近距離

長年年賀状のやり取りをしている大学時代の同級生が、実は呆れるほど近所に住んでいることをあらためて認識する。

本当に目と鼻の先、歩けば3分くらいの距離。

きっと同じ駅を使っているに違いないし、同じスーパーで買い物しているに違いないし、同じドトールでコーヒーを飲んでいるに違いないし、気づかずに道ですれ違っているに違いない。

でも、卒業以来一度も会ったことはない。

「会いたくない」わけでは決してなく、しかし「すごく会いたくてたまらない」わけでも決してない。

乗り越えるべき有形無形のハードルはとても高い。

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