見出し画像

【ライブレポ】BUMP OF CHICKEN Silver Jubilee Zepp Sapporo day1

10/31(月)この日の札幌は、昼間はコートを着ていると暑いくらいの気候であったが、陽が落ち入場のための待機列に並ぶ頃にはすっかり気温が下がり震えながら入場を待つ。
18時入場19時開演予定だったが、実際に私が入場できたのは18時50分頃、開演は19時10分頃であった。

SJ幕張と同様「Acacia」からスタート。
イントロのキラキラした音が鳴った瞬間に興奮が掻き立てられる。改めてオープニング映えする曲であると感じられた。はやく声出し解禁してOh Yeah! Hey! Yeah! Hey! Ah huh ! のコールアンドレスポンスをしたい‼

序盤の曲終わり、暗転中のステージから藤くんの「近いっ!お客さんもそうだけど、それ以上にお前ら(メンバー)が近い!」という楽しそうな声が聞こえてきた。それに応えるチャマの「ハッ」という良い笑い声が暗闇に響き、メンバーもこのライブハウスという環境を楽しんでいることが伝わってくる。

冒頭三曲が終わり、会場が明転する。
会場中が待ちに待った藤くんの最初の一言は
「それじゃあまず、食べた物の話でもする?」
この公演最初のMCは、何故か食べ物の話から始めようとする藤くんの一言から始まった。

ヒロ「え、いや早いって。それはちょっと、早すぎる」
藤くん「まだ早い?」
ヒロ「流石に早い、もうちょっと後でいい」
藤くん「そっか、ごめんな。じゃあ後でもう1回聞くわ」

楽屋でよほど食べ物の話で盛り上がっていたのか、なぜかこんな入り方でスタート。突然話を振られて慌てる様子は相変わらずヒロヒロしかったけど、俺も何故初端から食べ物の話って思ったよ(笑)

藤くん「じゃあまずチャマこと直井由文くんです。調子はどうですか?」
チャマ「最高に楽しいです」
藤くん「楽しい?」
チャマ「楽しい!みんなのおかげで最高に楽しいです」
藤くん「お前今3語くらいしか喋ってないぞ!」

調子を聞かれているのに感想を答えるチャマ。省エネモードなのは相変わらずだけど、声に楽しさ、明るさが宿っている。なによりこのライブ中を通して笑い声がよく聞こえていた。
SJ幕張、ロッキンを経て徐々に平常運転に戻ってきている感じが伝わってきたのが嬉しい。
SNSアカウントの投稿が今回のツアーから、BUMP公式と同じ文面を投稿していた状態から自我が戻り(笑)札幌公演からは食べたものなどの日常の様子も投稿するようになった。徐々に以前のチャマへの復活が感じられる。
アリーナツアーでは君のMC復帰を待っているよ。

その後メンバー紹介という名の本日の調子の確認が続き、最後に藤くんの「一曲一曲心を込めて演奏するので最後まで楽しんでいってください」という言葉で会場が再び暗転し、ライブは続く。

曲間に藤くんが「具合悪い人いない?ぎゅーってなってない?周り見て、もし具合悪そうな人がいたら、顔が土みたいな色になってるヤツがいたら、声掛けてあげてね。もし普段から土みたいな顔色のヤツだったら、そいつはいつも言われ慣れてるから大丈夫。『俺いつもこういう色だから』って言ってくれると思う」とリスナー気遣う場面があった。
その後何度も「具合悪い人いない?大丈夫?」と確認していて、終いには「何度もしつこいよな。お前らちゃんと周り見て助けてくれてるもんな。ありがとう」と自身でも言うほど、何度も何度もリスナーの体調を心配していた。

この日のニュースはどの局も、韓国の梨泰院で起きた事故の話題一色だった。もしかしたらBUMP運営でもこの圧死事故について話題になっていたのかもしれない。
ライブ会場入場時、足元に白線で作られた(座席代わりの)四角い目印は関係ないため、ひたすら奥に詰めて入るようにとの会場スタッフからの指示がされていた。既にごった返している会場の隙間に入り込むようにしての入場はどうしてもあのニュースを連想し、このライブハウスの鮨詰め状態は正直狼狽えるものがあった。
私の位置がかなり後方ということもあり、公演中おしくらまんじゅうになることはなかったが、聞いたところでは、Bブロック以降はぎゅうぎゅうになっているものの押し合いもなく平和だったが、Aブロック(の前方だけ?)では戦争が繰り広げられていたらしい。
メンバーから一番目に付くところでそんなことして、心配掛けさせないであげて🥺

