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あの日、あの時、あの場所で。〜2022-23シーズン振り返り〜

何から伝えればいいのか…
わからないまま時は流れて…
浮かんでは、消えてゆく…
ありふれた言葉だけ…

どうもー
そんな感じで久しぶりの更新になりました。

2022-23シーズン、終わってしまいましたね。ファン感も終わってしまって、毎年ですけど喪失感いっぱいです…。

一方で充実感もあります。シーズン最終戦となったホームでの滋賀レイクス戦は、見事な勝利で有終の美を飾りました。

最終成績は22勝38敗で西地区7位。B1の24チーム中19位ですから褒められた戦績ではなかったわけですが、

だけど、しかし。

チームは見事に登りました。

開幕前から降格候補筆頭と目された理由。
チーム史上最も負けた昨シーズンからチームが解体、再編成となった中で新たなヘッドコーチの元に集めたのは実績のない若手選手ばかりでした。
ハンナリーズと同じように下位に沈んだチームの中でさえプレータイムを獲得できずカットされた選手たち。

去年の6月にはこんなツイートもしてましたね…

(ハッシュタグにせめてもの希望を見出していたわけですが…)

その意味でも、最終戦で見せた水野幹太と青木龍史の躍動は今季を象徴するものでもありました。
2人とも下位カテゴリのチームからプロになったものの、若くしていくつものチームを渡り歩き、ハンナリーズに流れ着きました。
出場してもミスをして、僅かな時間で交代させられ、ロイラナHCからの厳しい指導を受けたあと、試合終了までベンチに座る…。
何度も見てきた光景でした。

けれど最後の最後で、久保田、小西のPGが怪我で出場できなくなり、バックコートは2人に託されました。
水野は30分の出場で13得点4リバウンド6アシスト、青木はスリーを9本(!)放って勝負所で3本決めました。
ハンナリーズベンチ前から決めたスリーはマイナスの角度の難しいものでしたが決め切りましたね!スリーもそうですが、ワンマン速攻からラベナを引き摺ってファールを得たプレーに「るーじ」の気持ちを感じました。あそこでストップしてたりパスをしてたら4Qの流れを掴めたかどうかわかりません。大事なフリースローも4本すべて沈めました。
この一瞬にすべてを懸ける、このスタイルこそるーじの魅力ですよね…

(リーグのタフショットにも選出!)

おっと、1Qのリードは水野の躍動がチームを走らせた結果だったことは忘れてません。とにかくドライブ!ドライブ!ドライブ!
スリーは0/3、フリースローは3/7、でもそんなの関係ねえと言わんばかりにペイントエリアにどんどん侵入しレイアップを試みました。とはいえドリブルひとつとっても細かいへジテーション、目線のフェイク、シュートに飛んでから右か左か、ボールを持ち替えてアタックするなど、ハイライトを見れば技術の高さが窺えます。
ジョーンズからバスケットカウントを奪ったドライブは、タイミングを外して右手でリングのニアを狙ったことでファールを誘った珠玉のプレーでした!

(持ち味を見せたロボッツ戦のツイートです)

MVPとHERO賞の2人ばかりの話になりましたが、やはり外国籍選手、アジア枠選手の能力が拮抗する中で、日本人選手の活躍がチームの浮上に欠かせないということがわかるシーズンでした。

自らの弱点を波があると認める水野幹太、さらに成長したいという青木龍史が、ロイラナのもとさらに登ることを期待したいです。

全員にコメントしてると次のシーズンが始まってしまいそうなので、他の選手に関してはドイリエさんかあきさんのブログを読んでください←

ところで、最終戦は対戦相手の滋賀レイクスにとっては単なるシーズン最終戦ではなかったことは誰もが知っている通り。
開幕前は大幅な補強をしながら、最後にB2降格となったのには色々な理由があると思いますが、
CS出場、日本一といった大きな目標を掲げたレイクスに対して、ハンナリーズのそれは対照的だったなと感じます。

チームスローガンは「共に、登る。」チーム目標は「壊れない。」

若いチームに「成長」と「忍耐」はぴったりのようでいて、あまりに抽象的で、当たり前で、現実的で小さな目標だなとも思えました。
そしてそれ以上のチームスタイルをロイラナが明言しなかったことも不思議でした。
昨シーズンは小川HCがディフェンス、ルーズボール、リバウンドを掲げて、弱いチームが強いチームを倒すためにディフェンスを重視して競り合いに勝つというスタイルを明確にしていたのに対して表向きには、具体的なものがなかった。

