三原たゑ

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三原たゑ

#日本語教育、#日本語修辞法(#レトリック)、#日本語教育史なんかを教える非常勤講師をしながら、夫と猫①②と東京の真ん中あたりで、ゆらりと暮らしています。 ぼちぼち散文創作していきます。 よろしくお願いいたします。

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    私の日記です。

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    おばちゃんのエッセイです。 レトリック修行中w

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    自作の小説です。

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日記 拝啓 晩夏の候

2023年8月24日 もう夏も終わりである。 夏の高校野球も甲子園で昨日決勝戦が行われ、慶應高校が優勝し、幕を閉じた。 海にクラゲが発生し、海水浴を楽しむ子ども達が大変なことになっているらしい。 沖縄のほうでは、またまた台風が発生しそうだ。 晩夏である。 でも、暑い。毎日まだまだ暑い。 朝夕に少し夏の翳りを感じるが、それでも暑い。 加えてスコールのような雨が毎日降る。 地球温暖化によって、東京も亜熱帯になってしまうんじゃないか。 気候が変わるというのは、時代が変わってい

    • 【エッセイ】ウチの学校のS監督

      2023年夏。 甲子園球場では、慶應高校が絶好調の活躍で観客を沸かせている。関西を中心に、慶應高校には所縁のない慶応義塾大学のOBOGすらも甲子園球場に詰め掛け、大応援団を形成して地鳴りのような応援で相手高校を圧倒している。 わが母校が甲子園の地にコマを進めたら、こんな風になるのかもしれない。 わが母校は、西東京大会準優勝が過去最高の成績であり、いまだ甲子園にコマを進めたことがない。慶應は、勉強がそこそこできないと野球推薦も貰えない、そんなそこそこの大学の付属校生から見れ

      • 日記 帰省する

        2023年8月19日 今日は夫の実家に帰省している。 夫とは小・中学校の同級生だから、私にとっても地元である。 だが、帰省すると言ってもバスと電車で40分、トータル1時間もかからず到着してしまう。 到着して、ひとしきり近況報告などして、ビールを少々と三友居さんの瓢弁当などつつきながら四方山話がだらだらと続く。 今日のお持たせは、 三友居の瓢弁当 梅園のあんみつ。 高齢の義理の両親は最近、お持たせには「美味しい弁当がいい」と言うようになった。 義母はおもてなし料理から

        • 日記 工事中なう

          2023年8月18日 今日で漸く、できないちゃんの補講が一旦終了した。 しかし、この三連戦はなかなかハードであった。 ちなみに、できないちゃんは仲本工事氏によく似た女学生である。 正に牛乳瓶の底のようなメガネを掛けているせいか、目そのものが顔の面積に対して酷く小さく見える。 この3日、毎日5時間を超えた死闘いや指導の最中、私らしからぬ厳しい指導に小さな眼から水を噴き出していた。 あ、涙というのだろうが、私はそう呼びたくないのである。 なんで、ネットにある志望理由書の書き

        日記 拝啓 晩夏の候

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          日記 雲の流るるが如く

          2023年8月16日 台風の直撃を回避した東京だが、今日は幾分涼しく、風がある。 お盆休みは昨日で終わり、できないちゃんの補講を再開する。 来週からはレギュラーの授業も再開する。 そしてすぐさま、代講依頼の連絡が来て、ヒマなのでお引き受けする 昼頃、甲子園で慶應高校が強豪広陵高校に、延長戦の末、勝利する。 そして昨日、アメリカの大学に進学すると進路変更した学生を囲んで、タコ焼きパーティーを我が家で開催する。 仲の良いクラスで、私も授業をしていても楽しかったので、なんだか

          日記 雲の流るるが如く

          日記 送る言葉はタコ焼きで

          2023年8月14日 今日のLINEのやり取りの結果、明日はタコ焼きパーティーとあいなった。 教え子の1人が留学先を日本からアメリカに変えるので、一度日本から帰国して渡米するので、前途を祝してのパーティーである。 世界中から来日しても、世界中の料理店があり、母国の味に飢えることはない。 さらに、日本はおもてなしパラダイスとして、インバウンドの外国人を丁寧に喜ばせるスペシャリストで溢れている。 その一方で、在日外国人をもてなすことについては、一般民間人にはその発想すらない

