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映画の紹介52本目 『チェ 28歳の革命』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『チェ・28歳の革命』です。

この映画は、
スティーブン・ソダーバーグ監督の作品で、

愛と情熱の革命家である、チェ・ゲバラのドラマティックな生と死を描いた二部作前半の物語です。

【監督のスティーブン・ソダーバーグについて】

監督はアメリカの映画監督で、脚本家・プロデューサーでもあります。

高校卒業後に短期間ハリウッドでフリーの編集者として働き、1985年にロックバンド・イエスのコンサートフィルムで監督デビューを果たしまし

初長編監督作「セックスと嘘とビデオテープ」(89)がカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、アカデミー賞でも脚本賞を受賞します。

以降は、「オーシャンズ」シリーズ(01~07)や「チェ」2部作(本作。08)、「マジック・マイク」(12)などジャンルを問わず手腕を発揮しています。

監督業の他にも、ピーター・アンドリュース名義で撮影して、メアリー・アン・バーナード名義で編集、サム・ローリー名義で脚本を執筆するなど多才に活躍しています。

【あらすじ】

1964年5月。

革命後のキューバの要人として、首都ハバナで女性インタビュアーの取材を受けるゲバラは、過去の様々な場面を回想しながら、物語は進んでいきます。


1955年7月。

キューバ人の革命家フィデル・カストロは、亡命先のメキシコシティで密かに同志を募っていました。

キューバはバティスタの独裁政権に支配されて、貧富の差は広がるばかりだったのでした。

アルゼンチン人の青年医者エルネスト・ゲバラは、カストロの言葉に共鳴して、翌年カストロと共にキューバに密航します。

1964年12月ニューヨーク。

ゲバラはキューバ主席として国連本部の総会で演説するために渡米します。

時は遡って喘息の発作に苦しみながら、キューバのジャングルを進む戦闘服のゲバラは、反乱軍の仲間からすでに「チェ」と愛称で呼ばれていますが、外国人である引け目が遠慮を生んでいたのでした。

同年、カストロ率いる反乱軍は、政府軍の兵営を襲ってその力を見せつけます。

そこでゲバラは志願して本隊から離れ、治療が必要な負傷兵たちを引き受けて危険地帯に潜伏しました。

この時の困難な負傷兵の移送作戦で、真の戦士に成長したとゲバラは語ります。

1964年のニューヨークでテレビに出演して、支持者のパーティーに出席し、キューバの立場をゲバラは語ります。
 
ゲリラたちは内心では、都市で起こっている「ゼネストによる政権崩壊」の運動を軽んじていましたが、目指すところは同じでした。

1958年5月。

カストロはキューバで活動する複数の反乱軍の総司令官に任命された後、都市でのゼネストが鎮圧されて、個々の武装勢力は結束する必要を痛感したのでした。

同年、キューバでは反乱軍同士の勢力争いが表面化していました。

カストロは反乱軍の意思統一を急いで、ゲバラを軍の全勢力をまとめる司令官に任命しました。

山岳部が主だったゲリラ戦は、ラス・ビリャス州の都市部へと移行し、市民はゲリラを歓迎して、主要都市が次々と制圧されて反乱の動きは加速していきました。

ゲバラは援軍を待たずに市内に進軍して、ラジオで市民に共闘を呼び掛け、政府軍は市民の住む町への空爆を強行します。

そんな激戦が続く中で、軍や警察からは降伏する者が出始めます。

1959年1月2日には、ゲバラは首都ハバナに向けて最後の進軍を開始して、前半最後を迎えるという物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
一人の革命家が自身の信念を貫き通す姿に胸を打たれて、自身も常に「旅人」でありながら日々刺激を求めて生きていきたいと思いました。

とてもお勧めの作品です!

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