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うつくしい食べもの 2024.4.29

こんばんは。
みなさんはゴールデンウィーク中ですか?
お休みの方は楽しんでください。お仕事中の方はお疲れさまです。

わたしの仕事は普段自分で勤務日や時間を決めやすい分、大型連休みたいなのは少し作りづらくて、昨日・今日はお休み、明日から3日間仕事したあと3日お休みして、仕事スタートの予定です。
がっつり仕事したあとしっかり休んで切り替えてまたがっつりみたいな働き方があまり得意じゃないので、シフト制のちょこちょこ休みは気に入っております。
わたしは土日の2連休がないことよりも平日休みがないことの方が辛いタイプで、仕事だけではないですが、こういう自分は何を許容できて何をすることは無理なんだろうということがわかってからすごく楽になりました。


さて、今日は書くことを項目にわけてなんとなくサブタイトルをつけております。

うつくしい食べもの
3日前だったかな、会社の先輩とお昼を食べに行きました。

オムライスってなんでこんなにうつくしいんですかね。
すこやかな黄色とレモンみたいなかたちとケチャップの赤を見ると自動的に嬉しくなってしまい、もう存在そのものが好きです。
(最初にあのかたちを作った人を表彰したい)

これは先輩にいただいたマカロン。ミルクティーをお供に。
マカロンは食べものなのに、なんでこんなにかわいいんでしょうね。

わたしはおしゃれなレストランやカフェに詳しい人間ではないのですが、友達付き合いや仕事関係で入ったお店でびっくりするほどうつくしい食べものが出されるときがあって、はっとします。
食の美観に無頓着で生きている分、食べものという消えものがそこにうつくしく存在してることのまばゆさと、それをそのように整えた人がいるんだということに、すごく違う世界を感じてどきっとするんですよね。

子どもの視点
ゴールデンウィークなので街中に家族連れが多いのですが、昨日飲食店に入ったところ或る家族の小さい女の子がドリンクバーコーナーの予備ドリンクを常備しているミニ冷蔵庫みたいなのを開けていまして、
親御さんが「あーあー開けないよ」ととめていたのですが、女の子は妙にそれに執着する様子。
その家族連れがいなくなったあと、お母さんと男の子の親子があらわれて、さっきの女の子よりも少し大きい男の子、やっぱりその冷蔵庫を開けたんですよね。なんか、すごく気になるような感じで。

わたし、その2人の子を見てふと、小さい頃って気になって仕方がないものがあったなと思い出して。
そのミニ冷蔵庫はわたしから見ればよくある簡素なデザインの何も面白くないもので、というか30年以上も生きていると街中の大体のものは見慣れたつまらないもので、あれに触ってみようとか近くで見てみようとか思うことはほとんどないのですが、あの子たちはこの雑多な中から(あれが気になる)と見つけ出したんだなと。
そして、確か自分も小さい頃はそうやって生きていたんですよね。

こういう純粋な好奇心と結びついているからか幼少期の記憶はわたしにとって大事なものです。
わたしは93年生まれなのですが、その頃の街の色合いは今のように綺麗でパキッとしたものではなくて、褪せていたり、薄暗い場所が多かった。
ペンキの剥げた公園の遊具や、木が茂りすぎて真昼でも薄闇に包まれた神社、陽に焼けた政治家のポスター(写っている人の目や鼻に画鋲が刺さってそれがギラっと光っていた)。
そういったものを、あのときの自分にとっては何か特別だったものを全部忘れないようにしてあげたいなぁと思ったお昼の出来事でした。

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