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創業22年 ここからもっと「好き」を集めよう!

この11月で夫と二人でオープンした洋菓子店が丸22年を迎えた。あっという間のようにも思うし、すごく長かったようにも感じるけれど、年々1年が終わる速度は早く感じる。それだけははっきりと言える。
だからこそ、短期、中期、長期的に仕事、プライベートで自分はどうありたいのかを最近よく考える。けど、なんとなくぼんやりしてる。オープンから20年までは結構明確だったのに…

そのヒントがvoicyフェスには満載!ただ大事なのは思うだけでなくて、どう行動するか。
ただ今日は深く感じた言葉をここに残し、自分の意識を改めて確認し、次の行動へと繋げたい。

まず、1番リピしているのが安宅和人さんとvoicy社長緒方憲太郎さんの対談。

安宅さんの言葉は金言の数々
考えるより感じて理解するとこと、そして好きなものを増やすこと。
自分探しなんてしなくていい。何かをして感じだことが全てで、それが自分。それ以上でもそれ以下でもない。
自分なりに感じる事ができる事が幸せ。自分なりにどう受け止めるか、感じるかを耕す事が思考の中心
そしてまずは好き嫌いから。
インプットからアウトプットに繋げる力が知性
本能を喜ばせるサービスを生み出せる人がリーダ

緒方さんのお話の中で特に、そうそう!ったなったのが
自分の会社があった時となかった時の差分が自分の会社の時価総額

商売を続けていると、自分の好きがズレてしまう事がよくある。人それぞれだとは思うけれど私は自分の好きを自分の店には詰め込みたいと思ってお菓子作り、店作りをしてきた。それはお客様に「コレ美味しいです!」って心から言えるお菓子でないと洋菓子店をやっている意味が薄れてしまう気がするから。

けれど、本当の「好き」は難しい。自分自身に騙されることもよくある。

私はそんなに自信家でもないので、どうしても目の前のお客様の顔色を伺ってしまったり、流行りのお菓子を自分の「好き」と勘違いしてしまったり、お菓子の動きが悪いと不安になったり、はよくあること。

「好き」とか「美味しい」はみんな違う。だから色んなお菓子屋さんがある。それでいいと思ってる。どっちがいいとか、どちらがより美味しいとかではなく、当たり前だけど違いが個性で、それが存在価値なのだ。みんな同じならスーパーでも買える。
自分達の「好き」を突き詰めていくことこそが自分達のお店の存在意義なんじゃないか。聞いていて改めてそう思えてきた。

安宅さんの言葉がすごく沁みた。

菓子を作り続ける夫は、比較的本能の人。釣りをこよなく愛し、好きをトコトン突き詰める人。職人として尊敬している。
私は直感で動いているようで、迷う時はめちゃくちゃ迷ってしまう…なんとなくモヤモヤしながらしたくないことをしてしまう自分がいる。
ここのところ、その迷いが多い気がしている。
「好き」が突き抜けている時は迷わないから、今回の対談から「好き」をもっと直感的に感じたいと思った。

そして規模は違えど、自分のお店ができる前より、今ここにあることで、街の人達がちょっとでも幸せを感じて下さるその差分こそ、お店の時価総額。本とそうだ!

このことを肝に命じ23年目、また新しい気持ちで自分の「好き」を集めること、情報より感じることを優先したい。

その第一歩が岡山への旅であり、ずっと行きたかった倉敷、大原美術館だったように思う。

そして今日もまた観たい作品に会いに出かけてみた。
名古屋の魅力的な本屋さん「ON READING」さんで柳本史さんの版画展。この本屋さんに来るのは2度目。初めてきた時も個展が目当てだったのだけれど、本のセレクトが興味そそられるものが多くて楽しい本屋さんだ。ショップカードには「感じる、考えるひとのための本屋」とある。安宅さんの言葉と重なる…私は今、この言葉を求めているんだな、きっと。

やっぱり直に見る事ができて良かったぁ…額まで素敵。
名古屋、渋ビルを探して偶然見つけた喫茶店はsnsでも見かける人気店。幸運にも店内に私ひとりで店員さんとも地元民のようにおしゃべりを楽しみました。この後すぐに満席に!超ラッキー


ON READINGさんで買った本の情報を元に
1軒目と同じ花車ビル内にあるカフェにも立ち寄る。


名古屋 花車ビルの1階は四方が道に面していて、
それぞれの面に飲食店が道に面して営業しているのが面白い。
全方向がそれぞれ正面に見える。

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