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まるで梅小路だったな

夏以降、仕事内容が変わり、勤務の仕方も変わり、生活時間が完全に狂った。それによって体調にも変化が出てきて、あんまり状況がよくない。そんな体の不調によりプライベートで失敗もしてしまい、申し訳ないし、ショックだし、しょんぼりとしてしまった。思い当たる原因があるので、ちゃんと病院で検査しなきゃなあ、とおもう。(この予想があたっているのなら、たいしたことはないはず、でもそれなりに加療が必要、なんだけど)

ここ数日で一気に季節が進んだ。日の短さを感じるし、朝晩ひんやりするし、日中も足がめちゃくちゃ冷えて靴下をはくようになったし、すっかり秋だなあ、とおもう。もともと寒いのが苦手で、冬よりは夏のほうがマシとおもっているけれど、今夏の暑さは地味に堪えて、暑さで夜眠れないことも多かった。(夜は冷房をつけないので。冷房にも弱いので。) なので、少し涼しくなって、過ごしやすくなって、ほっとしている。季節の変わり目は体調を崩しやすいと言うので、そこはちょっとマイナスだけれど、基本的には季節に敏感でいたいタイプだ。

今日、くるり主催の京都音博があった。いつもなら毎年、夏のほんとの終わりのこの時期、京都の梅小路公園で開催されている。けれど今年はスタジオライブの配信という形だった。(「配心」と言っていた) 

梅小路公園でやる音博には2回行ったことがある。仕事の関係で毎年は行けないのだけれど、ゆるやかなフェスで、のんびり楽しめて、夕暮れの涼しい風を感じながらやさしい音楽を聴くことができて、とにかく好きなイベントだ。

音博は、梅小路で聴くからこそ、音博らしくてよいのだが、今年は仕方がない、家でゆるゆる聴こう、とぼんやりと配信を見始めた。失礼な話だけれど、期待値はそこそこだった。けれど、音楽やセットリストがいかにも音博らしいやさしさにあふれていて、いつもの会場の雰囲気を彷彿とさせるもので、けれどいつもの会場ではないもどかしさが郷愁をかきたてて、これはこれで特別な音博だなあ(すばらしいなあ)としみじみおもった。音楽の力はすごい。(ついでに過去に行った音博のとき、それぞれすきな人がいたので、その人への気持ちも連れて行ってたなあ、とか、そのころ、好きな人と音博に来れたらいいのになあとおもってたこととか、思い出した。若かった…そしてその夢は未だ夢のままで、このまま死んでいくようなきがしている。)

サポートメンバー含めて6人編成のくるりは、セットリストに10年ほど前の曲を多めに入れてくれた。わたしは2009年秋にくるりにどハマリして、その年の年末にはじめてくるりライブに行った。(ひとりで) 今日は、そのライブで演奏してくれた曲が多かった。曲を聴いて、そのころのじぶんの状況を思い出した。まだ学生で、青かったんだよなあ。

くるりはわたしの20代に寄り添ってくれたし、30代の今も寄り添ってくれているなあと感じた、ライブ配信でした。来年は梅小路公園に聴きにいきたいな。

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