MCパートに入ると藤くんが「それじゃあそろそろ食べ物の話いける?」とヒロに振る。
「じゃあヒロ食べたものの中で何が美味しかったか教えて」との問いかけに「サンマが美味しかったです。ひとり一匹ずつたべて…上になんかあの、乗っかってて」と相変わらずなヒロ節で答える。
北海道らしいモノ何食べたのって質問じゃないのヒロくん?と思っていたら「さんまってお前、確かに美味しかったけど。それはお前、例えば福岡で食べても美味しかったってなるだろ」って案の定藤くんからツッコミ入ってました(笑)
「それと、いくらの乗ったご飯と…」
「あとは、もう終わり?」
「あとトマト!それとコロッケもたべた。前菜の、あの六個くらい一つのお皿に入ってるあの…あれは流石にいいよね?あれを一つ一つ言うのは違うじゃん」と一生懸命自身の正当性を主張。
「あとあの焼き鳥、串の刺さってない…あれ何だっけ?」と地鶏の名前が出てこないヒロに対してチャマが3回くらい「しれとこ!知床鶏!」ってめちゃくちゃ笑いながら教えてあげていた。
「あ、そうそれ!その焼き鳥がおいしかったです」

ヒロくん、美味しいものいっぱい食べられてよかったね(笑)

ヒロの美味しかったもの紹介に続けて藤くんが「札幌も何回もライブで来ていて、その度美味しいもの食べてるんだけど、ラーメンとか。どこのとかは覚えてないんだけど、今回我々はラーメンを食べたいと画策しております」

前回Soul Storeでスープカレー食べていたのに、スープカレーには一切言及せずにはっきり“ラーメン”と明言したため、これはリスナーの張り込み警戒用のブラフで、実はスープカレー食べに行くという高等な駆け引きだったりするかなって考えながら聞いていた。
(追記:見事なブラフでした!やはりスープカレー食べに行きましたこいつら!)

食べ物の話が終わると、続けて本日の楽屋での出来事を教えてくれた。
「今日会場でリハのあと、メンバーみんな“思い思い”の過ごし方をしていて…“思い思い”っていうのは別に遊んだりどっか飯食い行ったりとかしてるわけじゃなくってね、ストレッチしたりスタッフさんにアレどうなってるかって確認しに行ったりってことなんだけど…その“思い思い”の過ごし方をしているときに、チャマが楽屋に居て。俺とチャマはこれくらいの、同じ小さいアンプを持ってるんだけど、それを使って、鏡の前で(音の出方を)確認していたんですよ。それで、よくやるんですけど、俺がこう、面白い動きをやったら(どう面白い動きしたのか誰か動画で教えて下さい‼)チャマがハハッて少し笑って反応してくれたんだけどそこでは特にそれ以上盛り上がらず終わって。で、俺が別のことをしていて、はちみつの入ったドリンクを持ってるときに、チャマが鏡越しにベースをこうやって弾いてて(誰かどう弾いていたのか、真似して動画送ってください‼)、さっき軽く流しちゃってごめんって感じで、俺の面白い動きに対するアンサーソングみたいな、“アンサー動き”をしてくれてたのにずっと俺が気づかずに流しちゃったっていうね。チャマです!」

ここ本当にステージ見えなかったことが悔しすぎて、会場が沸いているのをただ前の人たちの後頭部見ているしかできなかったので、誰か再現お願いします(泣)

「それから、“思い思い”の過ごし方から帰ってきたヒロが「あははぁ〜ん」って言いながら楽屋入ってきて、なにかと思って見たら、コイツ白いおしゃれなかっこいいスウェット履いてたんだけどそれにコーヒー盛大に溢しててさ」
「そう、楽屋の扉が思ったより重くて」
「楽屋の扉重かったね、それで開かなかったの?」
「いや、すぐ開いた」
「開いたんだ(なら別に良いのでは?)それで、早く閉じて溢した?」
「いや、思ったよりゆっくり閉じた」
「ゆっくり?(早くじゃなくて?)」
「うん、ゆっくり。それでなんか、ガッてなっちゃったの」
「そっか(???)。それでコイツ白いスウェットにコーヒーこぼして、も〜どうしよ~って騒いでたらスタッフの人が来てしみ抜きしてくれるっていうから渡して」
「今日リハやったから動きやすい格好していたんだけど、それを着替えて」
「そうだね、だから俺スウェット履いてって、動きやすい格好してたって言ったね」
「別のに履き替えて、スタッフの人に渡したらぽんぽんしてくれて安心しました」
「ぽんぽんしてもらったらキレイになって、良かったな。増川くんです」

