僕は子供の頃からサッカー選手になりたいと思った。

しかし、その前になりたかったのは「ウルトラマン」だった。
夢は叶えられるものだと良く聞いていたので、僕はとにかくチャレンジした。

家の2階から大きな声で『シュワッチ!』と叫んで気合を入れてジャンプした。

飛べると思った。

でも、結果は1階まで転げ落ちて腰を強打した。

電話一つですぐに駆けつけてくれた本物のヒーローである救急隊員さんに担ぎ込まれて救われた。

大きな挫折を経験した僕はそのウルトラマンよりも30倍以上の時間を戦うすごい人たちを目指すことになった。

それはサッカー選手だ。



夢から目標へーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


プロサッカー選手を夢見た僕はすぐに少年サッカークラブへ入団した。

すごく楽しかった。夢を叶えるためには練習をしないといけないと学び、朝から夜まで1日中サッカーに明け暮れた。

現実としてサッカー選手という夢を目指す中で、それが「夢」というものから「目標」へと変わっていったと思う。

「夢」というものを実現するために行動を起こすことで、それは「目標」へと変わっていくんだと思う。

どうしたらそれを実現できるのか・・・。
その思考や行動の中で夢はより現実的な目標へと変わるのだと思う。

これは僕の感覚なのだけれど、「夢」と「目標」を自分との距離感を測った時に夢は遥か遠くにあるもののように感じる。

しかし、「目標」となると手を伸ばせば届くのではないか?と希望を感じることができる。

『夢物語』と聞くと、現実世界では起こり得ないストーリーを想像する。

そんな感じだろうと思う。

『目標地点』と聞くと、そこまでは辿り着けそうな気がする。
そこまでどのくらいで、どうやったら辿り着く事ができるのかおおよその目安や道標が既にあるように感じる。

夢は、実際に目指し始めた瞬間に目標へと変わりつつあるのかもしれない。

そして、目標というのはその人の頭の中で「実現可能」なものに対して使うことができるものなのかもしれない。

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