなるように──01

本当に大切な人を大切にしたいから、書いています。未来の子どもたちに宛てたレターエッセイ。
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