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No.450|アウェーで問われる質問への回答力

2024年3月29日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.450
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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今回は、「聞かれた質問をそのまま回答するだけではなく、相手が質問をしている意図に対して回答することが大事」という話です。


質問されたことに、例えばクローズド質問でYESかNOかを回答することは基本です。
これがまったくできずに、YESかNOではなくて、自分が回答したいことを回答する人もいます。


昔、英語の問題で、「What」と聞かれたら「もの」を答えなさい。
「Do」で聞かれたら「Yes, I do.」、「Can」で聞かれたら「Yes, I can.」と答えなさい。

といったことを習った覚えがありますが、これらは質問と回答の基本ですよね。

しかし、質問と回答を考えた際、単に回答ができていればよいかというとそうではないのではないか、と思う出来事がありました。


先日、コンペのようなものがあり、クライアントから我々の提案内容にヒアリングを受けるという場に出たんですが、質問への回答力に差を痛感したんです。

先方は10人以上でこちらは3人。
完全にアウェーかつ相当緊張する場ということもあり、何とかうまく切り抜けたいという心理状況です。
私ともう一人のマネジャーは聞かれたことに、正確にそのまま回答しようとします。


ところが、上司は質問者の意図を踏まえたうえで、その質問にそのまま回答するのではなく、論点を整理したうえで回答していました。

回答力の差に対して、いかにまだまだ修行が足りないか、ということを感じさせられました。


先日息子から質問を受けたのですが、「今日も出張?」。

普通に返したら「そう、今日も出張」ですが、これは出張行くの寂しいということであり、「寂しい思いをさせてごめんね」が息子にとっては寄り添っているわけです。

付き合っている女性が「仕事と私どっちが大事なの?」と言ってきた際、どちらを答えても不正解。
正解は、「つらい思いをさせてごめんね」と言って抱きしめることだと聞きましたが、同じような感じでしょうか?


上述の場では、この人たちに任せても大丈夫か?というのが質問者側の論点であり、この論点に対して回答することが大事になります。

皆さんは、質問されたときに相手が質問をしてきた背景や理由に対して回答されていますか。

普段からそうした訓練を行い、回答力を高めておくと、アウェーでも表面的ではない回答ができるようになります。

そのためには、普段から「この人がこの質問をしてきた理由は何か?」「相手の論点は何か?」を考えるとよいかもしれません。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「優柔不断は誤った意思決定よりなお悪い」「手を動かし続ける」でいきます!

●本日のまとめ

・質問への回答力を高めるには、質問者が質問してきた理由やその質問者が抱える論点を考えてみることが有効である。
・単に質問に回答するだけでは相手の回答への満足度は高くないだろう。

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