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11/15〜11/21 鼻風邪と,炒り豆


久しぶりに鼻風邪をひいてしまい,週末は寝ていた。季節の変わり目なのもあるけれど,ここ最近甘いものを食べすぎていたので,身体からストップがかかったんだと思う。

くしゃみが出そうな時に鼻のつけねを触ると,冷たくなっていることが多かった。そういう時はだいたい,手で温めるとムズムズがおさまった。

身体と友達になる。これからの目標。



「風邪ひいた〜」と伝えたら,母がすぐに松の葉っぱと林檎を送ってくれた。松の葉ジュースに最近ハマっているらしい。松の葉でジュースができるなんて知らなかった。

新鮮な松の葉10本くらいと,林檎半分と,水をミキサーにかけて漉す。そうすると,びっくり。透き通った緑色のジュースができた。色も綺麗だし,味もすごく美味しい。

季節がすっかり赤や黄色に染まってきているからか,こんなに綺麗な緑色が目の前にあることも,なんだか嬉しい。




ショパンの〈幻想曲〉を少しずつ。知れば知るほど,この曲の美しさに惹かれる。

いちばんお気に入りの箇所の譜読みが終わったので,今は,左手は三連符,右手は八分音符で弾くところを練習中。片手ずつの練習から,今日初めてゆっくり両手であわせてみた。バラバラに思えても,きちんと一つひとつの音には場所がある。それを確かめながら弾いていると,この音楽が「必然だったんだ」と思えてくる。心にとっての,必然。

それが,私にとってひとつの「美しさ」だなぁ。



小さい頃,母が一時期「炒り豆」にハマった。ハマるとそればかり作る人なので,私と弟のお菓子はしばらく炒り豆だった。それが嫌で嫌でたまらなくてしょうがなかった。

友達の家に泊まりに行ったら,朝ご飯にミスドのドーナツを出してくれた。あの長細い箱いっぱいに,カラフルなドーナツ。「うち以外の家の子は,こんなに甘くて夢みたいなものを食べてるんだ…!」と衝撃だった。(今考えると,あれは非日常的に用意してくれたんだと思う。でも,当時の私には大きすぎる非日常だった。)


あの時あんなに嫌だった”母の好きなもの”が,いつのまにか”私の好きなもの”になっている。玄米,サクサクのパイ生地じゃなくて全粒粉入りのアッップルパイ,砂糖なしのピーナッツバター,ココナッツ,…。そして何より嫌だった「大豆」は,私が最後の晩餐に食べたいものになった。

ただし,”炒り豆”ではなく,絹揚げと納豆ごはんだけれど。



先月祖母の家で母と3人で料理をしていたら,祖母が家の奥にある食材庫からおっきな瓶詰めの手作り調味料を披露してくれた。母も自作の調味料をお土産に持ってきていたので,バケットに少しずつつけて味見大会がはじまった。

母のハマり癖は祖母から受け継いでいることが判明した。








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