          日記 送る言葉はタコ焼きで

          日記 連休は甲子園から

          2023年8月11日 昨夜は、買い込んだ韓国惣菜をアテに、先日久々に来日した昔の教え子から頂戴した高級韓国焼酎を、ちびちびちびちび舐めて最終的に飲み干した。 そんなわけで、飲み過ぎが祟り、目が覚めたのは11時を過ぎた頃で、夫はすでに「みんなのゴルフ」をやりながらソワソワしていた。 前々から約束していたのだ。 今日は朝から、甲子園夏の高校野球を見ながら餃子を食べ、盛大にビールやハイボールを呑むのだと。 私は焦って飛び起きた。 昨日の買い出しで準備した酒の肴をソファーの前

          日記 連休は甲子園から

          日記 お盆休みを東京で

          2023年8月10日 朝から大忙しである。 バスの都区内一日券を駆使して、食糧調達に奔走しているのだ。 台風が近づいていることを懸念して、巣篭もり連休となっても耐えうるように、あれこれ買い溜めしている。 しかし、台風が来るとは想像できないほど、青い青い青空が広がり、蝉がギャン鳴きし、太陽光は絶好調、灼熱の真夏日だ。 ちなみに東京ではこの時期、「お盆」というセレモニーは行わない。 我が先祖代々の菩提寺も、基本的にはなんにもやっていない。 明治5年に明治政府が太陽暦を取り入

          日記 お盆休みを東京で

          日記 せともの市の夢のあと

          2023年8月9日 厳密に言うと、今日というより昨日のことを書くのだが、まぁそれはそれとして書いてみる。 昨日は、 #日本橋人形町せともの市 に行ってきた。 日頃はバス移動なので、慣れない電車の乗り換えに右往左往しながら人形町に到着。 水天宮までの道の両側の歩道にせともの市の屋台が並び、曇時々炎天下のなか、日差しを避けながら露店を見て回った。 私には子どもがない。 夫婦ふたりの暮らしの愉しみは専ら、ひたすら食べること呑むこと、時々旅行に行って…食べて呑むことである。

          日記 せともの市の夢のあと

          日記 月曜夜のタコ焼き

          2023年8月7日 週末から夏季長期休暇に入った私は、月曜日になっても盛大に浮かれポンチであった。 在宅ワークで朝からパソコン作業をしている夫を尻目に、昼過ぎまで寝て、起きたら何だか夏休みらしいと腹から思えるようなことがしたくてたまらない気分だった。 思いついたのが、タコ焼きを焼きまくって食べ、ビールを盛大に飲む。 これだ、これしかない。 善は急げと買い出しに出る。 しかし驚くのは、100円ショップの秀逸さで、スーパーに行かずともタコ焼きの材料が全て揃うではないか。

          日記 月曜夜のタコ焼き

          日記 真夏の夕方に

          2023年8月4日。 お盆休み前、最後の仕事は出来ないちゃんの個別授業。 嗚呼、君よ。 何故にそんなに勉強ができないのか。 何故にそんなに発想が乏しいのか。 それにも関わらず、何故ゆえ大学院への進学を切望するのか。 君よ、私はいま頭がクラクラするが、これは今日が灼熱の真夏日だからなのか。 はたまた、先日接種したコロナワクチンの副反応の名残なのか、それとも・・・。 指導が終わり、夕飯の買い物へと私は機械的に体を運んだ。 路地から駅前ロータリーに出ると「ちんどん屋」さんが

          日記 真夏の夕方に

          ゆめの棲家-1〈連載小説1〉

           とうとう、我が家にその日がやってきた。  あと10年と少し過ぎたら、夫も定年退職して退職金が入る。私がコツコツ積み上げてきた年金型の保険が満期を迎え、そのお金も入る。  こう言っちゃ縁起でもないが、互いの両親の誰かにお迎えが来たら、幾ばくかの遺産を頂戴できる算段もある。だが、いまのところ昨今の高齢者の人口増加はあの世でも深刻な問題なのか、お迎えが来る気配はない。  しかし現実には、10日ほど前、築50年のマンションの一室である我が家の脱衣所の床が抜けた。我が家に「終わり

          ゆめの棲家-1〈連載小説1〉

          ちょこっと夢のはじっこを齧ってみる

          2023年8月3日。 世の中的には相当遅ればせながら、コロナワクチンを打ってきた。 しがない非常勤講師で身過ぎ世過ぎしている私でも、仕事に障りが出ない夏休みはワクチン日和である。 いま時分にワクチン接種しているのは、お年寄りか持病を持ちの中年くらいで、接種予約センターも病院ものんびりしたものである。 私が行く小さな町医者では、看護婦さんが商店街のうちわでダイソンの冷房の風をさらにかき回しながら、集うご老人の常連さんたちと四方山話をしていた。 「あなた、ワクチン接種した今

          ちょこっと夢のはじっこを齧ってみる