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人が老いるとき

僕は今、33歳です。20代の頃は老いを感じる事はなかったのですが、この数年で「あれ、老けた?」と感じたことが2回あります。

まず1回目は、シェアオフィスGROVING BASEを立ち上げた直後の半年間。年齢でいうなら30歳。全然集客が出来ず、毎月貯金が100万円無くなる状況を打破するために死物狂いで働いたときです。この時は、体にも色々変化が出るほど大変でしたし、その後プロフィール写真を撮影した際、老けたなぁと落ち込んだものです。詳細は下記に。

そして、2回目はまさに昨日、鏡を見て。妻に「俺、老けたよなぁ」と聞いたら「実は最近ずっと思ってたよ笑」との返事。
2020年冬〜2021年春に、コロナ禍で大打撃を受けた業績を回復させるべく仕込んでいたものをリリースするために結構動いたんです。新商品開発、クラウドファンディング、はじめての展示会出店を2回、GROVING BASEの3周年イベントなどなど、、毎月初めて経験する大きなイベントがありました。

追い込むと老ける?

もちろん、年齢的なこともあるかと思います。これまで成長していくことしか知らなかった体がピークを迎え、衰えていっているというのは感じます。でも、追い込み時期を終えた頃に強く老けたことを自覚します。

ところで、僕が運営しているシェアオフィスGROVING BASEには、とても活き活きと働く会員さんがいらっしゃいます。そういう方達の多くは、年齢に対してとても若々しく見えます。自分の好きなことに打ち込み結果を出されている方や、いつもにこにこしている方。本当に若く見えて初めて年齢を聞いたときはとても驚きました。

その方たちは、夜中まで働いたり、正月もオフィスに来たりと、働く時間だけで見ると一般的に過酷な環境です。そして、別に美容や健康に気をつけている様子はありません。なんなら外食が多いし、毎日エナジードリンク飲んではるし・・・。でも若くみえるんですよね。

追い込んでいるように見えても、楽しんでおられるのでしょう。いつまでも若くいるための要素は、自由な働き方や好きなことをすること、のびのび出来ること、諸々の悩みがないこと・・・色々なことが考えられますが、出来ることなら僕もいつまでも若々しくいたいものです。

身体的な老化よりも恐ろしいこと

僕は自分のキャパを超えて無理に追い込んでしまったのかもしれません。心の持ちようも良くなかったのかも。でも、「頑張ること」は大事です。達成感、人との信頼関係、お金。努力がこれらに繋がる事は当たり前によくあります。
特に、僕の場合は自分で事業をおこす機会を得られたので努力や苦労が全て自分に跳ね返ってきます。だから、老けも勲章と思えています。

ところで、税理士事務所で働いていた頃、業績が伸びる企業とじわじわと落ちていく企業には決定的な違いがありました。前者は、常に新しいことに挑戦し、どうやれば実現出来るかを語ります。後者は変化を嫌い、新しいことを始めない理由を口にします。

誰でも、当たり前に後者は成長しないと理解できるはずです。
でも、つい口にしてしまってたりするんですよね。

・前似たようなことをやって失敗したことがあるよ。
・今の仕事で手一杯だから、誰かやってくれる人がいればなぁ。
・この業界では当たり前だよ。

変化には痛みを伴いますが、良い刺激にもなりますし、これまでと違う流れが発生します。一般的に年を取れば取るほど変化が億劫になると言いますが、体の老化以上にこういう思考になってしまうほうが恐いと感じます。価値観を狭め外部環境の変化についていけず、不足の事態から立ち直る力を弱めます。
まだこれから人生を広げていきたいというのであれば、やっぱり新しいことをはじめるのは良いことじゃないかと思います。それは、ビジネスに限らず、新しい友人を作ったり、新しい場所に行ったり、知らない音楽を聴いたり、今まで通らなかった道を通ってみたり、そんなことでもいいんじゃないでしょうか。

毎日フラフラになりながら働いている方へ

すでにパンパンで、新しいことを始める時間、または精神的な余裕がない方もいらっしゃると思います。

期待にこたえなきゃ。
今日中に処理しないと。
成長し続けないと。
1日休んだら取り戻すのに3日かかる・・・

そう考えるのも、もちろん大事なことです。でも、その思考によって日々が窮屈になりしんどくなっているのであれば、今日1日、いや1ヶ月、そんな気持ちをおさえても、人生は転落しないのではないでしょうか。色々なしがらみはありますが、思い切ってストップしてみるのもありかもしれません。

あなたが鏡を見たときに「こんなに老けてたかな」と感じた時は、思い切って休んで、普段とは違うことをしてみてはいかがでしょうか。


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