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4月11日~4月17日 一週間日記


●4月11日 遠野よあけ氏を迎えてのシラス配信
 昼から打ち合わせを行う。玉木青、横山清正と。その後、居候をしている武蔵新城のスタジオにゲンロンの遠野よあけ氏が来訪されてシラス配信。裏のゲンロン完全中継チャンネルで万博イベントをやっていて、そっちがどうも面白そうで、若干気にしつつも楽しい配信になった。

●4月12日 どうでしょう講談の稽古をする
 溝の口まで歩いてはどうでしょう講談の稽古をする日。稽古のやる気がわいてこないときは先に歩き始めることが重要だ。歩けば稽古をするのだ俺は。

●4月13日 水曜どうでしょう講談月例会「青びょうたんスペシャル」
 昼に門前仲町で公演。この日は『水曜どうでしょう講談~ケビンコスナー~』と『水曜どうでしょう講談~フィヨルドの悪夢~』の二本。台本の出来は上々だった。パフォーマンスも悪くない感じだった気がする。毎回だが、大変楽しい時間であった。
終わった後にお客さんたちから打ち上げに誘われたので行く。これも楽しい時間であった。
●4月14日 作業
 朝から鼻息荒く出かける。神田まで行って、そこから新宿まで歩く。歩く最中は古典講談の稽古をする。途中の喫茶店によりつつ、作業をする。前日玉木青から「やるしかないのでは」と言われた水原一平講談にとりかかる。直接彼の話を物語にするのは僕の中では品性を欠くことになるので、大谷翔平=二刀流=宮本武蔵と置き換えての物語を作って台本にする。意外とうまくいった気がする。その後講談『加藤の乱』の告知文を書いたりする。
講談の稽古も新作講談を書くことも世間様から観ると特に生産性のないことなのかもしれないが、何やら妙にはかどる日であった。
●4月15日 渋谷で打ち合わせ
 朝から渋谷へ向かう。池尻大橋で電車を降りて歩く。喫茶店で作業をして、立ち食い蕎麦屋でわさび菜天蕎麦を食べる。なかなか美味しい。
その後、いろいろと不味いことになって動揺で瞼の痙攣が止まらなくなる、打ち合わせ相手にジャンキー野郎だと思われていなければいいんだけれど。
その後、予約していたお笑いライブに行く。昼間の動揺が冷めやらず、全くうまく笑うことができない。これは全然自分の責任である。心が動かない。大変好きな芸人さんが出てきても笑うことができない。胃に8キロの冷たい石を詰められているような息苦しさがあった。定期的に開催されているコンセプトのあるライブであるから、また自分のコンディションを整えてから行ってみたい。
●4月16日 鬱状態
 この日は全く動けない日であった。水曜どうでしょう講談を終えたあたりで「きっとまた波がやってくる」と思っていたが、この日であった。全力を出しても布団から立ち上がれない。ただ、布団に押し付けられる圧力は若干弱く、今回の波はそこまで強くないことを感じさせた。
●4月17日 武蔵新城での配信
 鬱状態から脱して、いや、どう考えてももう一日鬱でつぶしてしまうと、様々なことが間に合わなくなる計算だけは立っていたので、無理やり朝から溝の口に歩く。古典講談の稽古をする。最近もっぱら溝の口まで歩いては稽古をしている。ちょうどいいのだ。2キロくらいか。そして2キロ歩いて稽古をした後に溝の口の喫茶店に入って作業をし、そして「あ、しんど」とおもったら電車で武蔵新城に戻り、「まだいける」となればまた稽古をしながら歩いて帰る。
この日は帰りも歩いた。
 夜は水曜どうでしょうD陣が僕の居候しているスタジオにやってくる。YouTube配信。料理配信になった。まさか藤村忠寿の作ったとんかつを食べる人生になるとは学生時代には思わなかった。不思議なめぐりあわせである。何もかも人生が予定通りに行っていない。もっと地味で堅実な人生になると思っていたのに、なんだか愉快な形になってきている。


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