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3月23日 帰阪

 朝、武蔵小杉の行政サービス出張所に行き、住民票の写しを貰う。前日の区役所での90分待ちを経験しているから、ある程度の覚悟をしていったのだがすごくスムーズ。待っている人間というのが居ないし、窓口側には3、4人の係の方がおられて、向こうの圧勝という感じ。ありがたいことである。川崎市の印象がぐっとよくなる。

 思ったよりも早く住民票が取れたので、早めに大阪に戻ることにする。武蔵小杉から新横浜、新横浜から新幹線に乗って大阪へ。3列の窓際の席を確保できたのだけれど、通路側と隣に夫婦+赤ちゃんがやってきて、隣に座った男性がパソコンを取り出して動画の編集等の仕事を始めるので、トイレに行くことができない。トイレを我慢し続ける旅となった。

 大阪に到着して、梅田で美容室に行っていた妻と合流。妻の仕事の話などを聴きながら帰宅していく。謝ることのできない人、についての愚痴等を聴く。東京にはこういう風に自分のことを話を無造作風に話をしてくれる人ってのが居ないな、と思う。社会性を間に置いての人間関係しかない。まあ、それが普通なんだけれど。なんとなく東京に物足りなさはある。ずるずるべったんは不倫をするしか解消する方法はないのだろうけれど、そんな性欲も意欲もわいてこない。もう僕の性的人生は終わったのだ。性の介在しない不倫を志向するか。それは不倫なのか、事によると不倫よりも不倫な気もするからおとなしくしていよう。

 帰宅するとやはり猫がいる。猫は僕の帰宅に驚いているようで、与えたおやつも食べなかった。が、暫くすると「驚いていても仕方がないな」という風におやつを食べ始めた。偉いやつである。そのまま暫くおもちゃで遊び、スーパーに出かけ、晩御飯を購入する。鶏肉と、ブリのアラ、キャベツなど。
妻が会食へ出かけたので、キャベツと鶏肉をみそ炒めにしようとキャベツを切っていると、指をざっくりと切る、血が止まらない。とりあえず包丁を洗い、みそ炒めを作り、食べ、ウイスキーを飲む。血はまだ止まらない。スーパーでばんそうこうと消毒を買い、手当てをする。書いている今もばんそうこうはしたままである。左手の人差し指。パソコンを打っていたらまた血がにじんできた。大丈夫なのか。

 妻が十分に酔っ払って会食から帰ってくる。指の怪我のことを言うと「大丈夫?腐り落ちるんじゃない?」と恐ろしいことを言うので恐ろしい。猫に乱暴をされて菌などが入らぬように過ごしていかねばならぬ。

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