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映画の紹介170本目 『イングロリアス・バスターズ』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『イングロリアス・バスターズ』です。

この映画はクエンティン・タランティーノ監督の作品で、

舞台は第二次世界大戦中のドイツ国防軍占領下のフランスで、ナチス親衛隊大佐に家族を皆殺しにされたユダヤ系フランス人の女性映画館館主と、ユダヤ系アメリカ人からなる秘密部隊を率いるアメリカ陸軍中尉である女の復讐劇と男たちの戦いを描いた物語です。

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【クエンティン・タランティーノ監督について】

監督はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、俳優です。

高校中退後、俳優を目指す傍らレンタルビデオ屋の店員になり、膨大な数の映画を鑑賞する生活を送ります。

やがて脚本を書きはじめ、「レザボアドッグス」(91)を自主製作しようとした頃、同作の脚本が俳優ハーベイ・カイテルに認められ、彼の後押しもあって監督デビューします。

同作がサンダンス映画祭で好評を博し、劇場公開されて評判となります。

デビュー前に脚本を手がけた「トゥルー・ロマンス」が93年にトニー・スコット監督、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」が94年にオリバー・ストーン監督により映画化されます。

以降、「ジャッキー・ブラウン」(97)、「キル・ビル」2部作(03、04)など話題作を発表し、「イングロリアス・バスターズ」(09)と「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)でもアカデミー脚本賞にノミネートされ、後者で2度目の受賞を果たしました。、

【あらすじ】

1941年、第二次世界大戦中のドイツ軍占領下のフランスの田園地帯。

この地に赴任した「ユダヤ・ハンター」の異名をとるナチス親衛隊のランダ大佐は、行方不明になっているユダヤ人一家の手がかりを得るために酪農家のラパディットを尋問しました。

床下にその一家が匿われていることを突き止めると、部下に命じて床板越しにマシンガンで皆殺しにさせますが、ただ一人、娘のショシャナだけは逃げ出すことに成功します。

ランダは走り去るショシャナの背中に向けてピストルを構えますが、引き金を引く代わりに別れの言葉を叫びます。

1944年春。

レイン米陸軍中尉はユダヤ系アメリカ人8名からなる秘密特殊部隊を組織していました。

レインが部下に説明する任務とは、市民にまぎれて敵地奥深くに潜入し、ドイツ人を血祭りにあげることでした。

捕虜はとらないという方針の下、拷問を加えた上で殺害し、レインの祖先でもあるアパッチ族の慣わしに倣って、各員が100人のドイツ軍兵士から頭皮を剥ぐよう命じます。

一方、ドイツ軍の間では、レインの部隊は「バスターズ」の名前で知れ渡っており、その活躍は生存者を通してアドルフ・ヒトラー総統にも伝えられるのでした。

「ユダヤの熊」こと軍曹ドニーは、協力を拒むドイツ軍下士官をバットで撲殺します。

レインは、唯一の生き残りのドイツ兵の額に、一生消えないハーケンクロイツの傷をナイフで刻んだ上で解放します。

また、バスターズはドイツ軍兵士でありながらゲシュタポ将校13名を殺害して、監獄に入れられていたスティグリッツを救出して仲間に引き入れるのでした。

1944年6月、パリ。

ショシャナは、亡くなった叔父夫妻から経営を引き継ぎました。

身寄りのないうら若き女性映画館主エマニュエルという別人に成りすましており、その後ラストへ向かう物語です。


【最後に】

本映画を鑑賞して、
米独合作映画で当時の戦争の悲惨さを感情移入して疑似体験するとともに、冷酷で傲慢なナチスへの復讐や潜入作戦の緊張感、祖国に殉じる者と裏切り者による騙し合いなど、戦争や人間という生き物の普遍性など、多くの視点から学べる要素がありました。

とてもオススメの作品です!

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