SJ 幕張での“ダム”のくだりと一緒で、藤くんが話した内容をヒロがもう一度そのまま説明するのを、そうだねーってあしらう藤くんとヒロの、大人と子供の会話みたいなやり取りがヒロヒロ過ぎてすごく好きなので、チャマがMC復帰しても藤ヒロパートはぜひ残してください!

チャマ、ヒロと続き最後の秀ちゃんとのエピソードを楽しみにしていたら「秀ちゃんはー…特にないね。いや、その場には居たんだけど、今日特に絡みがなかったから。俺と秀ちゃんとの“思い思い”は無い」と、まさかの無し(笑)

気に入ったのか、このMCパートめっちゃ“思い思い”って言っていて面白かった。
もはや“オモイオモイ”っていう別の単語でしたね。

毎度のことだけれど「もう半分曲終わった」と言われても体感10分くらいしか経っていなくて、なに適当なこと言ってんだBUMP OF CHICKEN!つべこべ言わずあと10曲くらい演奏しろ!って思っていたのに、その後すぐにまた「残り三曲」って言われて信じられなさが異常。ライブ中の時の進み方絶対おかしい。
その感覚はメンバーも一緒のようで「そうだよな、“えー”だよな。信じられないよな。けど本当なんだよ、俺だってびっくりしてるけどちゃんと(セトリ順通り)やってんだよ!」と身の潔白を主張していました。
怪しいのでそのセトリが書かれたメモはこちらで預かっておきますね、何曲か書き加えた後にお返しいたします。

「(please)forgive」は公演一箇所目である仙台のday1でも演奏されているため、札幌公演に向けた選曲では無いのだが「あなたを乗せた飛行機が私の行きたい場所まで」という歌詞に、私を含め多く参加していた遠征組が、BUMPに会うために、飛行機に乗ってやってきたことを重ねて聴いていた。札幌で聴く「(please)forgive」のなんと沁みることか…。

「そういえば今日はハロウィンだね」とつぶやく藤原基央から「ハッピーハロウィン」の言葉をいただきました!あざっす!
ライブハウスツアー中に翌年のアリーナツアー発表、映像配信されたSJ 幕張の円盤発売発表、収録曲「SOUVENIR含む三曲」表示のCD発売発表と、既に特大のイタズラ頂いています!これ以上は心臓に悪いです!やめてください!でもお菓子じゃなくて新曲をください!

そして発表時リスナーの間で“難しい”と話題になった「クロノスタシス」が演奏される。
これが聴いているだけなのに難しい!みんなどんな風にノッたら良いか分からず、腕が上がっては引っ込み、身体が揺れては止まりを繰り返す。会場の困惑具合が伝わってくる。
やはり我々はさきほど藤原基央からいたずらを仕掛けられてしまったようだ。
私はそもそも「裏拍」が何なのかもよく分からないので、おとなしくじっと聴いていました。

やっぱり楽しかった「SOUVENIR」!
さすがはライブハウスのチケットを勝ち取ってやって来たリスナー諸兄。新曲にも関わらず完璧なハンドクラップを披露。声出しできない環境でも会場が一体となって盛り上がれる「SOUVENIR」楽し過ぎる!語尾を上げて歌うアレンジも曲の軽快さに拍車をかけていてすごく良い!終わった後にすぐ「もう一回やりたい!おかわり!」という気持ちにさせてくれる、完全にみんな大好き「新世界」ポジションの曲である。
またしてもライブ映する曲が生み出されてしまった。一体どこまで進化を続けるつもりだBUMP OF CHICKEN

