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【603/1096】船出

わたしはやっとやりたいことに
手を付けはじめている
船出
大海原へむけて
ずっと夢見て地味に
準備してきたことのはじまり

きみの死によってさまよった日々も
これから大切に思うときが
来るかもしれない

わたしが船出前にしていたことは
やりたいことから遠く離れていた
仕事として取り組んできたこと
それを始めるとき
葛藤もあったし決別もあった
その中で 
否定せず応援してくれた人は
2〜3人だったかな
親でさえ反対していた
やりたいことを捨てたと思ったらしい

わたしはやりたいことをやめる
なんて一言も言っていない
傍から見たら
回り道かもしれないけれど
わたしにとっては進むべき道
優先すべき道だった
一応説明もしてみたけど
はなから否定してる人には
説明なんて意味ないんだな
そう思った
まるっと話を信じない
その人の中の真実を掴んでいる

いつかやるために 
好きなことから離れないことを
自分に誓った
そこへむけてやれることは
コツコツやってきた
応援してくれた人たちは
わたしの気持ちを優先してくれた
あなたが決めたなら
必要なことなんだね
大変かもだけどがんばってね
そう思ってくれた
そういう人がいてくれて
嬉しかった

だから自分も
なにか始めたりする人へは
応援の意をそえたい
あなたの決めたこと
やろうとしていることを
応援したい
力になれることを探したい
あなたの船出を祝いたい

やっとすきなことがやれる
その喜びと言ったら

きみの死によって
好きなことするなんて
意味もないし する資格もない
自分だけ幸せか とか
いろんな罵声を自分に浴びせた
気力なんてなくなって
このままどうやっていきようか悩む

「自分の人生を生きてね」
友人からのことば
そうだね
わたしの息子は 
幸せに生きることを責めるような
ケチな男ではない
優しい子だった
幸せに長生きしてね の
その軌道に乗れそうな気がしてくる
すべてやりきってから
終えたいと思う
だから 
船出して好きなところへ
これからは自由に
どこへでも行こうと思う
学びも旅 旅はつづく

今日もありがとう
残された者の日々