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映画の紹介156本目『ブローバック・マウンテン』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ブローバック・マウンテン』です。

この映画はアン・リー監督の作品で、

アメリカ中西部を主な舞台として、1963年から1983年までの20年間にわたる、惹かれ合う2人の男性の姿を描いた物事です。

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【アン・リー監督について】

監督は映画監督、映画プロデューサー、脚本家です。

台湾の国立芸術学校を卒業後にアメリカに渡り、イリノイ大学とニューヨーク大学で映画制作を学びます。

在学中に製作した作品が数々の賞を受賞、輝かしい成績を収めます。

監督デビューは91年、台湾・アメリカ合作の「推手」で、その後も続けて秀作を発表、00年の「グリーン・デスティニー」でアカデミー外国語映画賞など4部門を受賞し、一躍ハリウッドでも大きな注目を集めます。

03年のハリウッドデビュー作「ハルク」では全米で1億ドルを超えるヒットを記録しました。

05年の「ブロークバック・マウンテン」で、アジア人初のアカデミー監督賞を受賞します。

ブッカー賞受賞作を映画化した「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」(12)で、2度目のアカデミー監督賞を受賞しました。

【あらすじ】

1963年夏。

ワイオミング州のブロークバック・マウンテンの山中で羊の放牧を行う季節労働者として、牧場手伝いのイニスとロデオ乗りのジャックが雇われました。

2人は過酷な労働を通して友情を深めていきましたが、ある夜、ジャックがイニスに誘いをかけ、2人は一線を越えてしまいます。

労働契約の終了後、2人ははっきりと再会の約束をしないまま別れ、その年の秋にイニスは婚約者のアルマと結婚し、やがて2人の娘の父親になりました。

一方、ジャックは再会を期待して翌年もブロークバック・マウンテンでの仕事を求めますが、仕事を断られた上にイニスが来ていないことを知ります。

失意のジャックはテキサスに流れ着き、そこでロデオ・クイーンのラリーンと結婚。彼女の父親の会社で働くようになりました。

4年後、ジャックがイニスの元を訪ね、2人は再会しますが、アパートの陰で情熱的なキスを交わす様子をアルマに目撃されていました。

イニスはアルマに気づかれたことを知らずに釣りと偽ってジャックと出かけ、数日間をかつてのように2人きりで過ごします。

そこでジャックはイニスに、小さな牧場を持って一緒に暮らさないかと持ちかけます。

しかしイニスは、彼が少年時代に目撃した、ゲイ差別主義者たちによる同性愛者の虐殺の様子を語り、拒絶するのでした。

また、彼は自分の家族を捨てるつもりはありませんでした。

それから彼らは年に数度、人里はなれた山中で逢瀬を楽しむようになります。

ジャックは順調に家庭で地位を築いていったが、イニスは溝が深まっていた妻と離婚し、惨めな生活を送っていました。

ある時ジャックが養育費の支払いのために忙しくなかなか会えないイニスを非難し、2人の間で口論が起きてしまいます。

イニスはジャックとの関係が人生を狂わせたと言って苦悩を明かし、ジャックはイニスを抱きしめようとします。

ある日、イニスがジャックに出した葉書が「DECEASED」のスタンプを押されて返送されてきます。

イニスはラリーンに電話をかけ、ジャックが事故で死んだことを知りますが、ラリーンから聞かされた痛ましい死の様子に、思わず彼が虐殺される様子を想像してしまいラストへ向かう物語です。

 

【最後に】

本映画を鑑賞して、
男と男の友情がテーマであり、社会的には家庭を持つ事が当たり前とされていた時代性であるものの、二人がお互いに離れながら心で想いを募らせ、愛し合っているシーンが特に印象に残りました。

とてもオススメの作品です!

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