(最終曲後のMC)
藤くんが「最近は新しい曲を作ったりして、もう出来てる曲もいくつかあって、それを練習したりしてます。はやくみんなに聞いてもらいたいんだけど、もう今日やっちゃいたいくらいなんだけど」と言った瞬間、会場中から拍手が起こる。「そうやって拍手されるとやりたくなっちゃうから」と言うやいなや会場が一致団結し、力強い拍手が響き「おいやめろ!本当にやめろ!笑」という言葉にも関わらず、全力の拍手がさらに大きくなっていく。「わかった、わかったから」という言葉に拍手が止むと「まぁ、今日はやらないけどね。俺はねそういうところ、しっかり忖度するからね」と意地悪な言葉を続けた。

チッ(´・ω・`)

「そうやって今作業してる曲たちが、君たちがいつどんな気持ちで、どんな状況で聞くのかは分からない。楽しい気持ちだったり嬉しい気持ちだったり、悲しい気持ちだったり辛い気持ちだったり色々で、君たちが大変なときっていうのは、それはそれは大変な状況だろうから、俺たちの曲を聞こうと思えないかもしれない。だけどどうにかして君たちの耳に俺たちの曲を届けるために、一生懸命頑張ってます」

aurora arkから一貫して伝え続けてくれているお決まりの言葉だ。
各地の公演で、円盤が発売された東京ドームのFinalで、映像配信されたSJ 幕張で、この言葉に涙したリスナーはみんな知っている。BUMP OF CHICKENは胡散臭い綺麗事の様なこの言葉を本気で考えているかっこいいバンドということを。
26周年に突入しているにも関わらずリスナーと一緒にお祝いしたいという理由で25周年の名を冠したツアーを行っている。

BUMPとリスナーは相思相愛です。

アンコール登場時(ヒロのマイクまで走りながら?)藤くんふざけながら再登場。後で聞いたところ”トオサンゾ”しながら登場してきたとのこと。
何それめっちゃふざけてどうしたん。ハロウィンだからか?ハロウィンだからイタズラ心が燃えてテンション高いんか?40代かわいいかよ藤原基央ハッピーハロウィン🎃

その後メンバー(全員札幌公演限定販売のオレンジSOUVENIR T着用)が出てくると「なんだよお前らみんな薄ら笑って。分かってるよ、全員揃ってオレンジ着て並んでるの、面白いよな」との藤くんの言葉にチャマの良い笑い声が響く。

「アンコールどうもありがとう!札幌には我々何度も来ていて、スープカレー食べたりとか、あと…あぁそう、ライブやったりね。それでZepp Sapporoも何回もやらせてもらってるんだけど、我々にとって思い出深いところで…多分これから俺が何喋ろうとしてるか分かってそうな奴いるな、何人かウンウンってうなずいてるもんな。そういう奴らはこいつアレ話すんだなって思いながらニヤニヤしてればイイじゃんよ!」と笑いながら弁明。
「ちょうどアルバムが出てツアー回ってて、ラジオ局の企画で中継を結んでっていうことをやって。(そういう事するのは)初めてだったんだけど、それをやったのがこのZepp Sapporoでした。その時のことを思い出しながら、最後まで心を込めて歌います」と話すとアンコール一曲目スノースマイルを弾き始める。

aa Finalである東京ドーム day2での感動が想起され、うるっとしながら聞き入っていたところ、Aメロ終わりくらいまで歌ったところで「そういえば大事なこと言い忘れてた」と演奏中断。
何が起きたのかと思ったら「さっき話した中継で演奏したのがこの曲です!いや、だって知らない奴もいるかもしれないから!そしたらそいつさっきの話分かんないから!」と演奏を止めてまでリスナーを思いやる男 藤原基央。私は知りませんでしたありがとうございます。aa東京ドームday1 ダイヤモンドでもこんなことあったなと思いつつ、気を取り直してTake2。同じ様に演奏するもリスナー側にも分かるほどの違和感があり(チャマのベースの音が出ていなかった)再度中断。「ごめん、さっき俺出てくるときになんか踏んづけちゃったからそのせいかも」とヒロが自白。「前代未聞だよ!」とチャマがツッコミ、メンバー含めた会場中大爆笑。藤くんも再度仕切り直そうとするも失敗。「心を込めて歌います」と直前のMCをもう一度言って無かったことにして強引に仕切り直しを図る。
もうこの頃には最初の感動はどこへやら、完全に涙引っ込んだし、むしろ藤くんが途中で思い出し笑いしないか、メンバーも笑いを引きずらず最後までちゃんと演奏し切れるか、ハラハラしながら見守るという大変貴重な経験をさせてもらった(笑)
Liveアレンジすごくて、最後はアカペラでラララを歌うっていう素敵な演出までしてくれたのに、今日のこと思い出してしまうからaaを見ても以前のように感動できないんですけどどうしてくれるんですか⁉責任とってください‼

