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Heatwave "HW40th"


昨夜は底冷えのする冷たい雨の中、初めて行く日本橋三井ホールでヒートウェイヴ の40th アニヴァーサリーツアー最終公演。アルバムBlinkの先行発売もあった。

ハコは本当に日本橋の鉄人(古っ)陳建一さんの店の上のフロアにあって、いきなり驚いた。ホールとはいいながら、ビルボード東京みたいな雰囲気。当日券で滑りこんだものの、なんと席は椅子席で自由席。速攻でベストの場所を押さえて開演前に抜かりなくニューアルバムも入手。

恒例のSEが鳴り響く中、メンバーがワラワラと登場!先週、タイジのラジオでも先行オンエアされていた新譜の一曲目からライヴの幕が切って落とされた!

音が聴き易い!ベースの渡辺圭一が抜けてから観たのは初めてだったのだけど、
山口洋が言わんとする、聴き手の想像力を喚起して、ベースの不在を感じさせないサウンドが、見事に構築されていた。

今までの曲たちも、細美魚の「キーボードの概念を著しく逸脱」する、ザラッとした感覚のサウンドが抜群に機能していて、3人が演奏している斜め上の中空あたりに、オリオンへの道やら、スターライトやら、ソングライターへの手紙やら、荒野の風やら、色んなものが瞬時に観え隠れしてた!

個人的には、アルバムLand Of Musicからの渋いナンバーに新たな光が当てられたのが嬉しかったな!

そして、何よりの目玉は、新譜からのラストの曲「夢に取り組んでみよう」だった。
この曲を聴かせるためのそれまでの選曲だったのか?と想うくらい、この曲の時だけ
突出して3人が自身の音楽的なスイッチを押したかのようなサウンドが目の前に現れた。

新譜からはこの曲も含めて3曲が披露されたが、今後のライヴでアルバムのサウンドがどう拡げられていくのか、早くも次を聴きたい!という気にさせられた。ブラボー!


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