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3月嬉しかったこと10選

のびのびと過ごした大学1年生の春休み。
うっかり忘れてしまいそうな、嬉しかった出来事を記録する。

1)「使える」と言われた

展示準備のお手伝いをした。
大急ぎで作業が行われる中、針と糸が必要になった。私がお裁縫セットを取り出すと、デザイナーのおばあさんに「あんた使える!」と言われた。その高飛車な褒め言葉にすごく安心した。

針と糸があれば大抵のことはできる、という信条を貫こうと思う。



2)あだ名で呼ばれた

私は大学でもバイト先でも、名字に「さん」をつけて呼ばれている。私もほとんどの人を同じシステムで呼ぶ。(名字が思い出せない時を除いて)それで十分快適である。

この春休み、旅行中に出会った人たちから「(名前)っち」と呼ばれた。
少し恥ずかしかったけど、心の中に手招きされているような、柔らかい気持ちになった。 



3)意外と英語を話せる   

私が通っていた高校は、英語教育を重視していた。周りにはネイティブイングリッシュスピーカーがたくさんいたから、いつしか自分の英語力にコンプレックスを抱くようになった。

現在、京都は桜のシーズンで
英語での会話を必要としている人で溢れ返っている。

バイト先ではもちろん、ショッピング中に店員さんと観光客の通訳をしたり、私の錆び錆びの英検準一級が輝きを取り戻しつつある。


写真を撮るのが上手な友人がいる。
私は彼の技術はもちろんのこと、その技術を利用している点を尊敬している。「得意」を自分の中に閉じ込めずに、誰かのために利用している姿は本当に生き生きして見える。


私も間違いを恐れずに、役に立てそうなら出しゃばってみよう。語彙や文法も、また少しずつ勉強をしようと思い始めた。



4)「名刺は無いのか」と言われた

東北旅の間、行く先々で「あ、私は、京都で、、えーとデザインの勉強を、、いや、専攻とかはまだ分かれていなくて」みたいな酷い自己紹介をしていた。

そんな何者でもない私に対して、
秋田で出会ったおじいさんたちは「君を覚えておかないと。名刺は無いのかい」と言った。

How  respectful they are !!

名刺持っていないです、と言ったら、おじいさんたちの名刺の裏に名前を書かせてくれた。




5)ときめかなかった

中学校の部活仲間で集まってご飯を食べた。
ひたすらに校舎の周りを走っていたあの頃と同じように、素朴で気の置けない関係でいられることがとても嬉しい。

彼らについて、キュンもドキッもいらない。
ホッ 一択である。



6)「全部楽しかった」

母が京都に来てくれた。
すれ違った人への感想を共有したり、向こうのホームのカップルにアテレコしたり、京都でなくてもできるくだらないことでたくさん笑った。

その晩、母から
「今日は1日ありがとう。全部楽しかった」
と連絡がきた。

全部!?
私と過ごした一瞬も例外なく楽しかったという認識でいいのでしょうね。
ものすごく嬉しかった。

もちろん私も楽しかったよ。


7)お見送りさせてもらった

兄が東京へ引っ越す。
浪人中も大学生になってからも、いつも面倒を見てくれていた。一人暮らしを始めた私がさみしくないように、特に、惨めな気持ちの時や胸を張れるような場面にはなんとしても駆けつけてくれた。

出発の日の朝、一緒に朝ごはんを食べた。
感謝の気持ち伝えることができて嬉しかった。引越し前なんて忙しいに決まっているのに。今までありがとうと言う機会を設けてくれる事自体が兄の優しさである。



8)「かわいい」と言われた

かわいいと言われるのは嬉しい



9)頭からいい匂いがする

シャンプーとトリートメントが一緒に無くなった。珍しい現象である。

その日は、お給料日で、雲がまるまるしている春の陽気で、とっても気分がよかった。

いつもの倍の値段する商品をかごに入れた。

お風呂もドライヤーも朝の身支度もすべてが楽しくなり、生活リズムが整った。

良い買い物だったなぁ



10)note を4本投稿した

毎月一度くらいは文章を書こうとしている。

振り返ってみると、今月は4本も書いていたことに気づく。

何かに合格したとか、いくらもらったとか、
自分が得たものを箇条書きにできるような月ではなかったのにも関わらず、書きたいことがいっぱいあった。

それは、良い春休みを過ごせたことの証拠のように思える。




以上、今月嬉しかったこと10選。

文章だと実際の君よりも暗い印象だね、と言われたことを受けて、明るい内容でなるべく元気に書いてみた。

あえて書き出してみると、印象に残っている嬉しかったことは、他者との関わりによるものがほとんどだとわかる。

明日から新年度。
新しい出会いもあるかもしれない。
ひとりでいるのは好きだけど、人付き合いもめんどくさがらず、お互いの感情がふわりと揺れる瞬間を大切にしていきたい。




今月書いた文章


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