見出し画像

映画の紹介98本目 『ヴィクトリア女王 最後の秘密』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ヴィクトリア女王 最後話の秘密』です。

この映画は、
スティーブン・フリアーズ監督の作品で、

ヴィクトリア女王と彼女の従僕アブドゥル・カリムの交流を描いた物語です。

https://amzn.to/3hgfY6p

【スティーヴン・フリアーズ監督について】

監督はイギリス出身の映画監督です。

監督はロンドンのロイヤル・コート・シアターで、リンゼイ・アンダーソン監督や俳優のアルバート・フィニーのアシスタントとしてキャリアをスタートさせます。

66~72年までカレル・ライス監督の映画で助監督を務め、71年の「Gumshoe」で監督デビューします。

「マイ・ビューティフル・ランドレッド」(85)で脚光を浴び、「危険な関係」(88)でハリウッドに進出しました。

90年の「グリフターズ 詐欺師たち」でアカデミー監督賞に初ノミネートされて、「ハイロー・カントリー」(98)ではベルリン国際映画祭の銀熊賞(監督賞)を受賞します。

06年の「クィーン」で2度目のアカデミー監督賞候補となりました。その他の代表作に「ハイ・フィデリティ」(00)、「あなたを抱きしめる日まで」(13)などがあります。


【あらすじ】

1887年。

インド女帝でもある英国のヴィクトリア女王は在位50周年を迎えていました。

些細な理由から、英領インドから女王への献上品である記念硬貨を捧げ持つ要員にアブドゥル・カリムとモハメドが選ばれ、二人は英国へ向かいます。

宮殿での儀礼を終えようとした時、女王と目を合わすことも禁じられていたにも拘らず、アブドゥルは女王の足に口づけて強い印象を残しました。

女王は、39年前に治世最初の首相だったメルバーン子爵を、26年前に最愛の夫アルバート王配を、3年前に寵臣ジョン・ブラウンを、と信愛を寄せた男性たちを次々に喪い、さらに現在では長男のバーティ王太子はじめ子供たちとの関係も悪化し、宮廷の因習と孤独の中にいました。

そこで女王は、この『インド人』を自分の話し相手として呼び寄せ、息子のように可愛がり、また『ムンシ』と呼び慕うのでした。

アブドゥルは名目上の女帝でありながら、インドを訪問したことのない女王に、クルアーンや『最も高貴な言語』であるウルドゥー語の手ほどきをします。

女王は、未知の文化や、慣習にとらわれないアブドゥルに強く惹かれ、旅行に同伴させる等、厚遇するのでした。

その結果、二人は周囲の反発を買うようになっていきます。

やがてアブドゥルに妻がいたことを知ると、女王は激怒するが、オズボーン・ハウスの別邸にアブドゥルの妻や母を呼び寄せさせます。

さらに、オズボーン・ハウス内にインドのダルバールを模した豪華な部屋を作らせて、アブドゥルにインド風の寸劇をさせて、側近たちに披露します。

この様子を目の当たりにしてソールズベリー首相はアブドゥルの排除を決心するのでした。

首相の秘書の諫言により、女王はインド大反乱をめぐって、アブドゥルがイスラム教徒寄りの情勢認識を持っていることに気が付きます。

女王は激高し、アブドゥルを英国本土から追放しようとしますが、アブドゥルの真心への感謝から、翻意して彼を引き留めるのでした。

一方、バーティ王太子も、母である女王にアブドゥルの経歴を知らせて、彼の『卑しい』出自を理由に排除しようとします。

女王は逆に、アブドゥルを叙爵すると言い出してしまい、これには末端の使用人からバーティ王太子まで全員が反発を示します。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
ヴィクトリア女王の年齢に拘りなく学び続ける姿勢や新しい物事の出会いを素直に受け入れるような姿勢に感銘を受けて、とても学べる作品でした。

とてもオススメの作品です!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?