文章作成時に自分が意識していること

こんにちは、井上タクヤです。
ライティング案件を探している際に、「ライティングの際に意識していること」の提出が必要になっている案件を見かけました。
おもしろそうなので、自分の観点を洗い出してみようと思います。

意識していること

結論としては、

制作工数の削減と品質担保の両立

です。

要は、早く記事を書いて、品質も良い状態に仕上げられるよう、業務フローを工夫しているという感じですね。「THE GOAL」の影響をやたらと受けています(笑)。

具体的にやっていることとしては、以下のとおりです。

1.構成を頭にしっかりイメージする

まずは何を書くのか、しっかり頭に思い浮かべてプロットを固めることを意識しています。

コラム記事では、何を言いたいのか、何が結論なのか、結論にいたるまでにロジックはどのように進めるのか。

解説記事では、入念に下調べをして、矛盾や調査不足のことがないか、読者の疑問に次々と答える話の運び方になっているか。

インタビュー記事では、時系列順に並べ直して、どの要素をピックアップするか、取材相手の一番良いたいことにどうやって話をつなげていくか…といったことを頭の中で固めます。

この作業の方が、本文のライティングより全然長くて、一概には言えませんがだいたい倍ぐらい工数をかけているんじゃないでしょうか(3000字書くのが30分くらいだったら構成練るのに1hくらいはかけてる気がします)。

構成を書き出さないのは、余計な時間がかかってしまうのと、お風呂とかでも考えたいので頭で固めている感じです。

もちろん構成提出必須の場合は書き出しますよ!

2.本文を書くときは休憩せずに一気に書き切る

書くときは、無呼吸運動で走り抜けるように、始まりから終わりまで一気に書き切ります。

自分の場合、構成やライティングのイメージが割と具体的(文字まで見えて)に頭の中に浮かんでいるので、それを書き写すイメージですね。集中力が持続している間になるべく終わらせておきたいという感じです。

さすがに1万字などになると2回に分けるかもしれませんが…(世の中の、長文が得意な人は、何万字でもひたすら書き続けられるそうですから、恐ろしいです笑)。

書き上がった文章はもちろん荒いので、編集視点をもってそれを整える作業に入るイメージですね。

編集プロダクションにいたころは、とにかく作業量がむちゃくちゃに多く、作業スピードを上げる必要があったため、こんなやり方になりました。

完成原稿は寝かせて時間をかけて読み直す

テキストって寝かすと熟成される…というのは冗談ですが。笑

編集まで終えると、終わったときは「これだ!」という思うものができあがりますが、ある程度時間を空けてから読むと、どんどん直したい箇所が見つかるんですよね。

特に解説文などでは、プロットを練った段階では気づかなかった矛盾点や、追加した方が良い情報なども見えてきて、その度に記事を寝かす作業は大切だなと感じます。

なので、僕が割と締め切りいっぱいまで納品しないことが多いですね。

もちろん、できているなら早めにほしいというクライアントもいると思うので、そこは確認しますが。

§

以上の工程を踏むことで、1記事あたりの制作工数はかなり削減でき、品質も担保できる状態をキープできていると思います。

テキストを寝かす工程で納品までのリードタイムは増えますが、在庫管理にコストがかかっているわけではないし、1記事に対する工数が増えるわけでもないので、リードタイムはいくら増えても構わないと考えています(締め切りさえ守れば)。

そのほかは、編集の際に、表現やトンマナはクライアントやメディアに合わせる、平易な表現を心がけるなど、当たり前なところは押さえているつもりですかね。

まとめると、

Q.ライティングの際に意識していることは?

A.制作工数の削減と品質担保の両立
1)事前の下調べを入念に行う(工数削減&品質担保)
2)ライティングは一気に書き切る(工数削減)
3)完成原稿は寝かせて時間をかけて読み直す(品質担保)

という感じですね。

今度聞かれたら、これをコピペします笑。

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