試合後のインタビューでキャプテンの満田がスリーの試投数に目標がある(確か27本?)と答えてたりとか、村上クラブアンバサダーが、データを重視してかなり細かいところまで指示するタイプのコーチと言っていたことから実際にチーム内では違っていたようですが、

なんならスローガンが決まる前から登る、登ると日本語で言い続けて、本当にブレなかったし、それひとつ取っても貫徹されていました。

目標はしっかり定めて、ブレず、何度も何度も口にして来たことで、選手やチームやスタッフも、さらにブースターも暗示にかかったように前進することができたように感じます。それが名指導者の所以でしょうか…?

これはまだスタートで始まったばかりと伝えてくれたロイラナにはまだまだ期待してよさそうです。(ということですよね?)
※5/9に契約継続が発表されました!

「共に、登る。」
ブースターは、果たして登れたでしょうか?
昨年はチーム成績とともに観客動員も低迷、ハンナリーズはリーグでも人気のないチームでした。(はんニャリン除く)
だけど自分はハンナリーズブースターが一番だと思うしハンナリーズのアリーナが一番好きです。

ついに、ようやく、やっと。

声出し応援が解禁されました。
だけどクラップ中心の応援に変わってしまっていて、演出とも噛み合わないことは容易に予想されました。
最近になってハンナリーズの試合を見に来た人たちからすると、昔に声出し応援があったことも知らず、GO!KYOTO!!HANNARYZ!!!のリズムももちろんわからない。
もうなくなってしまうんじゃないか、声出し解禁されてもコールは必要ないんじゃないか、後押しなんて自分たちの自己満足でしかないんじゃないか…
そういう不安があった中でした。

でもすぐそういう不安は払拭できました。

音楽が止まれば、コールリーダーから1発目のGO!KYOTO!HANNARYZ!がアリーナに響きます。
その次に2回のクラップ、そしてみんなが声援を続ける。

そのとき、みんながコールリーダーの声が終わる瞬間を息を呑んで待っている。続いて、リズムを合わせて手を叩き、ようやく、精一杯のGO!KYOTO!HANNARYZ!を声に出して続ける。

伝わるでしょうか?
声出し解禁になって、アリーナでその息呑む瞬間を見たときわかりました。

みんな待っていたんだと。
身体に刻まれたリズムのまま、声に出して応援できるこの瞬間を待っていたんだと理解できました。
あとは流れに身を任せるだけ…

声出し解禁は最終戦と同じ滋賀戦でしたね。レイクスブースターもまたもの凄い熱量で声援を繰り出すチーム。最終戦の熱気はアリーナの半分を埋め尽くしたレイクスブースター抜きにはあり得なかったでしょう。

思えば、ここ数年は対戦相手なくしてゲームは成り立たない、という当たり前のことを思い知らされたシーズンでした。憎きライバルもまた素晴らしいゲームを構成する重要なピース。

先に述べたように今シーズンは22勝38敗。
つまり全60試合。予定されていた60試合を3シーズン振りにすべて行うことができましたね。これも選手のコンディションを管理したスタッフの方たち、ずっと対策を続けて来た運営の方の毎日の努力あってこその成果だと思います。(半分はアウェイなのでもちろん相手チームも含めて、ですね)

(千葉戦は満員御礼で4000人突破!)

運営会社であるスポーツコミュニケーション京都にも触れないわけにはいかないですね。
オーナーが代わり、新しく松島社長が就任しました。1年で退任した前社長は文字通りの負債を残し、完全にマイナスからのスタートだったにも関わらず、松島社長は数字で結果を残しました。
シーズンが始まるまでは、いや始まってからも社長の言葉に対しては正直言って懐疑的でした。
グッズ売り場はスカスカ、BGMは相変わらずで演出もグダグダ、不満は噴出してました。
でも少しずつ、真摯に要望に耳を傾けて改善を重ね、シーズンも終わりが近づく頃には、チームの取り組みだけでなく松島社長個人の働き振りにも注目と絶賛が集まりましたね。

ファン感の最後のお見送り、あれ良かったですよね。社長を先頭に社員さんが並んでてありがとうございましたって。

でも感謝したいのはこっちの方。
スタッフさんこんなにたくさんいらしてたんだなーって。こちらこそ、いつもありがとうございますと返せて良かった。(B-ingさんもありがとう)


さて、そろそろ締めましょう←
今シーズン60試合のうち、ホーム25試合、アウェイ10試合の計35試合に参戦しました!(意外に少ない?)