さすがの藤くんも「同じ曲三回もやり直したのは初めてだったわ」と最後に小さくこぼしていたのが印象的。

(アンコール後ラストMC)
「Silver Jubilee」っていうのは25周年…今はもう26周年なんだけどね、本当は25周年って事でヒデちゃんが考えたんだけど…wikipediaで調べて名前付けてました。けど世の中でね、色々なことがあって、ライブも制限されてきた。
Zepp Sapporoのこのステージで、多くのカッコいいアーティストがたくさんライブをしてきたんだよ。僕らも何回もやらせてもらったそんなステージを、スタッフさんたちや、君が、君たちが守ってきてくれた。だってそうでしょう、君たちが絶対このライブ成功させるんだって思って、色々なこと我慢して、守ってくれたから、今日も最後の曲までやる事が出来ました。だから本当この拍手は君たち自身にしてあげてください。
今日は本当にどうもありがとう!
俺が言うまでもないかもしれないけど、今日も寒いから、今は暑いかもしれねえけど、気づかない間に汗かいたりしてて、それが冷えて体調崩さないように、帰ったら風呂入って“暖かちゃん”にして、ぶんって布団入って眠ったらいいよ。俺もそうするから。じゃあな、おやすみ。

Day1の公演ではおなじみの、あっさりとしたMCと、暖かくして寝ろよという藤原基央からのおやすみのあいさつによって21時、Silver Jubilee Zepp Sapporo day1 の幕が閉じた。

序盤は藤くん調子が悪かったのか、声が出ていない場面が多かったけど、しっかり中盤以降持ち直したうえに、全体的にliveアレンジ、歌詞変えが強く、やたらと気合いが入っていたように感じた。
特に間奏中に「聞こえるか札幌ッ!俺はここにいるぞッ‼︎」と煽ってきた場面では「俺はここにいるぞ」の力強さに、”お約束”ではない、本気の感じが伝わってきた。(何の曲の間奏だったか覚えている方教えて下さい!)

MCパートでは、語尾を「〜したん」と、友人に話すかのような砕けた言葉を使うなど、全体的に距離感の近い話し方をしており、「そういえば俺ってBUMPの友達だったよな」と錯覚に陥りそうになったリスナーは私だけじゃないはず。
どうせステージが見えないのなら、一番後ろで“後方壁際腕組彼氏面スタイル”で聴いて設定に浸ればよかった(笑)

初めてのライブハウスの感想としては、言うまでもなくメンバーとの物理的な距離が近い。
あいにく私の前に大きい人が重なっていたため、メンバーの姿を見ることはできなかったが、マイクに乗らない声も(ある程度)聞き取れるのは素晴らしい。
ライブハウスの音は良いとよく聞くが、正直これは私にはそれほど大きな違いが分からなかった。ハコ自体が小さいため、爆音を出さなくても良い(耳が痛くならない)という意味であればそれはそのとおり(それでも音が割れていると感じる場面はあった)。
しかし、“音を浴びたい”という方にとってはライブハウスの音は物足りないように感じる。やはり爆音でない分音の圧はあまり感じられなかった。
モニターも無いため私の様に身長が低いと、前述の通りステージ上で何が行われているのか一切把握できずに終わることになる。この点についてはライブハウス参戦の大きなデメリットと感じた(結局は周囲にどういう人が来るかという運次第だが)。
次ライブハウス参戦するときは2階の、選ばれし貴族席で観覧したいと強く願う。
とはいえ、aaドームツアーと比べてBUMPを身近に感じることができた。
(札幌は毎回気合入っていると聞くためこの公演の特有のものなのか、ライブハウスという物理的な近さの影響かは分からないが…)
この身近さがBUMP自身のスタンスの変化ではなく、ライブハウスという環境の影響なのであれば、私は懲りずにこれからも熾烈な高倍率のチケット戦争に身を投じることになるのだろう。
これからも追いかけ続けるよBUMP OF CHICKEN!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?