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教員免許をとるには

4年制大学へ通いましょう。

おわり




というわけにはいかないので、超個人的な意見として教員免許をとるための心構え的なところを書きますね。

はじめに

教員免許をとるなら、教員になってください。
「とりあえず免許だけとっとこうかなぁ」みたいな気持ちで免許取得を目指すのはやめましょう。
時間のムダです。

今の時代、娯楽は数えきれないほどあるし、物理的に距離の離れた人とコミュニケーションをとる方法も確立されています。
だから「とりあえず」なんて考えているコトに対して時間を使っているヒマはありません。さっさと自分のやりたいことに集中しましょう

やりたいことが無いという人で「とりあえず教師」と思っているなら、それもやめましょう。そんなに甘い世界ではありません
多様化する子どもたちや保護者、理不尽なクレーム、「慣習」という呪いに取り憑かれた学校、際限なく湧き出てくる雑務、勤務時間という概念が欠如した職場、これら全てを受け入れ、対処する覚悟はありますか?無いなら辞めておきましょう。

本気で教員を目指す人だけ、この続きは読んでください。

教員免許をとるために必要な考え方

教員免許を取得するだけなら多くの大学で取得することができます。
だからこそ、大学入学よりも前に考えていてほしいことがあります。
その前に一つ質問です。

あなたの目標は教員免許を取得することですか?

違いますよね?教員という仕事に就き、子どもたちと共に学び、成長していくことが目標ですよね。

大学は通過点でしかありません。だから大切なことは
どんな通過点を辿るか
ということに尽きます。

つまり、教員になる前に
教員になったときに活かせそうなスキルを身につけられるかどうか
が大切なのです。

進路選択

僕は中学生の頃に、国語の先生になりたいと思うようになりました。そして進路選択の際に「先生になった時にPCは絶対に使うから、PCの技術を学べる高校へ進学しよう」と考えて商業高校へ進学しました。

商業高校というのは商業に関係する専門科目を学習する代わりに、普通科目の時数が減らされています。つまり、国語教員を目指す者にとっては「国語」を学習する時間だけを見れば不利になるわけです。
現場へ出た時にも商業高校出身ということを話すと、「国語教員なのに?」と話した人全員に驚かれました。

当時の選択は間違っていなかったと思っています。
実際に高校生の時に学んだPCスキルは現場で役に立ちましたし、子どもたちへ指導することもできました

また、大学の教員養成課程は大学によってピンキリです。
僕は養成課程に力を入れている大学へ進学しました。もちろん即戦力となれるようにと考えたからです。

そして大学卒業後はすぐに教員にはならず(採用試験に落ちていたということもありますが…)保育園、小学校、高校とさまざまな発達段階の子どもたちと関われる仕事に就きました。希望は中学校とはいえ、子どもたちはぶつ切りに成長するわけでなく、絶えず変化しながら成長していくと考えたからです。

「教員免許をとる」のは通過点でしかありません。その後の自分の姿を想像して必要なことを学んでおきましょう。
実際現場に出たら新しいスキルを身につけるための時間はとれません。

趣味・特技

先ほどの例は進路選択の面から書きましたが、趣味・特技も大切です。

何かを教わるとき、初対面の人気心の知れた人、どちらから教わった方がより頭に入る、勉強に身が入るでしょうか?
おそらく後者だと思います。
これは教員と生徒においても同じで、生徒との関係ができていればできているほど授業はうまくいきます。
つまり、いかに生徒の心を開き、関係づくりができるかが大切ということです。

いつも何かに目を光らせていて、注意ばかりする先生に心を開きたいと思いますか?それよりも、ふざける時には一緒にふざけて、叱る時には叱ってくれる、そんな先生に心を開くのではないでしょうか。
そんな余裕のある先生になるためにも、趣味や特技といった余暇の上手な過ごし方というのが必要になってくるのです。
私も実際にアニメやゲームの話で生徒と盛り上がり、関係づくりがうまくいった経験があります。
今あなたに夢中になれるものがあるなら、ぜひそれを大切にしてください
そうすることが子どもたちに「魅せる」素敵な大人の姿になります。
間違っても、「勉強が大変だから趣味はやめよう」なんてつまらない大人にはならないでください。

おわりに

いまや教員免許がなくても教壇に立てる時代になってしまいました。
こんな時代だからこそ、ただの頭でっかちな人ではなく、生徒と共に歩んでいける人に教員になってもらいたいです。



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