以下、雑に振り返ります!

【第1節】
開幕戦の仙台戦!熱い試合になりました!

【第2節】
FE名古屋戦はまだチームとして未熟でしたね…

【第3節】
アウェイの三河戦は登れたことが実感できました!

このときも水野幹太が活躍!

【第4節】
新潟戦は2連勝(結局9本だったの?)

【第5節】
平日開催の名古屋戦はディアロが退場…

ピザドッグしか記憶にない

【第6節】
レバンガ戦、十勝に行きたい人生だった…

【第7節】
宇都宮戦!さすてな京都でパプビューしました!

イケメンが渋滞してます

【第8節】
広島戦は、うーん

【第9節】
信州戦、勝ちたかった…

焼き芋しか記憶にない

【第10節】
A東京戦は代々木第一でしたっけ?

【第11節】
平日に沖縄アリーナにはどれだけ徳を積んだら行けますか?

【第12節】
三遠戦はカズキが活躍(やめて)

【第13節】
アウェイ富山戦には参戦!海鮮!日本酒!

ベンチ前でハドルは泣けた

【第14節】
ダイハツアリーナで滋賀戦、は行けず…

【第15節】
年末川崎戦は素晴らしい勝利!

俺たちのHUBエール

【第16節】
渋谷戦は体調不良で自宅警備…

【第17節】
FE名古屋戦、相手が良すぎた…来年は枇杷島行けるかな

【第18節】
平日に大阪戦!DJニュービルを守りました!

【第19節】
ホームで群馬を迎えて天皇杯の借りを返すはずが…

【第20節】
横浜戦は河村を倒してWIN!(HUBから応援)

【第21節】
茨城戦は初めての水戸!(前回のブログ参照)

【第22節】
大阪戦はバレンタインデー

日曜にクッキングでお返し

【第23節】
バイウィーク明けに平日ドルアリで名古屋D撃破!(繁忙期で行けず)

【第24節】
平日広島はさすがに遠いわ

【第25節】
満員御礼の千葉戦!トラウマスリー…

【第26節】
平日キングス、勝てない…

【第27節】
鳥取で島根戦、バスツアー久しぶりでしたね!

【第28節】
広島アウェイ!ここでも走りました!

揚げもみじ以外の記憶は消しました

【第29節】
平日レイクス!声出し解禁来たああああ!!!

【第30節】
いやキングス強いて

【第31節】
FE名古屋をようやく撃破!

【第32節】
秋田戦!の前にあった前座試合の方が思い出…

めちゃくちゃ楽しかった前座試合(前座試合)

【第33節】
エディオンアリーナでディアロのポスタライズ!

遠足ニャリンは広報さんとのルーティン


【第34節】
ついに島根を倒す!登りました!

【第35節】
名古屋D戦?ベルギービールの記憶しかないよ?

【第36節】
最終節、前日の延長の負けから、有終の美…


アウェイはゴール裏からの景色が多め。
敵地でGO!KYOTO!!HANNARYZ!!!を響かせることほど痛快なものはありません。
コールリーダーさんたちがいるからいつも心強い。

美味しいものを食べて、その地を楽しんで。
来シーズンはどこに行けるかな?今から楽しみです。

いつもご一緒してくださる皆さんありがとうございます。

もちろん、ホームでお声がけくださるブースターの皆さんにも感謝。一緒に応援を楽しめるハンナリーズブースターが大好きです。

振り返ってみて、こんなにもシーズンはじまる前と終わったあとで違っていたのは13年応援してますけど初めてかなと思います。
まあ、毎年今シーズンは最高だったってゆうてますけど…

だから来シーズンも、きっと最高のシーズンが待ってるはずです。そしてこれからも。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

来シーズンまた会いましょう

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