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【601/1096】なぜ戻れたのか

とてもショックな事が起きたとき
ばーんと知らない世界に飛ばされて
ここがどこで 自分がなになのか
生きていいのかどうかさえ
わからないときはある

激しい自罰や自責
ときに希死念慮をかかえ
そこから抜け出してみて
なぜ出られたのか
考えてみる

根本的に
「死にたい」と思ってないこと
これはたぶん大きい
わたしは死ぬために生まれてきてない
そういう思いが1番底にあった
大きなショックと自罰で
そういう希望がないはずの自分にも
死が近づいてきて
ハードルも下がり
そこを超えるのではないかと怖かった
止められない衝動が来ることへの恐怖
そこを乗り切るためには
耐えるのではなく
味わうしかないと肚をくくった
揺れることを止めず受け入れること
揺れることが普通だと思うこと
揺れていることを周囲に伝えること
そういうことはしていたように思う

ことばにすることもよかっただろう
専門家との話
パートナーと話すこと
noteに書き連ねたこと
友人との手紙のやり取り
心の中のことを溜めず
ひとまず出すと整理される
話すは離すなんて言うけど
それは本当だと思う
食べたら出すは基本だから
たまったものは出さないと
死んでしまう

疲れたときは休むこと
できない人もいるだろうけど
休んだほうがいい
無理をしないこと

1日を生きると決めたことも
自分を支えた
未来はわからない
だから今日1日をなんとか生きる
それのくり返し
それだけでいいと割りきった
つらいときはそれだけで充分
「つらいときはなんもせんと
息だけしとき」
という言葉も救い

小さないいことを奇跡だと思った
なにげないいいことが
すごく染みた
生きてていいんだと思えた
人からの贈り物やことば
空や草 タイミングよく翔ぶ蝶
自然からの贈り物にも救われた

向上しようと思わないこと
地をはっていてもいいから
進むこと
いつまで続くかわからないけれど
その先を知りたかった
知らないままに諦められなかった
きみのことに できるだけ近い真実を
自分なりの解釈を得るまでは
ズタボロでいいから生きねばと
そう思っていた
素敵でなくていい
ズタボロのみじめな自分でいいから
諦めないこと
できるだけ諦めない方向へ
向かいたかった

望んだことは叶うらしい
いいことも良くないことも
判断されず叶う
なるべく良きことを思うこと
そうすればそこへ近づく
ときに遠のいて心折れても
そこへゆくのだと思えば
光となる
絶望には光が必要だ

光は外でなく内にもある
小さな心の灯火を信じること
消えさせないでいることも大切だった

今思えば
わたし以外の人たちは
わたしのことをあきらめてなかった
必ず元気になるだろうと
希望をもって そばで 遠くで
見守ってくれていたんだね
今ならわかる
その気持ちを受け取ることも
とても大事なことだった
いろんな人とものに支えられていた
そう実感している

今日もありがとう
残された者の日々