所得税の節税ポイント①
所得税が計算される流れ
所得税の節税策を税額計算の流れから考えてみましょう。
所得税の総合課税では、所得の種類ごとに収入金額から「必要経費」を差し引いて所得(儲け)を計算し、全ての所得を合計した合計所得金額から「所得控除」を差し引くことで課税所得金額を計算します。
その課税所得金額に対して「超過累進税率」により税額を算出した後に、「税額控除」を適用して納付すべき所得税額を計算します。
給与所得者には「みなし必要経費」の給与所得控除額が適用されますが、実費での経費が多い場合は「特定支出控除」の特例を検討します。
このような税額計算の流れから考えると、所得税の節税は必要経費および所得控除をもれなく計上し、税額控除の適用もれを避けることですね。
所得控除については、自分と扶養親族に対する人的控除、社会保険料・生命保険料・地震保険料控除のほか、医療費控除、小規模企業共済・確定拠出年金に対する掛金控除の適用もれがないようにすることが大切です。
そして住宅ローン控除または配当控除の適用を受けられる人は、税額控除により所得税額を取り戻します。
これから順を追って、所得税の計算のしくみを再確認し、節税ポイントを確認していきましょう ♪
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