見出し画像

経て得る言葉

3月31日。
年度末である。

といっても今年度は8月末から休職していたのでやり切った感がない。
半分以上も仕事を休む、という経験は今後そうそうないだろう。

仕事をしている中で「今年は頑張らないといけない」であったり、「この仕事は是が非でも成功させなくてはいけない」というタイミングがあると思っていて、自分にとって今年度はまさにそういう年度だった。少なくとも僕はそう思っていた。

しかし、体調を崩してしまった。
そして休むことを選んだ。

休むこと自体に罪悪感を感じていたが、側から見ると相当に参っているように見えており、休まないと大変なことになっていたと今となっては強く感じる。

休むことで得られなかったり、失ったことも多々ある。
それに対する後悔が全くないとなれば嘘となるし、休んでなければ、というタラレバを繰り返した夜もあった(いい加減、タラレバを卒業したい)。

ただ、振り返ってみると休んだことで得られたこともたくさんあるなぁ、と今となっては思う。

この休みの期間になかなか会えない友人知人と会い、色々と話を聞けたのが大きかった。
その中で様々な人生があり、どれも正解、ということを痛感した。

どの選択肢も間違いではないし、選んだ選択肢をいかに正解していくのかが大事だ。

自分でもインプットしていると自覚していたこの言葉も、こうした経験を経て聞くと言葉がまるで血肉になるような感覚を覚える。

休んだことを負い目に感じてはいたが、長い人生、こういう人生の回り道みたいな年度があってもよかった。
今はそう思える。

明日から新年度。
僕も再始動。

休んだことで得られた価値観や考えを元に体調を崩さずに頑張っていこう。

春は寂しくもあるが、ワクワクもある。
春っていつもソワソワさせてくれる。

この記事が参加している募集

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?